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2017 09/04【 トライアンフ 空冷モダンクラシック ツーリング 】



昼間は相変わらず暑い日が続いていますが、ようやく朝晩少し気温が下がり、虫の音を聞くと秋が近づいていることを実感します。


前回のカブ110NWJCコンプリートツーリングの翌週、同じ2人組でトライアンフ 空冷モダンクラシック ツーリングに出かけることにしました。

THさんはNWJC2014仕様ボンネビルで、僕はNWJC2014仕様スクランブラーで、いつもおなじみの二人です。


行先は、能登国一之宮 気多大社です。

行きは高速で、帰りは一般道をウロウロしながら帰り、丸一日トライアンフ 空冷モダンクラシックを楽しむ計画です。


いつも「よくツーリングに出かけてるねー」「楽しんでいるねー」と、お客様からご近所さんまでいろんな方に言っていただきます。

バイク屋RBRのRBRとは、run baby run 「走れ走れ」で、名前の通りの活動はバイク屋としてもライダーとしても大切なことだと思うのです。

それは、バイク業界によくありがちなバイクに乗って楽しむこととは無縁で、基本的な納車整備やテスターチェックにアクセサリーなどボルトオンパーツの組み付けだけで、走行時に感じる違和感などについて「こんなもんですよ」とか「そのうち慣れますから」では、バイクを楽しむことはできませんね。

僕自身がライダーの目線でバイクを楽しんで、違和感やフィーリングの問題点などから充実感に至るまで数多くの実体験で経験を積み、お客様にバイクをより楽しんでいただくために多くのことをフィードバックできるバイク屋を心がけていますので、意味なく徘徊(笑)ではなく、毎回テーマを持って出かけています。


[ 久しぶりの能登へ ]



朝6時RBRを出発。

久しぶりの高速です。最初の休憩で、THさんは「やっぱり俺のボンネビルはエエなあ〜」

とご機嫌です。もちろん僕も楽しくて仕方ありません。


無事に気多大社へ参拝させていただき、帰りのルートをどこかでTHさんと相談しようと思っていると、NWJC高田社長から電話が!以前カブで天橋立に行った時の再現でした(笑)

なんというグッドタイミング。THさんとあたりを見渡して、「高田社長がどこかで見ているのでは・・・・?」(笑)

早速、今ツーリングに出ていて、帰りのルートを思案中で・・、と相談すると、

「今どの辺かな・・・?あ、そこからだったらねー○○から○○を抜けて○○が良いと思うよ」

高田社長ありがとうございました。変化に富んで風景を楽しめる最高のルートでした。

天気にも恵まれ、美しい海、この時期は稲穂で田んぼが金色に光ってとてもきれいで、僕もTHさんも大満足の一日でした。

あちこちで立ち止まっては目の前に広がる風景に見入ってのんびりしすぎたために、明日のことを考えると時間切れとなり、木之本からは高速に乗って帰阪しました。

全走行距離811Km










[ 充実感で満たされるか、不満で悩み迷うか ]



今日はお互いにトライアンフ空冷モダンクラシックNWJC2014仕様で走り、「とにかく丸一日乗ってどんなに距離を走っても楽しい!」こんな感想が出るほど僕とTHさんは充実感で満たされていました。


乗り始めのスタンダードから振り返ってみると、低速ではギクシャクして高回転ではスムーズに回らないエンジン、バタつく足回りに曲がらない車体、コントロール性が低くフィーリングが悪いブレーキ、「なんじゃこりゃあ・・・・、エエのは見た目だけか?」というバイクでした。


そこで思うのは、僕達のようにコンディションが整っていて、乗れば乗るほど愛着が湧いてくるほんとに楽しいトライアンフ空冷モダンクラシックに乗っておられる方はとても少なく、違和感や不満もあり一日中走り続けることは考えたことも無く、こんなものでは・・・と思い込んで何かきっかけがあれば手放しても・・・と迷っておられる方がほとんどではないかと思うのです。


先日、初めてお越しになったお客様が、僕のスクランブラーを見てこんなことを言っておられました。

「この形のスクランブラーが欲しくて探すと、中古があるにはあるんやけど、10年近く経過しているものでも新しい年式でも、何故かほとんど乗られていない。どれも距離が5000kmとか1万キロそこそこなんですよ。見た目は綺麗なんですが、何か変な理由が隠されているんじゃないかと少し不信感があって・・・・。」


スタイルを気に入って手に入れても、ディーラーや中古車販売店で渡されたままですと、「こんなものですよ」という対応で結局乗りにくさに嫌気がさしたり、乗りにくいのは自分のせいで、自分には無理だと思い込んで、早々に手放してしまうのが実情なんですが、コンディションが整えばこんなに楽しいバイクは滅多にありません。とお伝えしました。


いまや中古でしか手に入れられない、トライアンフ空冷モダンクラシックシリーズですが、苦労して探して買った方もこれから手に入れようと思う方も、コンディションが整えば、ずっとずっと付き合えて、乗れば乗るほど愛着が湧いてくる素晴しいバイクになることを伝えておきたいと思います。


もし、乗ってみて調子が悪かったり、何か違和感があって乗りにくいと思われたときは、迷わず相談してください。


前回のカブ110NWJCコンプリートツーリングでご紹介した、NWJCさんのサイトで精神科医の村田先生の新しい記事がアップされています。

ユーザーとバイク屋のかかわりをユーザー目線で書かれていて、僕自身もバイクを楽しむバイク屋として全く同感です。

読むと多くのバイク屋は襟を正さねばならないことがよくわかります。

下のタイトルをクリックして是非ご覧ください。

「バイクは健康療具:バイクライフを振り返る その3」


次回に続きます。





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