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2020 09/18【 私のダウンサイジング第二弾、CB250R新車購入 】




先日、めでたく「おじいちゃん」になり、孫の可愛さとともに加速した、バイクのダウンサイジングへの思い。

ダウンサイジング第一弾で手にしたカブ110NWJCコンプリートでとても充実したバイクライフを送っていますが、

家族も多く要介護者がいる身であると「今日は何事もありませんように」と祈りながらキャンプツーリングなどに出かけていたりしていたので「緊急の時には高速道路で帰れるバイク」も考えないとなあ・・・・・。

私のダウンサイジング第二弾は軽量コンパクトな250が最適と考えていました。


[ NWJCさんで見かけたCB250R ]



先日記事をアップしたIさん家のボンネビルのエンジンコンディションを整えにNWJCさんに行った際、CB250Rを発見。

実は軽量コンパクトで、丸いライトケースのおっさんでもなんとか所有できそうなカタチで候補に挙げていたバイクなのです。


CB250Rの傍らには高田さんがおられるではないですか。

てっきり新車のチェックなどをされているのかと思いきや、これはお店の車両で、これから高田さんが楽しめる旅に使えるバイクに仕上げるとのこと。


「ホンマですか!」今の自分のダウンサイジングの思いと一致するのに驚きつつ、

(高田さんだけにこんな面白そうなことをさせてはいけない(笑))

と思い、それなら私も!と、もともと良いなあと思っていたCB250Rなのでその場で注文(笑)

ほどなく2020年式新車CB250Rがやってきました。


本当は電車でとりに行って、慣らしがてら紀伊半島をウロウロしたかったのですが、折からの悪天候で断念。店の軽トラで持ち帰りました。

翌日無事にナンバーも交付になりCB250Rによる「RBRオヤジのダウンサイジング第二弾」が始まりました。


[ なんか変だぞ ]



新車の初乗りの気分は高校生のころから変わっておらず、前夜からそわそわ(笑)

バイク屋ですけどユーザーの一人ですから、この気持ちは皆さんと同じです。

寝つけずに深夜にネットでCB250Rに関するレビューをあれこれ読んでいると、なかなか素晴らしいバイクらしくかいてあるではないですか。

もともとこの手のレビューを信用してはいけないのはわかっていたのですが

自らの出資に安堵したい気持ちで読んでいました。


翌朝、少し冷静になってCB250Rを目の当たりにすると昨晩の印象はずいぶん変わることになりました。

初乗りに出かける準備にかかると、なんと荷かけフックが無い。どこを見ても荷物をしっかり固定するためのものが何もない。

メーカーサイトで街中での使用を強調していたようで、純正アクセサリーはシートバックしか用意されていませんし明らかに容量不足で防水でもありません。

街中なら荷物は無い、またはデイパックを背負って走れとでも考えているのでしょうか。


走り出しても何だか低中速が無く、街中やワインディングではとても扱いにくく、立ち上がりでアクセルを開けても失速し慌ててシフトダウンするなど、どうやって乗れば良いのか悩む始末。

それにシートは最悪で50kmも乗ればお尻は痺れ、内腿はシートの角で痛くなり、ポジションも悪くて下半身が前へ前へ移動しタンクに当たって股間が痛いし、クラッチレバーが何でこんなに遠いんや・・・・・。

メーカーHPや雑誌やネットで得たイメージとの大きな違いにビックリ。

痛いシート


荷かけフック無し!




[ 聞いて無いですよ! ]



こんなことで、しょっぱなから期待を大きく裏切られてしまい僕は失意の中にあり

折からの悪天候でちまちまとした慣らし走行しかできないことに悶々としながら過ごしていると、NWJCさんの高田さんのブログがアップされている・・・・読み進めると・・・・・え〜〜!!

何をされているのでしょうか!確か諏訪方面にテストで出かけられるのは聞いていましたが、何と林道を走っているではないですか!!高田さん聞いて無いですよ!!

何と、僕と同じバイクが林道を?フル積載で?信じがたい写真に衝撃を受けました。

まだ慣らしも終わらない僕のCB250Rでは考えられないというか思いもつかないまさかの出来事です。

大急ぎで高田さんに電話してお聞きすると、

「ははははは、良いバイクに仕上がってきたんで林道に行ってきた。楽しかったー」
とおっしゃる。

「え??ホンマにCB250R、そんなに仕上がってきたんですか??」

「そうだよ〜、もう最高、良いバイクになってきたよ。そう言えばキミのは慣らしもまだだったよね〜、うかうかしてるとおいてっちゃうよー(笑)」


[ 具体的にお聞きすると ]



SL230NWJCツーリングマスターとVTR/TMを足して2で割った感じで、和洋折衷のおおらかさと何かに特化することのない曖昧さに磨きがかかって「一般道ではとってもGOOD!!」だそうです。

この言葉にしっかり心が掴まれてしまい、「めちゃくちゃ良いじゃないですか!!あー!早く仕上げたい!」(笑)

一緒に走れなかった悔しさがありましたが(笑)

これは僕にはこの上ないグッドニュースでした。

僕が衝撃を受けたNWJC高田さんのブログを是非ご覧ください。
↓文字をクリックです。
★バイク屋の備忘録 :「 CB250RをNWJCコンプリートへ 」


[ 実体験をフィードバック ]



そして記事にありましたが、トライアンフストリートトリプル675のことは懐かしく思い出しました。

僕も試乗しましたが、高田さん指示のもとアキラさんが仕上げたストリートトリプル675は本当に素晴らしいバイクでした。


恐ろしいほどパワフルであっというまに途方もないスピードに到達するのですが、街乗りでは低中速で粘りとても乗りやすく、足回りはしなやかで良く曲がり、ワインディングは6速ホールドでも走れてしまうほどフレキシブル。

積載もマス集中で、フル積載であっても高い運動性能は損なわずに荷物を気にせず、嬉々としてライディングに没頭できる。

当時、ストリートトリプルがこうなるのだったら自分も欲しいと思うほどでした。

NWJC高田さんのブログにあるCB250Rの写真を見ていると、あのストリートトリプル675の時のノウハウがフィードバックされているんだなあとしみじみ思うのです。


[ 普通ではありえないこと ]



一ユーザーとして購入したCB250Rですが、NWJCさんのお客様や僕の場合はNWJCの高田さんが楽しんで仕上げておられるので、素晴らしいCB250Rライフが目の前に広がると当たり前のように思っていますが、世間一般では悲しいことに当たり前ではありません。

他車種であっても購入後に今回の僕のように「ぜんぜんちがうやないか!」と思うユーザも多いと聞きます。

これはバイク販売において、様々な媒体で作られた、メーカー主導と思うような根拠のない高い前評判を利用するのが一般的になっているためで、実際と違っても「こんなもんですよ」と逃げてしまえば終われるわけです。

挙句の果てに「ユーザーのスキルの問題」にされてしまう例もさんざん見てきました。トライアンフストリートトリプル675なども街中でクラッチを切るとストールしてとか、空冷モダンクラシックではこんなもんですよ・・・・などなど。

※この記事もあわせてご覧ください
[ ストリートトリプルのエンジンコンディションを整える ]

バイクライフが豊かなものになるか、もうこりごりになるのかは販売店にゆだねられています。

売れれば接待的イベントへのご招待で終わりではなく、NWJCさんのように乗り始めてからの楽しみを提供できてこそバイク屋ではないかと思いますしRBRが目指すところです。


[ 同クラス他車を見る ]



VERSYSやVストームの250ccツアラーを調べると意外に重たく、空荷の状態で190kg近くあるのでいつもキャンプに持っていく荷物を足すと230kg前後になってしまうので、ちょっと荷が重すぎます。

デュアルパーパスのCRF250Lでも考えたのですが、コンパクトなオンロード車の方が今の交通環境になじむと思うとこもあり、CRF250Lは製造中止となり次の生産の目途がたっていないらしく、手に入らないのではどうしようもないですよね。

レブルは足つきが良いのですが、足が前にありハンドルをつかみに行くポジションは、道を選ぶことになり長距離には向かないし積載性もない。

車重も170kgと意外に重く、タイヤ交換時も前後で5万円超となるのも気になりますよね。

CB250Rだと重量144kgホイールベース1355mmと軽くてコンパクトなところが利点で

これに荷物を足しても190kgくらいに収まります。


[ CB250Rが仕上がっていく過程をお知らせ ]





早く慣らしを終わらせるぞ!!が

今の目標ですがこの模様も次回お知らせします。

このページでは、すでにNWJCさんではCB250R/NWJCコンプリートとして深化して、それを追いながら、RBRのCB250Rが完全ノーマル車から仕上がっていく過程をお知らせしていきます。

どうぞお楽しみに。

僕自身がとても楽しみなんですけど(笑)

次回に続きます。





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