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2018 2/23【 NWJC 「XR230旅仕様」PART2 大阪の街をプチツーリング 】
先日の南紀ツーリングから、意外さの連続ですっかりお気に入りになったXR230旅仕様。
改めて荷物の無い状態を見ると、そのコンパクトさに「こんなに小さかったっけ」と思います。
ツーリングでは、時にはワインディングで軽快な走りを楽しみ、またあるときはカブのような気楽さで立ち止まることも厭わない、これほどオールマイティに楽しめるバイクを乗ったことが無かったなと実感していました。
車両をお返しするまでの間、普段使いではどんな感じになるのかちょっと乗ってみたいと思い、お返しする日の前日、やっと午前中が空いたのでXR230旅仕様を走らせることにしました。
行先は特に決めていませんでしたが、「このバイクなら大阪市内もいいなあ」と、気になる場所もあったのでブラブラと南へ走り出しました。
[ 数字でみてみると ]
平日の昼間、混雑した道を走り出すとやっぱり軽い!軽さは妙な緊張感も無く、カブに乗って出かける気軽さです。
実際の車両重量をあらためて数字で見ると
XR230の車両重量は120kgと軽く
SL230はなんと115kg(!)
ちなみにスクーターPCX125は130kgと予想外の重さ。
「なるほどなー、軽いわけだわ。」
[ 楽しい市内、ついついあっちこっち ]
店から裏道で万博外周へ。極低速から粘りのある2バルブのシングルエンジンらしさで気分よく交通の流れに乗って走ります。やはりよく利用する道だと、エンジンやサスペンションについても他車との比較など、色んな角度から再確認できてとても楽しいのです。
外周から中央環状線や新御堂と、流れと同じペースで走ったりリードしたりは思いのまま。
アップライトなポジションは目線も高く、冷静に周囲の状況を見ることができるため、混雑路を安全に効率よく走れて、これがまた気持ちいい。
梅新東から御堂筋を南下。久しぶりです。
「あっ、ここ! あそこ!」走行中に気になったところでは気軽に立ち止まって写真撮影、まさに市内探検(笑)
道頓堀では行き過ぎて路地をまわってグリコの看板が見えるところへ戻ったり。
難波からさらに西成へ、住之江から住吉大社で参拝。
ここでボチボチ戻ろうと思い、路面電車の軌道敷に沿って北上。
谷町筋で天王寺から天満へ
少し時間が気になってきました。
急ぐことがあれば阪神高速で戻る手もありますが
南森町の新御堂筋北行入口も混んでいなかったので、そこから店へ戻りました。
[ 街中で自由を手に入れる ]
前回お話しした通り、外観のデザインやカラーリングなどによりレーシーなイメージですが、勝手なイメージで作った先入観では、荷物を満載でツーリングを楽しめるとは思いもつかなかったXR230でしたが、NWJCで企画されたXR230旅仕様は基本性能+αでその良さを最大限に引き出した素晴らしい性能で、荷物を持たない状態でも狭い路地で歩くように走り、軌道敷や工事現場など荒れていたり滑りやすい路面もなんなくこなしてくれます。
スクリーンもペースの上がる中央環状線、新御堂筋、谷町筋でも防風効果は絶大で普段使いにも最適です。
また、キャリアやサイドラックもとてもコンパクトなので、駐車場ではスペースを気にすることもなく、押し引きの時にも邪魔になりません。
実はこのキャリアは通勤など普段使いもできるよう、GIVIのトップケースが簡単に装着できるように作られているのです。僕はGIVIのケースを持っていないため今回付けていませんが、普段使いからロングツーリングまで使えて良く出来てるわー!
こうした気楽さが手伝って、走るほどに昔の思い出が蘇り、ゴー&ストップで撮影を繰り返してほんの数時間で撮った画像は63枚。
予定もしていなかった、自身の思い出を辿るプチツーリングとなってしまいましたが、XR230旅仕様は、僕のわがまま放題を楽しませてくれました。
[ まだまだ楽しめる ]
前回の南紀ツーリングと今日のとても楽しかった時間を考えてみると
「自分自身のバイクライフに望んでいたものは、こんな楽しみ方だったのかもしれない」
という思いが強くなっています。
そして自分が今までどうバイクライフを過ごしてきただろうか、と過去を振り返ると、
若かりし頃は、速さやスピードを求めて素人参加で楽しめる競技をかじったり、狭き門の限定解除によりスペックやブランドを意識した大型バイクに乗ったり、いわば「見栄なのか自己顕示なのか」自分なりのベストを求めて楽しんでいたのだなあと、素直に思うようになりました。
それだけ歳をとったというか、大人になったというか、体力的に衰えてきたと感じることもあり、年相応のバイクライフをRBRに集うバイク仲間と楽しみたいと考えるようになっていました。
見栄とハッタリがバカバカしくなる年齢となって、
そこに現れたのが「空冷スクランブラーNWJC2014仕様」や「カブ110NWJCコンプリート」でバイクが心から楽しいと思える幸せをくれた記念すべき愛車たちです。
同年代のお客さんは言います。
「転倒や怪我とかのリスクは歳と共に増えるもんなあ〜。デカいバイクは疲れが翌日まで残ることもあって、迫る危険と戦ってるように思う事もあって、気疲れもして楽しくなくなってきてたんよ・・・。」
バイクに乗っている同世代の多くが思っている本音ですね。
僕自身も同じ思いが横切る時があります。
今回の「大阪の街プチツーリング」は、これから先に出会うバイクによって、その人のバイクライフが大きく左右されることがあると直感して、バイク屋としての在り方について思う事がありました。
お気に入りの愛車「カブ110NWJCコンプリート」と「空冷スクランブラーNWJC2014仕様」の良いとこ取りの感もある「XR230旅仕様」は、ダウンサイジングによるオールマイティーさが光り、バイク屋RBRとしてダウンサイジングについて新たな思いが色んな形で浮かんできました。
僕自身の体験から、バイクとの関わり方によりバイクライフの更なる楽しさを、みなさんに伝えることができればと思います。
次回に続きます
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