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2017 04/01【 水曜散歩とツーリング 】
お客さんとよく一緒に走りますが、
定休日は一人でもあちこち走りに出かけています。
「水曜散歩」はお客さんに名付けて頂きました。
バイクに乗ることが何よりも好きな僕にはとても大切な時間です。
店近くの桜の木を見るともうすぐ花開きそうな感じです。
少し離れた地元の「桜通り」では桜祭りの準備が始まって、紅白幕の向こうに屋台が並んでいました。
毎年のこの光景を見かけるようになると
店ではツーリングの行き先の相談や、
ツーリング日程の問い合わせが増えてきて春になった事を実感します。
今年もトライアンフ 空冷ツインのツーリング仲間や、お客さん皆でのツーリングに出かけたり、
時には一人でふらふらと走ったりと、バイクを存分に楽しもうと思っています。
また、今年は頻繁にキャンプに出かけたいです。
ツーリングには最適シーズンの始まりに、
早速皆で行くツーリングとトライアンフ2台でのツーリングを連続して楽しんできました。
南伊勢方面や、奈良県十津川周辺の一般道を走ると
冬と春が混在していて、標高や日当たりでルート周辺の景色や路面状況も変化して
季節の変わり目独特の雰囲気を、参加メンバーおのおの楽しんでいたようです。
僕は役得で2回も空冷ツインのスクランブラーを楽しめました(笑)
やっぱり空冷ツインのスクランブラーは良いです 楽しいです(笑)
ヘルメット越しにわずかに聞こえる、ノーマルサイレンサーから出る、
歯切れの良い整ったリズムの排気音がなんとも言えず好きなんです。
刻々と変わる路面状況を車体から感じて、
アクセルワークで必要なだけのトルクを引き出しながら走り続ける楽しさ
リアタイヤが路面を蹴る感じと直結した270度クランク独特の鼓動感の心地良さ、
特に時速50キロから80キロあたりのアクセルオンオフは
バイクを操る実感に溢れていて大好きなんです。
[ Gさんのトライアンフ空冷ボンネビルのエンジンメンテナンス ]
ツーリングで一緒に走った、新しいトライアンフのお客さんである「Gさん」のボンネビルに
NWJC拘りのメンテナンスをいつものようにRBRからノースウイングJCさんに車両を持込んで作業しました。
Gさんの車両は‘07ボンネビルT100インジェクションで中古車専門店で購入されたものです。
メンテナンスの結果バルブクリアランスは8個全部が最大値を超えているなど
僕のスクランブラーやトライアンフ空冷ツイン仲間のMHさん、THさんのボンネビルと走ったときに
Gさんが感じた違和感を裏付ける結果となりました。
[ Gさんのインプレッション ]
メンテナンスが終了してRBRに車両を持ち帰った翌日、Gさんがボンネビルを引き取りにこられて
早速Gさんお気に入りのルートへ走りにいかれました。
1時間ほどで戻ってこられて次のような感想を聞かせてもらいました。
スタートから驚くほど力強い加速で排気量をアップしたかのようなトルク感。
低回転でギクシャクしてつづら折れの山道を走るのが苦痛だったのが嘘のように解消。
クラッチやアクセルをあわただしく操作しなくて良いので、前方を見ることに集中できるようになった。
直進でもハンドルの安定感が増してコーナリング中の変なふらつきがなくなり、荒れたところでも安心して走れるようになった。
RBRツーリングでいっしょだったボンネビルやスクランブラーと同じように走れない理由が良くわかった。今まで調子がさほど悪いとは思っていなかったが、本当のコンディションを実感。
このあと、納車時にお伝えしていたエンジンコンディションが整うことによるファイナルレシオの変更を依頼されて急遽作業を行なうことになりました。
作業終了後走りに行かれて次のような感想を言われました。
そんなに変速しなくてもよくなり、各ギアで鼓動感を感じながらゆったりと気持ちよく走れる。
ボンネビルに乗る楽しさが倍増した。
嬉しそうに話されるのを見て、本当にやってよかったと思い、同時に昔の自分を思い出しました。
僕とNWJC2014仕様スクランブラーの関係がぐっと深まったのはエンジンコンディションをはじめ各部のメンテナンスやモディファイによりトータルバランスの次元が変わるここからでした。
Gさんもこれからボンネビルと出かける機会もどんどん増えていくでしょう。
そしてまた時間が合いましたら一緒に出かけましょう。
[ RBRはこれからも ]
トライアンフ空冷モダンクラシックに、水冷化された新型では得られない魅力を感じておられて、
末永く乗っていたいオーナーの方のお手伝いをずっと続けて行きたいと思っています。
そのために一番大切な「豊富な実体験に基づいたNWJC拘りのメンテナンス」は、RBRからNWJCさんへ車両を持込んで実施することをずっと一貫してやってきました。
☆NWJCさんの最新記事を是非お読みください。下の文字をクリックするとご覧いただけます☆
「トライアンフ最後の空冷ツイン モダンクラシックを楽しむ」
それは今後も変わることなく続けて行きます。
次回に続きます。
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