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2016 2/03【番外編 トライアンフ ストリートツイン試乗記 】





暦の上では立春、春が始まりましたが、まだ寒さも暫らくは続くようです。


そんな季節でも、愛車スクランブラーであちこち出かけて楽しみ

充実したバイクライフを送っています。


2月中旬にノースウイングJCの高田社長とキャンプツーリングに出掛ける予定をしていますから、

打ち合わせを兼ねてスクランブラーに乗って、岐阜のNWJCさんまでツーリングを楽しみました。


お店へ到着して暫くすると「ストリートツインの試乗車あるけど乗ってみる?」と、声を掛けられました。

なんと、なんと、ストリートツインに試乗する機会が突然やってきました。


[ 実は興味のあったストリートツイン ]


新しいトライアンフ・モダンクラシックレンジが水冷化されて発表になり、

メーカーサイトを見ながら興味津々、コンピュータの画面ではコンパクトに見えるその車体にはとても興味をそそられていましたから、

試乗する機会があれば乗ってみたいなぁ〜と思っていました。


ストリートツインは水冷となって排気量は900ccへアップ。

今乗っているスクランブラーよりわずかに増えた排気量で、270度クランクのエンジンはどんな乗り味なんだろう?


そんな理由で、発売間もないストリートツインに乗ってみたいなぁ〜と思っていました。


[ コンパクトな車体と元気な乗り味の新型エンジン ]




ストリートツインを目の当たりにすると予想以上にコンパクトでビックリ。

400ccクラスか大柄な250クラスか?それらと同等のサイズで900とは思えないほどスリム。

跨ってみるとポジションもコンパクト。


僕の身長は丁度170cmくらいですが両足はかかとまでベッタリで膝も曲がるくらいです。

おまけに軽くてとりまわしも楽チン。


昨今のバイクは、新型になるたびに大型化していく中で、これほどコンパクトに作られたストリートツインはとても新鮮で好感がもてます。


「これはいいなあ・・・・」


今まで、「ボンネビルやスラクストン、スクランブラーに乗りたかったが、大きすぎて・・・重くて・・」

と諦めていた方や、女性ライダーにもコンパクトサイズはお勧めです。


大柄なバイクに疲れてしまい次はコンパクトなバイクにしたい、と思われているベテランライダーにも良いと思います。


エンジンは当然ながら全くの別物なのは解っていましたが、想像していたものと随分違って、とてもパワフルな味付けで、これはこれで受け入れられていく新世代のエンジンだと思いました。



[ とても好印象なのですが・・・・ ]


ライドバイワイヤ、トラクションコントロール、ABS、等々、現代的な装備がなされたところも興味があったところで、

充実装備は良い事だと思っていました。

しかし、試乗中どうしても消えることがなかった違和感がありました。


慣れ親しんだ感覚で、アクセルを少し開けて発進しようとすると

「あれれ?」と思うほど力なく、

慌てて大きめにアクセルを開けると、今度は一気に吹け上がろうとする・・


走行中もほんの少しのアクセル開閉では反応が鈍くて力なく、

これぐらいかな?とアクセルと開けるとやはり予想を超える加速を始める・・・・。

アクセルの開け方を何度も変えてみましたが結果は同じ。これがライドバイワイヤなのか・・・。


30分程の試乗のあいだ、ずっとアクセルグリップと格闘する始末。


「50代半ばのおっさんライダーは、デジタルよりもアナログやから慣れへんのやろな〜・・・(笑)」





[ 次の試乗に期待です ]


今回はメーカー出荷時のままでナンバーをつけただけのストリートツインでした。


NWJCさんではおなじみのエンジンコンディションを整える作業を、

このストリートツインでも実施されますから、出来上がったら試乗をさせて頂く事になっています。

いまからとても楽しみで、またご紹介したいと思いますのでお楽しみに!


[ 空冷モダンクラシックシリーズの良さを再認識 ]


キャンプツーリングの打ち合わせなどを終えて愛車に乗ると

ストリートツインと比べて「ああ、やっぱりこれだなぁ〜」

スペックや雑誌の記事など、画像や文字では感じることの出来ないこの感覚・・・・。


全閉からアクセルを開けて行くと、少しの遊びがあってそこからワイヤーが張り、

アクセルを開ける感覚が掌に伝わるダイレクト感でスムーズに加速。


右手の動きに連動して、必要なパワーを違和感なく引き出せる一体感。

帰りの峠越えを右手でひらりひらり・・・この心地良さ。


バイクとの一体感で操る醍醐味を存分に味わえるのは、

NWJC2014仕様の空冷モダンクラシックレンジなればこそです。


今回の試乗はその気持ちをよりいっそう強くするもので、

このスクランブラーのオーナーでよかったと心から思うのでした。

これからもずっと愛車との充実したバイクライフは続きます。


空冷モダンクラシックレンジにお乗りの方、また好きで興味おありの方はお気軽に遊びにお立ち寄りください。お待ちしています。


次回に続きます。


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