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2015 11/01【第64回 水曜散歩 秋の砥峰高原 】




10月は、21日、25日とツーリング仲間と共に出かける機会を得て、滋賀と福井のお気に入りの
コースを楽しむ事が出来ました。

こうしてここ数年、毎月1回か2回は、仲間たちと、そして時間があれば一人であちこちでかけるのが
習慣となりました。

28日の水曜日は午前中にツーリングの模様をアップ。
朝早くコンピューターとにらめっこしたのも「午後から出かけたい」と言うのが理由でした。

ぱっとウェアに着替えて丁度12時にスタートして予定通りに愛車に乗れてニンマリです。

店北側の山中を走っている時まで何処へ行くか決めていなかったのですが、
春に行った大山からの帰りに通った砥峰高原を思い出し行ってみる事にしました。

「今頃にはススキがきれいだと看板に書いてあったな・・。」

るり渓でいったんバイクを停めて地図で確認します。
大山からの帰りを逆に進むルートは、地図を見ると同時に思い出して記憶のままにスクランブラー
を走らせます。

そういえばスマホのナビゲーションは地図で予習したことの位置確認でしか使っておらず
つくづく自分はアナログ人間だなあと思いますし、そんなツーリングが好きなのです。

地図を開いた時からツーリングは始まっていて、あれこれ考えるのは楽しいですよね。

相変わらず愛車、NWJC2014仕様スクランブラーは絶好調
心地良さを楽しみながら一般道を進みます。


[ シーズン中の高原 ]






いつものように道中の走りを楽しみ、目的地に到着。

ここに近づくにつれて雰囲気の変化に予感はしていましたが
シーズン前の静かな野原とは一変して観光地化され、臨時の駐車場が出来、観光バスの往来に
驚きました。

ススキが見ごろの高原には平日とはいえ人が多く
人の往来の少ないポイントから、陽の光でキラキラゆらめくススキをしばらく眺めました。

写真を撮るのにポイントをかえて早々に静かな峠を抜けて峰山高原から県道8号に出て帰路につ
きました。

道中の走りを楽しむ僕のスタイルは、観光地の滞在を短く済ませてしまいますから、走りっぱなし
に見えることが、さぞ無理してしんどいだろう、と言われる人もいます。

しかし、NWJC2014仕様のボンネビル・スクランブラーのオーナーの方であれば、それが何より
も楽しいことですから「うんうん、その通り!」と言って頷かれます。





[ 長年付き合える愛車を得て、充実するバイクライフ ]



16から54まで様々なバイクに乗ってきましたが、このNWJC2014仕様スクランブラーは、所有、
距離共に一番長い付き合いになりました。

今回のツーリングで走行距離は60000kmを超えましたが、頑張って走った感は皆無で、心から
楽しんだ結果こうなった、と言うのが実感です。



「早いものだなー・・でももっと走りたい!」

ちょっと乗ったら嫌になる乗り難さが随所にあり、コンディションを整える前のスクランブラーでは、
すぐに乗り換えていたと思います。

しかし、NWJCさんで実体験をベースとしたノウハウが愛車に注ぎ込まれるたびに、心地良いコン
ディションになり、ずっと乗り続けたいと思えるバイクに出来た事は、当初を振り返ると現在のこと
など予想できませんでした。

バイク乗りとしてもバイク屋としても、このスクランブラーによって成長させてもらったと実感してい
ます。

岐阜のノースウイングJCさんへ持込んで、NWJC2014仕様となった車両に乗るお客様は、皆さ
ん心から楽しんでおられて走行距離はうなぎのぼり(笑)

どこか出かけられるたびに現地からメールや写真を送って下さったり、帰りに店に寄られて道中の
楽しかったことを聞かせていただいたりと、部品交換や販売だけでは得られない深いつながりを感
じています

また、メンテナンスの頻度も増え愛車のお手入れにもマメにしていただいて・・・・・。
「あれから20000kmほどになるからボチボチまたみてもらいたいなあ」という声も。

コンディションが整うことにより、愛着を持って楽しまれている姿を見ることは、バイク屋として嬉し
いかぎりです。


[ 最近の新型車に思うこと ]



昨今の水冷電子制御満載の流れにモダンクラシックシリーズも飲み込まれてしました。
絶好調の空冷スクランブラーで充実したバイクライフを送る僕にとって残念なお知らせでした。

モダンクラシックシリーズだけでなく他メーカーの新型車もこれでもかの電子制御満載ぶり。
様々な機能を見るたびに「へ〜っ」と感心はしますが、あまり興味が湧きません。

生活必需品の自動車なら行き着く先は「自動運転」なんでしょうけど、バイクもそんな風に考えて
いると、バイクの存在価値は・・・・・・・・・大きな間違いと思うのですが。

購買層の新規50代をメインにするとそうなるのか・・・・。

若い頃からバイクで散々楽しんできたベテラン50代は、ライダー自身が操る実感に溢れた、僕の
NWJC2014仕様スクランブラーのような、いわばアナログのバイクが一番と思います。

バイクを楽しむ醍醐味は、スペックや電子制御に頼るのではなく、コンディションを整えたアナログ
のバイクから得るのだと思うのです。

これから先、このようなバイクは益々希少になり、新車で手にすることは出来ないから、この時代、
そのバイクを持ち、楽しんでいる事が幸運だと思っています。

空冷モダンクラシックレンジは生産終了となりましたが、今まで同様に仲間と共に楽しんで行きた
いと思いますし、空冷モダンクラシックレンジに乗られているみなさんのお手伝いが出来ればと思
っています。


[ RBRツーリング事情 ]





月一回のツーリングが定着しつつ、平日お休みの方と出かけることもあり、そのたびに楽しく走ら
せてもらっています。

今のところ事故も無く、皆さん無事で安全運転ありがとうございます。
(僕と一緒だと天気が悪くなる事が多いですが、事故は無いようです(笑))

最近若い仲間が増えました。
小浜ツーリングは、初心者の彼らにとって初めての長距離ツーリング。
今回初導入のインカムで話しながら進むことにしました。
これは良かったです。

前日の夜、初めての長距離への不安を聞いていたので心配していましたが、
会話しながらの走行によって、徐々に不安も和らいで、後半はとても楽しそうに走っていて
後ろから見守っていた仲間も、2人の上達振りに驚いていました。

店に戻ってきたときはとても喜んでいて、また一緒に行く事を約束して別れました。
これからもどんどん出かけますよ、よろしくお願いします。

では次回に続きます。




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