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2020 03/12【 SR500NWJCツーリングマスターに乗る!その二「瀬戸内ツーリング編」 】




前回SR500NWJCツーリングマスターに100kmほど乗って見ると、

今まで乗りにくくて、しんどくて、長距離なんてもってのほか!と思っていたSRなのですが、

思い込みとは真逆の好印象に驚きました。


[ 荷物を積む ]



長距離も楽しめそうなSR

もうツーリングに行きたくてワクワクします(笑)

行先は久しぶりの瀬戸内をぐるっと回るルートに決定。

前日は早めに仕事を切り上げて荷物の積み込みです。

いつもカブ110NWJCコンプリートで使っている防水サイドバッグと、トップには最大で75Lのキャンピングシートバッグを装着するのですが、これがまた、あっという間に装着完了です。

しかもしっかり留まり、まったく動きません。すごくよく考えられたキャリアとサイドラックです。

テントにシュラフにタープ、イス、テーブル、調理器具、工具等々、いつもキャンプに行くときのフルセットをバッグに詰め込んで、早々に荷造り完了。

この状態でSR500NWJCツーリングマスターはサイドスタンドでしっかり立っていて、ノーマル車にありがちなフワフワな足回りで沈み込み、反対側に倒れるのでは、という心配はありません。

荷物を載せた姿がカッコイイSR500NWJCツーリングマスターをニヤニヤしながら眺めて就寝。

明日は早朝スタートです。


[ 驚きの高速巡行性能 ]



朝、自宅前でチョークを引いてキック一発始動。

静かでアイドリング付近から十分なトルクを発揮するノーマルマフラーに感謝しながらスタート。

名神、阪神高速を通り、まず淡路島を目指します。

その昔、SRで高速なんて絶対嫌や!と思っていたのを思い出しつつ吹田ICから名神を西へ。

荷物の重量が無いかのような加速に「おおっ!」と思いながら本線に合流。

ファイナルもノーマル、80km/hで3500rpm。

ここから加速するとなんと振動が少なくなっていくではないですか。

高速巡行は不快な振動は全くなく、手が痺れることもない、抜群の直進安定性とスクリーンの防風効果も相まって、高速が快適・・・・速いし後ろの荷物を全く感じさせない・・・。


「これはホンマにSRか??」


フレームや足回りにしっかりとした剛性感のある硬質なしなやかさで

4分山となっているタイヤでもグリップ感がすごく高く、

過去の記憶にあったフニャフニャ感というか、コーナーで前後のタイヤが違う方向に向いているような違和感や、ギャップを拾うたびにドタバタとタイヤが宙に浮いたみたいにグリップしない不安感はどこにいったんやろか・・・・・。

淡路島に入ってすぐのSAで休憩。お尻が全く痛くないのに気付きます。



そう、このシート座り心地サイコーなのです。

着座位置少し高いおかげで膝の曲がりも緩くてとても楽です。

SAからすぐに一般道におりて、いつもと反対回りで西海岸を南下、大鳴門橋へ。



海を見ながらビッグシングルを楽しみます。



ノーマルマフラーは静かですが、トルクフルで走行中もしっかりとパルス感のある音を聞かせてくれます。ノーマルマフラーってこんなに良いんですね、今更ながら実感です。

NWJC拘りのメンテナンスの賜物ですよね。

また、歳がそうさせるのか(笑)行く先々で周囲に気兼ねのない音量なのがとても良いのです。


[ 一般道とワインディングの楽しさ ]








橋を渡ってすぐに一般道、鳴門スカイラインで11号線から377号線に入り山中のワインディングを走ります。いつもの海沿いルートではない道で四国をウロウロすることにしました。





500ccと言ってもシングルのスリムさと軽さでどこでも入り込んでいける気軽さ。




一般道のワインディングを右へ左へヒラヒラとバイクとの一体感でコントロールする楽しさは、ちゃんとメンテナンスされたアナログバイク乗りの特権です。

ここでもSRのノーマルのギア比は正解だったのだと改めて思います。

スロットルを開けると間髪入れずにビッグシングルならではのダダダッという加速の素晴らしさ、各ギアのつながりの良さを堪能します。

そして相変わらず荷物の存在を感じさせないトータルバランスの高さは、軽快なシングルスポーツとして楽しめます。




楽しすぎてさらに奥へ入り込んでいきました。

















やがて平野部に降りて愛媛の今治から、しまなみ海道に入ります。





すでに夕暮れ時でしたが祖母の故郷である大三島を少しだけウロウロします。








日も落ちて、尾道からは渋滞の続く2号線で見慣れない街の風景を楽しみ、快適な速度で流れる岡山ブルーラインを走り、日生を過ぎて赤穂で高速の入り口が近かったのですが、もう少しワインディングを、ということで250号線を楽しみました。









夜間走行でのCIBIEのレンズカットは素晴らしく、驚くほどワイドに照らしてくれて、特に暗かったブルーライン、250号線を快適に走れました。優しいハロゲンの光は長時間走っても目が疲れず、距離感のつかみやすさは、バイク旅を楽しむ高田さんお気に入りだけのことはありました。




やがて姫路に近づいて山陽自動車道に入り、新名神と繋いで帰路につきました。

店に帰ってオドメーターで計算すると796kmのツーリングでした。



疲労感も心地よく、まだお尻が痛くない・・・・・!

本当に楽しくて時間があったらまだまだ走りたいです。




[ NWJCさんの旅仕様を実感する ]





走りながら思ったのは、

普段楽しんでいる、NWJC2014仕様トライアンフスクランブラー、カブ110NWJCコンプリートや以前ツーリングで乗せて頂いたXR230NWJCツーリングマスターと、どれも車格や排気量を問わず、正にNWJCさんのコンセプト「速さより心地よさで走り続ける楽しさ」をこのSR500NWJCツーリングマスターでも感じたことです。

しかし、どのバイクも積載力も無く長距離が楽しめるイメージがまったく無いのもSRと同じで、世間の一般常識となっているところも面白いですね。

独自のメンテナンスノウハウでエンジンコンディションを整え、それの持つポテンシャルを最大限に引き出す事から始まり、

荷物をフルに乗せても抜群の安定感と操縦性で走りを楽しめ、サイドスタンドで安心して駐車できるように引き締められた車体と足回り。

ライディングがしやすく長時間座っていても疲れない特性シートとポジション。

走り続けても疲れ知らずに大いに貢献しているフェアリング効果の高いSR専用スクリーン。

そしてフル積載時の操安性と剛性感なども考え抜いたNWCオリジナルキャリア。

SRのリアウインカーはサイドバックを装着したフル積載状態での視認性を高め安全確保のために専用ステーで移設しています。

正直SRでこんなキャリアなどを装備した仕様は見たことが無く、重量バランスの良いところにバッグを簡単にガッチリと、びた一文動かないよう装着できて、ライディングの邪魔にならないようにライダーが前後左右と自由に動けるスペースが確保できている点です。

このようなモディファイはNWJCさんの経験値のなせる業です。

これらがすべて揃って初めてNWJCさんでは旅仕様と呼べるバイクになることは、特にSRに関しては長年カスタムなどで関わってきたSR屋としての経験から、その違いを改めて今回のツーリングで実感しました。

リンク ☆NWJC高田さんのSR500NWJCツーリングマスターの記事も是非ご覧ください!

↓文字をクリックです。

★バイク屋の備忘録 :「SR500をNWJCツーリングマスターへ」


[ 楽しいバイク旅のために必要なこと ]





最近 バイクで長距離ツーリングやキャンプツーリングが流行っているようでバイク雑誌やバイク雑誌系ウェブサイトで特集が組まれているのを目にします。

読めばわかりますが、どうやらその時だけの適当な話で企画担当者も大昔の私のように経験がほとんど無いことがまるわかりです。

そこでSRを使ったものも見かけるのですが、積載等全て、業界の人間が一般の皆さんに見せて良いのかと思うものばかりです。もともとSRは積載性が良いわけではありませんから、紹介されるように強引に何とか縛り付けるのは危険極まりなく思います。

荷物を落として後続のバイクを転倒させたり、リアタイヤに荷物を巻き込んで転倒する不幸な事故も流行りとともに増えていますので、適当な情報を巻き散らすのは良くない気がします。

また部品だけがクローズアップされるのも駄目ですね。

キャリアだけでも、バックだけでも、安全に旅を楽しめるバイクにはならず、

メンテナンスなどすべて含めて高い次元でトータルバランスが取れていないとダメなことをこの記事でおわかりいただければと幸いと思います。

新車をベースとしたNWJCコンプリート。すでに生産を終了したバイクの中から仕上げられて蘇るNWJCツーリングマスター。どれも長年の経験を蓄積したNWJCさんの豊富なノウハウでバイク本体から仕上げられていて、流行に便乗した昨日今日の話ではありません。


[ SR再発見 ]





今回のSR500NWJCツーリングマスターに乗って、大きな衝撃を受けました。

ツーリング前半は「これはSRなのか?」が、ツーリング後半には「これがSRというバイクだったんだ」と思った変化を感じて頂けたかと思います。

昔、外装パーツはもちろんエンジンパーツもふんだんに使って、いわばスペック重視のカスタムを楽しんだ時代に私もSRカスタム業者として存在していました。

しかしそういったカスタムでは、やがて皆乗らなくなるか、やめてしまうのを目の当たりにしました。

思うのですが、SRは昔のようにスペックを追い求めるよりも、スタンダードをきちっと仕上げてSR本来の良さを感性で楽しむのが今の時代にふさわしく、大切なことのように思います。

「新車の状態が最高」とする世間の常識が間違っていることも、今回のある程度の距離を走らせるツーリング試乗で体感しましたから、新車も同様にコンディションを整えて本来の良さを引き出すチェックとメンテナンスが必要です!!

また今回のSRは500ccでしたが、400ccでも同じようにNWJCツーリングマスターに仕上げれば単気筒で400ccもあるビッグシングルですからその良さを引き出して楽しめると確信しました。


今回の記事を読んだSRにお乗りの方で、心地よくバイク旅を楽しみたいとかSR本来の良さを引き出すためにエンジンをはじめ各部を再チェックしてみたいなど、何なりと気軽にご相談ください




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