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2016 10/02〜3【 トライアンフ・スクランブラーNWJC2014仕様3台で行くキャンプツーリング 「その2」】
[ バイク屋3人で行った今回のキャンプツーリングで思う、バイクのこと、ライダーのこと ]
今回のツーリングを無事に走り終えて、
「今回の道を走ってどうやった?」
と高田社長から問いかけられました。
一日目の夜にバイク屋について話したことは、現実としてバイク屋でありライダーとしてNWJC2014仕様のスクランブラーで走り回っている経験から、いろんな思いが浮かんできました。
正直なところ、
3台ともコンディションの整ったNWJC2014仕様のスクランブラーだから楽しめましたけど、
僕だけが、メーカーから出荷されたままの状態で、違和感のある調子の悪いスクランブラーなら途中で帰ってました(笑)し、こんなところに連れて来やがってと恨んでました(笑)
でも冗談ではなく、調子の悪いスクランブラーで無理してついていけば、低回転ではツキの悪いエンジンで半クラッチを多用して、
アクセル操作はラフになり転倒は免れませんし、最悪の場合は谷底に転落する危険性もありました。
僕自身、実際に乗り比べて、どれほどの違いがあるか、
その「違い」を知っているから想像出来るのです。
また、走りながら、以前試乗した最新トライアンフ・ツインのストリートツインを思い出していました。
トラディショナルなスタイルですが、最近のバイクと同じ「お助け電子制御」が装備されています。
しかし、トラクションコントロールもABSも何ら役に立たない条件下では、ライドバイワイヤーとなったアクセルの反応の鈍さは、
丁寧なスロットルワークもできず、今回のような悪条件ではアナログ感覚のみが頼りでした。
全く同じ状況で走った場合、メーカーのふれこみや、雑誌の試乗記で言えば、ABSとトラクションコントロールはついてるし、苦も無く安全に走れるのではと想像してしまいます。
でも実際はそうではありません。
当たり前ですが、バイクは人間が頭と体をフル回転させて人車一体となって操る乗り物です。
それを楽しむためには、NWJC2014仕様のように違和感を取り除きコンディションを整えて、ライダーのスキルアップにより使い慣れた道具となった車両が必要です。
もし電子制御で何処でも安全に走れると勘違いされた方がストリートツインやT120などの最新モデルで今回のルートを走った場合どうなるでしょうか。
考えただけで恐ろしい事です。
電子制御が万能であるように語る媒体が多すぎて、多くの同年代のライダーが信じ込んでいる最近の風潮は間違っていると思います。無責任な情報は怪我人を増やすだけです。
僕は「デジタルバイク」よりコンディションの整った「アナログバイク」をスキルアップにより操る方が安全で楽しめることを実際に体験しており、
今回のツーリングでその思いがとても強くなりましたので是非皆さんにお伝えしたくこのようなことを書きました。
最近NWJC高田社長のブログでバイク事情について本音を書かれていて、全く僕も同感です。
ご紹介したいので是非下記からご覧下さい。
NWJCさんの高田社長のコラム
↓ここをクリックです
SL230を楽しむ
僕のストリートツインの試乗記は下記をご覧下さい
↓ここをクリックです
[ トライアンフ ストリートツイン試乗記 ]
[ 僕と同じ50代のライダーにお話したい事 ]
僕自身の経験上
走り続けた経験からのスキルアップこそが予防安全につながります。
バイクに乗ったことがあっても数十年のブランクがある場合は情報が古くて使えません。
バイク選びの段階から初心者の気持ちになることも大切だと思います。
そしてもっと大切なのは買って乗り始めてからのバイクのコンディションの良し悪しです。
50を過ぎてコンディションの悪い大型バイクを乗るのは、いかがなものでしょう。
それでなくても重いバイクを取回す体力が無くなってきていて、立ちゴケしただけでも体のダメージは大きいんです。
経験上、スクランブラーのようにメーカー出荷状態では、コンディションが悪すぎて乗りにくい場合が大半です。慣れれば乗れるようなもんではありませんし、楽しめません。
またブランクが長いとコンディションが良いかどうかもわかりませんので、違和感があり乗りにくいと思えば、ライダーとして現役で経験豊富なショップに相談されるのが良いと思います。
[ ダウンサイジング効果 ]
そしてすでに大型バイクを持っていて、
「本音で言うと大きすぎて乗るのが億劫になっているんだけどまだバイクを楽しみたい」
と思っている方にはダウンサイジングをお勧めしたいです。
先日ハーレーをお持ちの、SRのお客様からこんな話をお聞きしました。
「歳と共にデカくて重いハーレーに乗るのもだんだん億劫になってきたんや。」
北海道には毎年ハーレーで行くんやけど、
大きさと重さで行きたいところに行かれへん、走りたい道も走られへんのや・・・。
目の前のフラットダートを走って行きたいところがあったんやけど無理やった・・。
帰ってきてからタマタマ身内の買うたSRに乗ったら、軽くてひらひらとホンマに楽しい!
これで北海道に行った方がもっと楽しいと思て、わしもSR買うたんや。
そしたら普段も今まで以上にバイクに乗るのが楽しくなったんや!!
熟年ライダーの方でダウンサイジングからバイクの楽しみが広がったお客様のナマの声です。
バイク屋RBRは、ダウンサイジングにより、
新たなバイクライフを楽しみたい方を心からに応援したいと思っています。
先ほどご紹介した高田社長のコラムでも、キャンプ場での歓談の時も、
ご自身がSL230やカブNWJCコンプリートを楽しんで緩やかな放物線を描くようにダウンサイジングしてバイクライフを楽しみたいとおっしゃっておられます。
こちらに関しても全く同感です。
また、同様に思われているバイクショップ可児の小籐社長の今回のツーリングの記事も下記からご覧下さい
↓ここをクリックです
スクランブラーとバイク屋おやじ3人でキャンプへ その1
スクランブラーとバイク屋おやじ3人でキャンプへ その2
[ トライアンフ・空冷モダンクラシックを共に楽しみましょう ]
空冷モダンクラシックレンジはトライアンフ最後のアナログバイク。
現在お乗りの皆さん、僕らのNWJC2014仕様のようにコンディションが整っていれば、
今回のように荷物を満載してキャンプに出かけたり、楽しみのフィールドを広げてくれる素晴らしいバイクになります。
ご自身のバイクで何かありましたら気軽にご相談下さい。
お待ちしています。
次回に続きます
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