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2017 04/21【 トライアンフ空冷モダンクラシック ツーリング 】



久しぶりの好天に恵まれた日曜日、

いつものトライアンフ空冷モダンクラシック仲間3人でツーリングに出かけました。


今回はこの3台揃って、今年初めての日本海方面、丹後半島を回って海岸線沿いをひたすら鳥取砂丘を目指し、どこまで行けるか、と言う事になりました。


この3人で出かけるときはいつもそんな感じで、

NWJCこだわりのメンテナンスでエンジンコンディションを整えてトータルバランスを高めた トライアンフ空冷ツイン モダンクラシックを存分に楽しもうと、

割と休憩少なめで走り続けるパターンが定着しています。


高速道路も使いますが、一般道中心のルートになるのもこの楽しみの為です。


RBRを出発して丹後半島に入るまでは、一般道を繋ぐ僕のお気に入り定番ルートで

そこから海岸線の国道を走ります。



前回は工事中で走れなかったところが開通していたので、久しぶりの半島東側。

半島を回る国道はツーリングではメジャールートなので多くのツーリングを楽しむグループに出会います。
前を走るグループと少し車間を空けて追走していると、思わぬ事態に遭遇しました。

そのグループの一台が転倒したのです。


コーナーリングの度にずいぶん乗りにくそうにしていて気になっていたのですが・・・。


左のブラインドコーナーを抜けたところで転倒車両を見ると、なんとトライアンフ・空冷スクランブラー。

どうやらオーナーの怪我も無さそうで仲間と話していましたので、ゆっくりと現場を通り過ぎました。


車両が空冷スクランブラーとわかり、乗りにくそうにしていた理由も想像がつきました。

エンジンコンディションがスタンダードなままだと下のトルクが無く、下から中速のつながりが悪いので、

コーナーリング中つきの悪いところではトラクションも無く安定感が無く、とても乗りにくいバイクとなっているのです。


車両を見たところマフラーもアフターマーケットのものに替えておられたので、

更に低速から中速へのつながりにも滑らかさが無くなりアフターパーツの取り付けだけではBudチューニングとなり余計に乗りにくくなってしまうのです。


現場のような急なアールのコーナーが連続するところでは、中速域のトルクが細いと半クラッチでごまかすか大きくスロットルを開けないと駆動力を得られず、

その出かたも唐突なので、ビックリしてスロットルを戻して次のコーナーに備えて減速するのですが間に合わず、フロント荷重も抜けて19インチホイールの特性もあり旋回性が極端に落ちて、

曲がりきれなくなって急ブレーキ、その結果オーバーランか転倒と言う状況に陥りやすくなります。

転倒の大きな原因の一つはエンジンコンディションの悪さがあったと思うのです。


[ 空冷ツイン モダンクラシック本当の実力 ]



僕らが楽しむトライアンフ空冷モダンクラシックは、丁度その乗りにくい部分が、NWJCこだわりのメンテナンスでコンディションを整える事によって全く正反対の、

下からトルクがあり中・高速までのつながりが抜群に良くまさにこのルートにうってつけの車両に仕上がっています。


エンジンコンディションを整えてトータルバランスを高めた空冷ツイン モダンクラシックであれば最新バイクと一緒に走ってもなんら遜色なく走れてしまう実力を持っているのです。


その楽しさにどっぷりつかった3人は、いつもこんなルートを選んでひたすら走ります。

今回もわざわざ最短ルートではない、海岸線のワインディングを繋げているのもトライアンフ空冷モダンクラシックの本当の実力を実体験しているからです。


この「本当の実力」をもっと多くの人に楽しんでもらえたら・・・と、スクランブラーでツーリングに行くたびに思います。







[ 結局、鳥取砂丘着 ]






「やっぱり着いてもた・・・・」(笑)


昼食時に地図を見ながら、

「まだ距離、倍はあるで」と言って笑っていたのですが

3人とも嬉々として走っているとあっという間でした。


帰りは日没後となりそうな険しいルートはやめて29号線で素直に山崎インターまで行く事に。

それでも戸倉峠付近では路肩に多くの残雪があり慎重なライディングが必要でした。


なんでも次は宍道湖の夕焼けが見たいなんて言ってまして(笑)

回を増すごとに目標地点が遠くなり、それでも「しんどそう」と思わないのが不思議な仲間たちですが、

実はコンディションが整ってTriumph 空冷ツイン モダンクラシックの

トータルバランスが高まってからのことなのです。


久しぶりの丹後半島から戻ってRBRで一息つきながら、

同じルートを近いうちにカブ110NWJCコンプリートで走りたいと思いました。

今回とはまた違った発見があるかもしれません。

今から楽しみです。

次回に続きます。





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