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2016 6/03【トライアンフ・空冷モダンクラシック ツーリング 】
先日、トライアンフ・空冷モダンクラシック、ファンのツーリングに行ってきました。
2回目となるツーリングですが、今回は4台で丹後半島を楽しもう、と言う事になりました。
普段おのおのが多忙の中、時間を作っては単独でもあちこち出かけるのを楽しんでいて、
ツーリング情報などを持ち寄ってはRBRで談笑する仲間たちです。
こうして僕たちのトライアンフ・空冷モダンクラシックを楽しむ日々が続いています。
もちろん全車、岐阜のNWJCさんへ持込んでエンジンコンディションなどを整えています。
[ トライアンフ・空冷モダンクラシックで「楽しめる距離」 ]
航続距離は無茶をすればいくらでも延ばせるものですが、
僕の場合、初めてスクランブラーを手にした時、ハンドルポジションから足回り、エンジンにいたるまで、全てにわたって違和感が付きまとい、
バイクのコントロールに疲れてしまい長距離に出かける気になりませんでした。
しかし、ノースウイングJCさんでは、バイク屋のバイク乗りが自らのバイクライフを楽しむために、
トライアンフ・空冷モダンクラシックが復活した時から十数年にわたり、何故だろう・・、どうすれば・・、とその違和感も楽しみながら「NWJC2014仕様」へと深化させてきました。
今では「NWJC2014仕様」ステージ3へと深化したスクランブラーに乗って出かけると、五感でコントロールする実感に溢れ、ライディングの醍醐味を味わいながら充実したバイクライフを送れるようになりました。
バイク屋が自らのバイクライフを楽しむことは、バイク屋として多くの経験を積み重ねることでもあり、バイク屋RBRの僕にとってスクランブラーは無くてはならない存在になりました。
また、今回一緒に出かけた仲間も、何ともしがたい違和感からライディングの醍醐味を味わえるまでに深化した過程を経験してから、時間が許す限り走り続けて、
トライアンフ・空冷モダンクラシックの楽しさを実感している人たちです。
[ 仲間たちと丹後半島を走る ]
ツーリング当日は素晴らしい天気に恵まれて、店から一般道を繋いで、休憩地の伊根までの道中を楽しみます。
人とバイクの距離は気心が知れて一体感がありますから、とても楽しいライディングです。
170kmほど走ってピッタリ12時、伊根に到着。
昼食をとりながら、これから後どうするか相談すると、
「もうちょっと遠回りせえへん?」
「かわった面白そうなルートは無いん?」
「来た道は戻らへんで」
「当然帰りも一般道やで」
地図を見ながら、
「ここ!ココどんな道やろ。ここ走ろ!」
帰る時間を考えない意見が続出(笑)
昔、調子が悪かった時のどんよりした表情とはうって変わってこの笑顔。
(ちなみに「ここ走ろ!」の道は、想像よりせまい酷道でした(笑))
結局、豊岡まで遠回りして帰阪、420kmを皆で楽しみました。
[ 電子制御では得られないライディングの醍醐味 ]
こうしてコンディションの整ったトライアンフ・空冷モダンクラシックを楽しむ僕は
最近発売されるバイクについて思うことがあります。
ABSブレーキシステムはもちろん、トラクションコントロール、ライドバイワイヤなどの電子制御が装備されるのは当たり前で、
それがネイキッドやモダンクラシックと言われるカテゴリーにまで装備されるようになりました。
当初はそれも良い事なのだろうと思ったのですが
以前ストリートツインの試乗記でお伝えしたライドバイワイヤのように
試乗すると不自然で違和感を覚えるものでした。
「これは楽しめないな・・・」
僕のスクランブラーは、そんな装備の一切無いアナログなモダンクラシック・バイクですから時代が変わったなー、と実感するところです。
コンピューター制御満載のバイクについて、最新のNWJC高田社長のブログの中で「白物家電とバイク」を比較してとてもわかりやすく公開されていますので是非ご覧下さい。僕も全く同感です。
↓ここをクリックです
バイク屋の備忘録 バイク屋のバイクライフ 2016 5月
そういえば、仲の良いお客さんもこんな事を言っていました。
「一昔前、電化製品の付加価値を決めるコントロールユニットで、良い意味に使われた「ファジー」。
しかし、これはコントロールユニットの耐久性や信頼性においても言わば「ファジー」であったと思う。つまり、バイクに搭載される電子制御も同じこと。
多ければ多いほど信頼性・耐久性・操作感は曖昧となり、
正常に作動している間は、ライダーではなくコントロールユニットがバイクを支配する・・・
こんな最近の新型車を見て、バイクが電子制御の曖昧さで楽しくなるとは思えない。
乗り続けている仲間のベテランライダーたちも
「バイクはアナログが一番楽しいね」と口をそろえて言います。
もちろん僕も同じ意見です。
[ これからも仲間と続く「トライアンフ・空冷モダンクラシック ツーリング」 ]
今日の僕と仲間たちが乗っているのは、もう生産されることのない究極のアナログバイク。
スクランブラー・ボンネビルT100・スラクストンなどのトライアンフ・空冷モダンクラシック
乗り初めは「こんなもの」と思っていたバイクが、ここまで仕上げられて楽しめることは、とても幸運な事だと皆が言ってくれます。
これは本当にバイク屋冥利につきる言葉です。
今回参加できなかった仲間たちからも次回の問い合わせがあります。
トライアンフ・空冷モダンクラシック ファンのツーリングは今後も定期的にずっと続けて行きたいと思っています。
☆一緒に走った4台です
[ RBRは、一人のバイク乗りとして、アナログ感を大切にしています ]
バイク屋である前に一人のライダーとして、
スクランブラーを五感によるアナログ感で駆使した自身の実体験をもとに、
バイクを操る素晴らしさ、楽しさを皆さんに伝えたいと思っています。
また、同じようにトライアンフ・空冷モダンクラシックをお持ちのみなさんも一緒に走りましょう。
気軽に声をかけてください。お待ちしています。
次回に続きます。
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