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2023 03/22【 トライアンフ空冷スクランブラーNWJC2014仕様でお気に入りの場所へ 】




年度末のややこしいドタバタが終わって一息つきました。

日に日に暖かくなって、4月には冬季通行止めも多くが解除となるので、バイクシーズンがやって

きた感じがします。


好天が続いたある日、半日時間が空いたので、今年初の日本海方面には1番に乗りたいと思って

いたトライアンフ空冷スクランブラーNWJC2014仕様で出かけることにしました。



いつもカブ110NWJCコンプリートType2でもよく通るルートでお気に入りの場所でランチを

します。


道中はトライアンフ空冷スクランブラーNWJC2014仕様の乗り味を堪能、相変わらず素晴らしい

です。


こうして乗ることは、60を過ぎて大好き空冷スクランブラー900の大型車両を一日でも長く楽しめ

るよう、僕自身のトレーニングの意味合いもあります(笑)


海を見ながらインスタントラーメンとコンビニのおにぎり。



のんびりしながら、今年は、トライアンフ空冷スクランブラーNWJC2014仕様、カブ110NWJC

コンプリートType2、CB250R−TMでどこへいこうかなあ、頭の中でいろいろ思い描いてニヤニ

ヤ。



帰りもお気に入りのルートを一回りしてとても良い時間を過ごすことができました。


[ スクランブラーNWJC2014仕様とカブ110NWJCコンプリートType2 ]



僕がこの空冷スクランブラーに乗り始めたのは2011年からで、今年12年目になります。

今回のツーリングでもライダーとバイクの一体感は素晴らしく、12年過ぎてもとても幸せな気持ち

にさせてくれるバイクです。



NWJCさんでは、2011年当時すでにトライアンフ空冷モダンクラシックシリーズの2014仕様の

原型が出来上がっていて、僕の愛車も最初からエンジンのグッドコンディション+αの仕様になっていました。


その後NWJCさんでメンテナンスとバージョンアップを繰りかえしスクランブラーNWJC2014仕様

となり、今もNWJC拘りのメンテナンスとバージョンアップは続いています。


当時、これは素晴らしいバイクに出会えたと、嬉々として走りまわっていましたが、実は

メーカー出荷時の空冷スクランブラーの状態を全く知らずに楽しんでいたのです。


その後メーカー出荷時のままの空冷スクランブラーに乗る機会がありました。

ホントに900ccかと思うほど全域でトルクが無く、アクセルのツキも悪く、町中やつづら折れの

ワインディングも極低速ではエンストするのでクラッチレバーから指が離せない。

フロントタイヤは路面の凸凹で跳ね、ペースを上げるとハンドルが振られて恐怖を味わうことに。

とてもじゃないが、もう乗っていられない・・・・・。


「まさかこれ同じバイクなのか?自分のスクランブラーとは全く違う真逆のバイクやないか・・・・・」


ほんとうにビックリしたのを今も覚えています。

同時にこのバイクが、ずっと乗っていたいと思う、こんなに素晴らしいバイクになるのか・・・・・。

おまけにキャンプ道具を満載してもライディングを楽しさが変わらないなんて・・・・・と信じられない

思いでした。



その後カブでも同じことを感じました。

もう一台の愛車、カブ110NWJCコンプリートType2は、今年で7年目に入ります。

こちらはスタンダートのカブ110PROに乗ることからスタートしました。


当初はスロットルを戻して再び開けるとすぐについてこず、車速がなかなか上がらないし、ギア比

が低いので近距離の配達で使うには良いのでしょうが、荷物を満載して長距離を走るには扱い

にくさがありました。


NWJCさんのバージョンアップを繰りかえしカブ110NWJCコンプリートとなり、さらにバージョン

アップとNWJCさんの拘りのメンテナンスを続けて現在に至ります。


おかげでエンジンもトルクが増したように力強くなり、アクセルレスポンスも抜群に良く、各ギアの

つながりも良く格段に乗りやすくなりました。サスペンションも剛性があって良く動きますしブレーキ

性能がUPしたのは意外なことと知り、車体全体の剛性が上がったように感じます。


フル積載であってもType3にも負けない走りの楽しさを発揮して、ずっと楽しめるバイクとなり、

RBRのType2に乗るお客様にも同じバージョンアップとメンテナンスをすると、皆さん手放すことなく

5〜7万キロとなっても愛着を持ってずっと楽しんでおられます。


もちろんType3、4もバージョンアップとメンテナンスが続くことは同じです。



この2台との付き合いは、今までの自分のバイクとの関りとはあまりにも違うことで、

長い間カスタム屋をやっていた自分には理解できないことでした。

とにかくドレスアップと称して部品交換をジャンジャンやることが仕事であるとしか考えなかった

からです。


お客様の多くは形が出来上がると、乗らなくなってしまうか、手放してしまうのを何度も目の当たり

にしました。


カスタムは、時代の流行りと話題のバイクによって成り立ち、バイクは着せ替え人形のようです。

当時はSRのカスタムで最近ではCT125のフルカスタムでしょうかね。

悲しい話ですよね。


僕はグッドコンディションのスクランブラーNWJC2014仕様とカブ110NWJCコンプリートに乗る

ことによって知らないうちに、ずっと楽しく乗り続けられることがライダーにとって1番の幸せであり、

充実したバイクライフなのだと知るのです。



長い間販売最優先のあの手この手を考えることがバイク屋の仕事だと思っていた自分から抜け

出せたのは、ライダーとして同じバイクに乗り続けてバージョンアップを経験するなど、その違いが

分かるようになると同時に愛着を持ってその価値も理解できるようになったからです。


様々なバイクに乗ってきましたが、絶え間なく乗り続けて12年は歴代最長になりますしカブ110

NWJCコンプリートも7年が過ぎましたが、一生手放すことのできない良き相棒たちです。


バイク業界で一般的な、古くなったら、距離が増えたら新型に乗り換えろ、こうしたかったらこのバ

イクにこのパーツを付けろ、ということではないことは、RBRのメンテナンスに対する取り組みでも

お分かりいただけると思います。


また安全面においても、私の愛車、スクランブラーNWJC2014仕様、カブ110NWJCコンプリ

ート、CB250R−TMはもちろん、NWJCの高田さんが造るツーリングマスターシリーズのように、

バイクから様々な情報を感じ取れるようなライダーとの一体感があるアナログ感あふれるバイクが、

ライダーを育て、安全につながるのだと思います。


流行りのフル電子制御の言わばデジタルバイクは、本当の意味での安全、乗りやすさにはつながら

ない場合が多いと思います。



高田さんのブログ「バイク屋の備忘録」がアップされました。まさにその通り、同感の内容です。

是非皆さんも下のリンクからご覧ください。

↓文字をクリックしてください!

★SL230−TMで今年初の木曽へ★ 

最後に何かお客様ご自身のバイクにかかわるご相談等ございましたらお気軽にお声かけください。

僕自身経験してきたことをもとにしたお話しや提案をさせていただきます。




次回に続きます。






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