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2022 04 14【 カブ110NWJCコンプリートで剣山スーパー林道へ 】


新型コロナ蔓延防止の解除に合わせてノースウイングJCさんに遊びに行くと、ピットで高田さん

がカブを前にゴソゴソ、黙々と何やらやっている。


嫌な予感が的中(笑)、「あっ、フォグランプ!」

また一人だけ抜け駆けして何やってんすか!「見られたか―(笑)」

「また一人だけ!!いっつもズルいすよーホンマにも―。僕のは・・?僕のも・・!」

「あーー!しゃーねーなぁ〜、用意してやるよ」

そんなわけで後日僕の分も完成。うひひひ。


最近はCB400SS―TMのことをやっていると思ったら、ちゃんとカブ110NWJCコンプ

リートのことも同時進行で深化させているではないですか!(ありがたいことです)

ホンマに高田さんは抜け駆けして何してるかわからんので、ちょいちょいNWJCさんに来てチェ

ックせんとアカンのです(笑)


FOGライトステーの出来は相変わらずの秀逸。

キャリアやサイドラックの様に「NWJCクオリティー」で大満足です。

とにかく早くツーリングに行ってこれを使いたい!




 [ 剣山スーパー林道へ ]



年度末のドタバタが丁度終わったころ、山陰方面をスクランブラーで一緒に楽しんだ岐阜の寺山さ

んと共に愛車カブ110NWJCコンプリートで、四国へツーリングに出かける予定をしていまし

たが、寺山さんは急な仕事が入り中止となりました。


今回は僕一人で四国へ一泊二日で行ってきました。


行先は剣山スーパー林道に即決。


フォグライトのテストもかねて、我ながらナイスな計画(笑)

2年前にCB250R―TMでも走ったところで、このサイトでもお知らせしています。

ルートは原付2種ですから頭を悩ますところで、淡路島から徳島に渡れないのが、四国行きで最大

のネックになります。


今回は和歌山港からフェリーで徳島へ。そこから剣山スーパー林道を走り、夜はキャンプか宿にす

るかはその時の状況で考えることにしました。


ちゃちゃっとカブ110NWJCコンプリートにキャンプ道具や工具、着替えなどいつものフル積

載状態に。そして午前二時に自宅出発。



徹夜ですが、久々のツーリングですからなんてことありません。

おお!フォグランプ、こりゃあいい!進行方向を照らしてくれてすごく見やすく大満足。

午前五時半に和歌山出港、二時間後には徳島入りです。



徳島市内は丁度通勤ラッシュ。渋滞に紛れるとあちこちから熱い視線が(笑)



県道16号に入れば起点までは一本道。コンビニでおにぎりをパクついた後、午前9時前にスーパ

ー林道の起点到着。




今回は好天に恵まれて絶好のバイク日和!前回は豪雨に祟られたので、また違う林道の風景を楽し

めそうでワクワクしながら走行を開始します。


 [ 剣山スーパー林道を走る ]



最初は舗装区間が続きますが、フル積載状態でこの安定した走り!継ぎ目の段差も難なくいなす感

じで、狭いワインディングを嬉々として走ります。




これだけ荷物を積むとフロントが軽くなる様に思われますが全く問題なく、深いギャップの連続で

もフロントはしっかり設置しているし、リアの揺り返しも無くも安定感は抜群。

序盤の狭いワインディングでもフル積載を感じることなくバイクを操る楽しさに浸ります。

素晴らしい天気。

「前回の豪雨では見えなかったところがたくさんあるなあ〜、ここの周囲はこんなんなんや〜」

とキョロキョロしつつ、カメラで撮りたいところもたくさんあり、ゴーストップ、Uターンを繰り

返せるところも、低重心でコンパクトなカブ110NWJCコンプリートならではの楽しみかたで

す。


 [ ダート区間でも抜群の走破性 ]



獣道ではないのでバイクの底を打つようなことも、マフラーを石に当てるようなこともなく、一般

的な林道を走るうえで不安要素は皆無です。



タイヤは普段使っているOEM装着のIRC製で空気圧は標準のF2.0、R2.25でOKです。



直進安定性抜群で、細かい砂利の堆積した、オフ車でもハンドルを取られるようなところも難なく

走破。


自動遠心クラッチはエンストの心配がないのですが、エンジンメンテナンスと適正なファイナルレ

シオのおかげで、ダートでのトラクションが素晴らしく、ところどころの水の流れる、滑りやすい

泥だらけの路面も、タイヤのグリップを感じながら、じわっとアクセルを開けると何事もないかの

ように前へどんどん進みます。



ダートであっても良い景色や気になるものを見かけると、大型ツアラーやアドベンチャーモデルで

はやる気にならないゴー&ストップとUターンを繰り返せる気軽さは、旅の楽しみが倍以上に感じ

ますね。



特に滑りやすい登りや下りで撮影のため停車する際、パーキングレバーは重宝しました。

ブレーキもドラムですがメンテナンスをしっかりしていると、ダートでも十分にコントロールでき

ますし車体を安定させることにも使えます。




軽量コンパクトな車体は足つき性も良くとても安心ですから、轍の斜面で不意に滑っても雪道走破

とおなじ要領で足をついて事なきを得て楽しめます。


これだけの荷物を積んであらゆる路面を悠々と走破できるカブ110NWJCコンプリートが、こ

れほど楽しいとは・・・改めて実感しました。


193号線に出てそこからファガスの森までさらにダートを進みます。



ファイナルのおかげで2速3速のつながりが良いので登り下りで駆動力やエンジンブレーキが程よ

く使えスムーズな走行ができます。



気温が高く、虫も出てきましたがスクリーンで防げますし、意外に落石もあって目の前を小石が転

がることも。


跳ねた石をレッグシールドでブロック。雨風はもちろん走るうえで飛んでくるあらゆるものに有効

ですから、スクリーンとともに欠かせない存在ですね。



ファガスの森でトイレ休憩です。施設は定休日でしたがトイレを開放しているので助かります。

当日の深夜に出発して、こんなに疲れ知らずで楽しんで「あっと言う間にここまで来たなぁ〜」と

いう感じが、カブ110NWJCコンプリートならではの手軽さと充実感に納得ですね。





ファガスの森から10kmほど進んだところからは、崩落のため通行止めとの看板が。

そのまま進むと、展望の素晴らしいところで時計を見ると丁度お昼。


椅子を出し、美しい山並みを眺めながら持参したラーメンを作って、「なんて豪華なランチなんや」

とちょっと感動しながらお昼を食べます。



そして通行止めの看板からは北を走る438号線へ



国道に出てからはワインディングが続きます。アップダウンとタイトなコーナーが連続して走りご

たえ満点。バイクと相談しながら、失速させないように先を見ながらの走行は、バイク乗りとして

充実感に包まれ、カブ110NWJCコンプリートを操る醍醐味です。



フル積載で狙ったラインを走れてブレーキ性能も十分。タイヤはダートでもあれだけ走れるのです

から何の不満もありませんが、ツーリング中の大半を占める舗装路は通常のタイヤで軽快です。


さて、そこそこ良い時間になったのでキャンプはあきらめて2年前CB250R―TMの時に宿泊

した宿に泊まることに。


438→439号、そこから京柱林道で南下し195号線沿いにある宿を目指します。



この林道では山影では薄暗く、還暦おやじの視力低下をフォローするようにフォグランプが大活躍。

硬くしまったダートから砂利の深いダートなど様々な路面が現れましたが、進む方向の状況がよく

わかり、黄色い光はLED独特の見難さをカバーしてくれますから安心して走行できますね。




直進性、グリップの良さはトータルバランスの高さで、地元で乗っているかのような平常心でいら

れますから全く疲れないのです。体のどこかが痛くてどうしようもない、ということもありません。



ところで、走り抜けてから解ったのですが、丁度出口に最近つけられた真新しい看板に、一般車両

通行禁止とあり、通行する場合は許可が必要とのこと。


入り口にも同様の看板が無かったのか、あって見落としたのか定かではありませんが、通行の際に

はお気を付けください。


ライダーズインのご主人もご存じなかったので要注意です。




 [ 2日目は一般道をメインに高知から高松へ ]



林道三昧となった1日目。2日目は少し予定を変更せざるを得ないことに。

ライダーズインのオーナーさんによると、ここから北へ抜ける林道は3か所の崩落で通行止めにな

ってしまっていました。


また、フェリーも高松から乗る予定だった宇野港への直行便が昨年廃止になっていて、さてどうしよう。


どうやって帰阪するか考えながら、タマタマ高田さんと電話で話した際に

「小豆島にわたってみては?」とアドバイスがあり、調べると高松から小豆島、小豆島から姫路港まで

のフェリーは便がたくさんあり、これなら小豆島でも少しゆっくりできるし、この案に決定。

僕にとって小豆島は初でもあります。



午前7時ライダーズインを出発、高松への主要国道の32号線をひた走ります。

当然全線にわたり舗装路、交通量も多く流れも速い。アップダウンもあり、厳しい登りでも交通の流れ

に十分乗れるし、制限速度を下回ることもありません。



下りのタイトなコーナーでも、フル積載した他のカブなどでありがちな空気圧低下のような、ホイール

がよれる感じも全くなく、剛性感があってワインディングを嬉々として走れるのは、相変わらずカブ1

10NWJCコンプリートの美点で、これしかないと思わせるところですね。



高松港まで約140kmはあっと言う間でした。


そして小豆島へ。

時間に余裕があったのでグルっと一回りすることにしました。








一周は82kmほどであちこち見ながら、初小豆島を楽しみました。

小豆島から姫路港へ渡り、372号線で帰阪しました。




こうして1泊2日、剣山スーパー林道ツーリングを存分に楽しむことができました。

全線走れるようになったら、カブ仲間やお客様たちと楽しみたいと思っています。




走行距離 682km

平均燃費 59.17km/L

使用フェリー
 
南海フェリー 和歌山→徳島 2時間

小豆島フェリー 高松→土庄 1時間

小豆島フェリー 福田→姫路 1時間40分


次回に続きます


※ 次回は「カブ110NWJCコンプリートに乗って思うこと」を更新します。

今回、カブ110NWJCコンプリートTypeUに乗って楽しんでいると、改め

ていろいろと思うところがありましたので、皆さんにお伝えしようと思います。


お楽しみに




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