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2023 08/24【 CB250R−TMを楽しむ 】




前回の記事から、一人でバタバタすることが増え、いざ出かけようという時に限って悪天候に見舞

われたり、そうこうしている間に信じられないほどの暑い毎日と線状降水帯、台風に襲われ、なか

なか出かけられない日々が続いて気付けばもう数か月が過ぎてしまいました。


NWJCさんのサイトで高田さんの記事がアップされました。


CRF250Lをバイク旅ができる「ツーリングマスター」に仕上げ、走りに行ってとても楽しそうです。

それを読み終わって自分もCB250Rツーリングマスター(以下TM)で走りに行きたくなりました。


久しぶりに走るのなら西が良いなあ、と思っていたのですが、先日の台風と線状降水帯の影響が

少なかったところのルートをつないで楽しむことにしました。


しばらく動かしていないバイクとライダーを慣らすため、行きは高速を使い、帰りは一般道ワインディング

をつなげて楽しみます。


今回はトップケースとサドルバッグにいつも必ず持っていく荷物を詰め込んでスタートです。



高速では抜群の直進安定性でプロテクション効果抜群のNWJCオリジナルのスクリーンと相まって

流れをリードできる巡航速度で走り続けることが可能で、コンフォートシートは乗り心地と足つき性が

両立され、見直されたポジションは全く無理が無く快適そのもので丸一日走っていられます。


途中ゲリラ豪雨に何度か遭遇しましたが、NWJCオリジナルスクリーンは大粒の雨から体を守って

くれましたし、雨の中も不安なくライディングを楽しめるのもツーリングマスターならではです。





ワインディングでは水を得た魚で右へ左へヒラヒラと荒れた路面では突き上げることが無く、しなやかに

走れて荷物の積載を全く感じることなくライディングの楽しさを満喫できました。



また途中、気になるものがあって立ち止まったり、興味津々に小道に入り込んだりできるのも、

NWJCの高田さんがライダー目線で企画された「ツーリングマスター」ならではで、「やっぱり最高や

な!」思わずニコニコ。



まさに「速さより心地よさ。自由気ままにフィールドを広げて楽しめる旅バイク」です。

メーカー出荷時のCB250Rでは想像できなかった楽しさを改めて実感した一日になりました。



[ メーカー出荷時CB250R ]



3年前新車でCB250Rを購入してメーカー出荷時のまま慣らしをした事を思い出します。

ポジションは妙に前傾で膝の曲がりがきつく首、肩、背中、腰に負担があり、エンジンは、全体的

にトルク感なく、レスポンスも悪く失速させないようにずっと気遣う必要がありました。


もともと、荷物を載せることは一切考えられていないので荷かけフックもないですし、高速巡行や

ワインディングは軽量な車体でも苦手で、シートも座面は固く太ももの内側に角が当たるし、50

kmも走ればバイクを降りたくなる代物。


NWJCさんで乗せてもらったCB250R−TMが購入のきっかけですが、本当に同じようになる

のか信じられず、えらいものを買ってしまったと後悔していたことは以前の記事にも書いた通りです。


高田さんに慣らしの?アドバイスを受け、拘りのメンテナンスによりエンジンのパワーフィーリングも驚くほど

良くなり、自分のCB250RがCB250R−TMとして仕上がったことを実感しました。


NWJCさんで乗った時と同じになり、たっぷり荷物を積んだ状態で、あらゆる路面でこれだけ走りを

楽しめるなんて。

まさに、「工業製品では完成品でも、道具としては未完成」がよくわかる出来事でした。



[ 僕の自慢話ではありません ]



僕がそうであったように、CB250Rに乗っている方には信じられない話ではないだろうか、まして

CB250R−TMで剣山スーパー林道を楽しんだことなど、単に僕の奇をてらったライテク自慢話

か武勇伝と捉えられていないだろうか。



決して僕のライテクや自慢話ではありません。CB250RがNWJCツーリングマスターとして仕上

がっているから楽しめるということをお伝えしたいのです。



[ 旅バイクとしての積載力 ]



バイク旅には積載力が必要ですが量的には車格にもより限界があります。積載した状態で操縦性

や安定性に違和感や問題があっては楽しむことは出来ません。


CB250Rを町でよく見かける、リアキャリアとトップケースだけで走らせるとどうなるか、体験して

みました。


前の動きに遅れて後ろがねじれて動く感覚で常に積み荷に影響される不安定さは、コーナリング中

に路面の凸凹を拾うと前後が一体感のない動きに替わり、ハンドルを左右に振られたときは死ぬか

と思いました。ライディングを楽しむどころではありません。


CB250Rでリアシートの後ろにトップケースだけを装備して乗られている皆さんは、こんな怖い思い

をしないために妥協しながらCB250Rに乗られているのではないでしょうか。もしそうであれば

僕が言う話もかなり無理をした自慢話となり、とても信じられないことなのではと思いました。


250クラスに荷物を満載すると、まともに走れなくなってしまうのはCB250Rに限った話ではなく、

セロー250やCRF250Lでもよくお聞きすることです。


最近アップされたNWJCさんのサイトのユーザーボイスでも積載時のセロー250の不安定さをお話し

されています。
(こちらのリンクからご覧ください)
★ユーザーボイス :「 セロー250改良レポート 」


現在CB250R−TMに乗るRBRのお客様のKHさんも以前乗っていたセロー250に荷物を積んで

出かけた際に、高速でハンドルが振られて死ぬかと思われたそうで、購入されたショップで相談し、

車体つけるダンパーを勧められ装着したそうですが解決しなかったと言われています。


CB250RがTM仕様として完成した後、NWJCさんで試乗させていただいたセロー250TMは、

まさにツーリングマスターのコンセプト通りに仕上げられた旅バイクであることを実感しました。



[ ツーリングマスターのファンとして ]



ツーリングマスターのセールスマンのようになっていますが(笑)

僕はバイク屋ですがNWJCツーリングマスターのファンの一人です。


今までサイトでお伝えしたようにCB250R−TMでも、カブ110NWJCコンプリートでも、僕が一人

のライダーとして楽しむことで、RBRのお客様方が荷物を満載してこんなに楽しんでいるとは、

ほとんどの方が信じられない話だと思います。


くどいようですが、ライテクは関係なく、気負うことも無くバイク旅を楽しめるツーリングマスターとして

仕上がっているからこそ、とお伝えします。



[ 元SRカスタム屋が知ったSR500の意外さ ]



NWJCツーリングマスターのコンセプトは

「速さより心地よさ」「何かに特化することのない曖昧さ」「和洋折衷のようなおおらかさ」です。

SR500−TMを丸一日お借りして瀬戸内を周り、そのコンセプトを目の当たりにした思いで、

20年前に生産が終了したSR500の意外さや楽しさを満喫したのは素晴らしい体験でした。


長くSRのカスタムを専門にやっていましたが、SRが荷物をたっぷり載せてワインディングを安定感

のある活発な走りで、高速も楽々巡航できるなんて思いもしませんでした。


SRがツーリングマスターとして仕上がると、ビッグシングルの鼓動感を楽しみながら荷物満載でも

いつまでも走っていたいような、ご機嫌な旅バイクになるなんて想像すらできませんでした。


キックスタートもサイドスタンドやメインスタンド不要で、軽く踏み込むだけであっさり始動しますから、

景色の良いところで休憩や、写真を撮るためにエンジンを止めるのも全く億劫になりません。


SRがこうなるのだったら、所有していたSRを売らずに持っとけば良かったと今も後悔しています。


このような経験からバイク屋RBRは、バイクを売ることを最優先するよりも、乗り出してから始まる

皆さんのバイクライフがいかに楽しめるか、バイクと良い時間をいかに過ごすことができるか、そのお

手伝いがバイク屋の仕事ではないかと思うのです。




※CRF250L−TMですが、アップライトなポジションなどオフロード車ベースというのもとても

良いのでまた試乗させていただける機会がありましたらご紹介いたします。

次回に続きます


※下記リンクから是非ご覧ください

NWJCさんの記事です

↓文字をクリックです。

★バイク屋の備忘録 :「 CRF250Lをバイク旅で楽しむために 」

★ユーザーボイス :「 セロー250改良レポート 」



RBRの過去の記事です

↓文字をクリックです。

「 CB250R−NWJCツーリングマスターについて 」

「 私のダウンサイジング第2弾 CB250R新車購入 」

「 SR500NWJCツーリングマスターに乗る 瀬戸内ツーリング編 」

↓CB250R−TMで剣山スーパー林道を走り、僕の自慢話と思われそうな(笑)記事はこちらです↓
「 CB250Rが深化してNWJC ツーリングマスターCOMPへ 」






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