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2015 2/20 【ゴールドウイングNWJC試乗車 に乗る!】
先にお伝えした、「T・Hさんのボンネビルをさらに深化させる」でNWJCさんに伺ったときのことでした。
無事作業が終了し、確認の為の試乗から戻り、ショールームに展示されているゴールドウイングに見入っていると、高田社長が
「これ、今度用意した試乗車だよ、乗ってみる?」
「え!ほんとにいいんですか?」と僕。
恥ずかしながら、僕は今までHONDAのフラッグシップであるゴールドウイングに乗ったことがありません。
その堂々たる外観(でかい!)と、400kg以上の車重というだけで、頭の中で勝手なイメージを作り、
「これは手に負えないなー」と思い込んでいた車両がゴールドウイングという理由もあり、是が非でも乗りたいと思わなかったのです。
しかし、ゴールドウイングを発売当初から楽しんで来た高田社長の話や、NWJCサイトのコラム「バイクは健康療具」でおなじみの精神科医の村田先生が、
NWJCコダワリのメンテナンスで仕上がったゴールドウイングで楽しんでおられる記事を読むたびに、少しずつ勝手な思い込みのイメージは消えて、
「いつか機会があればNWJCのゴールドウイングに乗ってみたいなあ」と思うようになっていたのでした。
そんな矢先、試乗のチャンスを得ました。もちろんNWJCで仕上げられたゴールドウイングです。
「脈々と受け継がれる、NWJCの味」
いざ目の前にすると、さすがにその大きさに圧倒されますが、跨るととてもコンパクト。
恐る恐るスタートすると極低速でもバランスが良く、素晴らしいエンジンコンディションに助けられて、最初の難所と思っていたお店前の交差点をじわ〜っと右折、難なくやり過ごし、思わずニンマリ。
ボンネビルやスクランブラーでもエンジンコンディションを整えると「軽くなったわ〜」と皆さん感激されますが、
これだけでかい400Kgオーバーのゴールドウイングでも、エンジンコンディションが整っていると、低速からでも重さを感じさせず、スペック重量と体感重量の違いを目の当たりに!
それは、NWJCコダワリのメンテナンスで仕上がったゴールドウイングで楽しんでおられる村田先生のコラムを読んでの疑似体験から、その一部だけですが実体験できたように思います。
直進する際にシートにより深く座ると、ピタッとポジションも決まり、加速と同時に思い込みは消え去っていきました。
その後はもう、嬉々として走り回わります。
「これはいいな〜!タノシイ!」
このNWJCゴールドウイングは、1速からオーバードライブまでの各ギアはアイドリングでも走ることができる。
そこから多少ラフにスロットルを開けても、スムーズに加速できるほど超フレキシブルなエンジン特性。
おかげでクラッチのお世話になる事はなく、Uターンも難なくこなせてしまいます。
それに様々なアクセルワークにも素早く反応するのですが、ギクシャクする事や妙な人工的なところが全く無く、ライダーの感覚にとても忠実なダイレクト感というか一体感があるのです。
1800ccフラット6のエンジンは、力強くもちろん速く、その気になれば怒涛の加速も味わえます。
カチッと締まった足回りからは、路面状況が正確に伝えられて、コーナリングではこの巨体を一定に保ち、左右の倒しこみもスムーズ、ハイペースになればまさにスポーツバイクさながらの走りが可能なのです。
この巨体を楽に思うままに操る幸せを感じつつ、
すこし距離を走って慣れてきたとき、ふと我に帰って考えました・・。
水平対向6気筒の低重心やウインドプロテクション、充実した装備はお金を出せば手に入るのですが、走るほどに「それ以外の大切なこと」をしみじみと感じはじめていました。
「それは、僕のスクランブラーと同じ感覚!」
NWJCで仕上げられたスクランブラーと共に長年過ごして、気持ち良く楽しんできましたが、このNWJCゴールドウイングには、共通した「コダワリ」を感じるのです。
冒頭申し上げたとおり、メーカー出荷時のゴールドウイングを知らないのですが、今まで乗ったNWJCで仕上げた車両には全て、操る実感に溢れた「心地よさ」があります。
バイク乗りのバイク屋としてコダワリを貫き通すとはこういうことなのか・・・・。
小雨がスクリーンにつきはじめ、「車両が汚れる前に戻らねば」、
余裕でくるっとUターン、お店に戻ります。
その道すがら、
「バイクをライテクで乗りこなすよりも、コンディションを整えて其々のバイクライフで使いこなす事が大切」、という高田社長の言葉が頭に浮かびます。
素晴らしい車両に試乗させていただきました。
村田先生のコラムで「ゴールドウイング適齢期」というところがありましたが
自分の歳を考えると、出来れば今のうちに楽しみたいな〜と思うのです。
ゴールドウイングにすでにお乗りの方、検討中の方、
NWJCゴールドウイング試乗車に乗ってみてください。感動しますよ。
次回に続きます。
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