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2014 11/20 【50代が乗る、NWJC VTRーF PART2】


以前、6月下旬に試乗したNWJC VTR−F。

あれから5ヶ月、さらに深化した同車両に再び試乗する機会を得ました。

しかも今回は2日間にわたり、1日目はNWJC南店さんからRBRまでの高速道路、2日目は僕が好んでよく使うルートで、RBRからNWJCさんまでの道中を楽しみました。

前回、メーカー出荷時のVTR−Fの印象を簡単にお話しましたが、詳細については、NWJC高田社長のコラムと工場長の明さんのレポートをご覧ください。

すでに乗っておられる同年代の方がおられたら「あっ、そうそう」や「気になっていたけどそうなのか・・・」と思われるはずです。


☆高田社長がVTR−Fで北海道をツーリングされた記事はこちら
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VTR−Fで行く北海道 その1

☆250に対して僕と同じように考えていた、NWJCメカニックのアキラさんのレポートはこちら
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VTR−Fに乗って VT250 U型を思い出す

☆女性ライダーの目線で書かれた記事はこちら、NWJCメンバーコラム、必見です。
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田島さんの独り言「VTR−F NWJCツアラー仕様 試乗レポート」



更に深化していた NWJC VTR−F


ほんの数ヶ月の間に、数千キロを走破し細部に亘り徹底的にNWJC拘りのメンテナンスで仕上げられたNWJC VTR−Fは、前回よりさらに楽しめるバイクに深化していました。

見た目の違いはNWJCオリジナルのリアキャリアでそれ以外は前回同様に全くノーマルです。

跨ってグリップを握ってサイドスタンドを払うと、「あ、乗りやすそう・・・ポジション良くなってる!」

エンジンをかけると、不快な振動を伴わないVツインらしい鼓動感が増していたことに「あっ」と思い、走り出すと「深化」が徐々に現れて、びっくりします。

アイドリング付近でスルスルと発進し、極低回転から高回転にいたるまで更にトルク・パワーともに上乗せされた感じで、この排気量にして初めて「パワフル!」と思いました。

前後サスペンションはぐっと締まっていましたが、やみくもに固められているわけではなく、足回りの剛性が上がったようなしっかり感と、しなやかさがあり、

素晴らしい乗りごごちと共に路面からの情報をライダーに正しく伝えてくれます。

そして密かに楽しみだったリアキャリア。

実際にキャリアを至近距離で見るのは初めてで、「よくできてるなー、本当に使えるキャリアとはこういうものを言うんやなー」とただただ感心するばかり。

必要最小限で最大の機能を発揮する形状は、経験がものを言い、ほかには真似できない物でした。きっとバイクメーカーとは観点が違い、乗り手目線からこの形状が産まれたのでしょう。

スクランブラーにダールのパニアケースを装着すると同時に使わなくなったバックを持参して、つけてみることにしました。

持参したバックでも一瞬で装着完了。よくできてるなー!!

中にはカッパ、カメラ、工具、タオル、地図などを入れ結構重かったのですが、ずれる事のなくしっかり固定できました。

North Wing JC VTR-F

「1日目、岐阜羽島から茨木までの高速道路」

North Wing JC VTR-F

初日の夕方にお借りしたNWJC VTR−F。南店さんからの帰路は高速を楽しみます。

ICまでの街中は帰宅時間に重なり混雑していましたが全く苦も無く、軽量コンパクトを実感しながらいつもより早くICまで着きました。

岐阜羽島ICの料金所から大阪方面への合流レーンはとても短く気を遣うところですが、トルクに乗せた早目のシフトアップであっさり法定速度まで加速し、なんなく合流。

法定速度では5速、5〜6000rpm前後で事足りてしまい、タコメーターを良く見ると許容範囲の約半分、

NWJC VTR−Fは高速巡航もハンドルに伝わる振動も無く、スロットルを開けるとぐんぐん加速し、到底僕たちが思う250とは思えない動力性能を発揮します。

足回りも同じく、直進安定性もレーンチェンジの軽快感もすべて、僕の思い込みの遥か上を行く仕上がりを実感しました。

50代の「排気量別思い込みメモリー」はリセットしなければいけませんね。

あとは細かい事を考えずに約150kmをノンストップ、排気量を完全に忘れ、嬉々としてNWJC VTR−Fでの高速道路を楽しみました。

また、純正で付いているカウリングも効果を感じることができました。当初はスクリーンの高さも控えめで、あまり気にとめていなかったのですが、首から下にあたる風が軽減されて上半身がとても楽でした。

スクランブラーのノーマルヘッドライトに比べると、明るく配光もワイドで夜間走行の安心感が高いです。

「2日目、地元ワインディングからお気に入りのルート」

North Wing JC VTR-F

今回の試乗で楽しみだったのは、10代の頃から走りなれた地元のワインディングからお気に入りの道をつなぎ、一般道でNWJC南店までの道を走り、250ccVTR−Fの実力を試す事でした。

午前8時頃店をスタートしてワインディングへ入ると、また驚きがありました。

連続したコーナーを、特に曲げる事を意識することなく、すいすいとクリアしていきます。

そこそこのペースなのですが、アクセルのオン・オフやブレーキング時の姿勢変化も少なく、コーナリング中はタイヤのグリップの良いところがわかり、またそこを意識的に使える絶妙な足回りです。

エンジンは4速5速で充分に楽しめるほどトルクがあり、普段スクランブラーでしているようなアクセルのオン・オフで、狭いワインディングを楽しめるではないですか。

昔の記憶では250でこんな走り方ができるわけが無く、回しにまわして、パワーバンドを外さないようにタコメーターとにらめっこ、

えいっとばかりにバイクから体を右へ左へずらして曲がり、地元のワインディングのいつものルートで楽しみが完結していたのを思い出します。

若かりし頃はワインディングを攻めることを楽しみ、250をツーリングの相棒として楽しもうとは思わなかったです。

地元から京都・滋賀・福井・岐阜とお気に入りのルートで、NWJC VTR−Fはその性能をいかんなく発揮して、存分に楽しめて250の魅力を再発見しました。

North Wing JC VTR-FNorth Wing JC VTR-F

50代ライダーとNWJC VTR−F


僕は商売柄もありますが、好きでいろんなバイクに乗ってきました。

好みで言いますと、ツアラーやオフロードだったりします。

ここ数年、バイクを楽しむ年代が50代中心になった頃から、ネイキッド、オフロードとかツアラーなどの言葉の前にやたら「ビッグ」がつくようになった気がします。

ビッグツアラー、ビッグオフ、その名のとおり排気量、車体とも巨大。

そして押し出しの強いデザインによる存在感で、見栄を気にする年代は飛びついて購入します。

そこには「自分は乗りこなせるだろう」という根拠もあるのですが、実際手にしたらどうでしょう。

走っても不用意にパワーが出ないように気を遣ったり、バイクによってはギア比が合わず山道では半クラ、半クラ、半クラで、失速してエンストしないように必死になり、

休憩や目的地では駐車する場所は車ぐらいの広い場所が必要で、取回しの際には左右にバイクがかたむいて倒れないようにビクビクしながら、力のなくなった体で必死に押し引き・・・手や腰、足がぶるぶる震えて生きた心地がしません。

ビッグバイクを手にした感動は、時間が経つうちに感動より億劫さが先に立ち、楽しいわけもなく、乗らなくなって車庫のオブジェとなるか、売却となってしまうことをよく耳にします。

高田社長がおっしゃる、「ゆるやかな放物線を描くようなバイクライフ」、の放物線後半にいる50代はもう「ビッグ」では楽しめなくなっているのが本音ではないでしょうか。

僕自身そうです。

でもバイクで楽しみたい・・・・。

だんだん見栄が気にならなくなってきた今、本当に良く出来た250があったらいいのになあと考える人も少なくないと思います。

実際、お気に入りの場所でちょっと停めよう、ちょっとUターンしよう、降りて押そうなども、NWJC VTR−Fは、とても簡単。乗って最高に楽しく、降りても楽チン。

今回は総走行距離502km、疲れないのでもっと距離を伸ばせましたが、気楽さであちこち立ち寄ったのが原因で時間切れ、三方五湖方面へはまわらず、奥琵琶湖から303号線でNWJC南店さんに戻りました。

燃費も良く、そんな事など考えずに気持ちよく走っても27〜28km/lの好燃費、ゴーストップの少ない303号線区間などは32km/l、でした。(もちろんレギュラーです。)

これだけ楽しめる要素がぎゅっと詰まって、積載もバッチリ、車検も無く燃費も良い お財布にやさしいNWJC VTR−Fは50代からの新たな旅バイクにベストチョイスです。

僕のように、これだ!と思った方や、また「えー?250で?」と疑問に思われた方も是非NWJCさんで最高のコンディションに仕上げられたツアラー仕様VTR−Fの試乗をお勧めします。


最後に今回のNWJC VTR-Fにふれて、バイク屋とは実体験をすることによって初めてノウハウが得られ、その繰り返しによりノウハウが蓄積できるのだと実感しました。一バイク屋として良い勉強をさせていただきました。
次回に続きます。
North Wing JC VTR-FNorth Wing JC VTR-F






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