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2021 08 29【 積載についての大切な話 】
緊急事態宣言が当たり前のようになって、少し窮屈な日々を過ごしていますが皆さんいかがお過
ごしでしょうか。
安心して大好きなバイクであちこち出かけられないのは「悲しい」の一言ですが、
めげずに仲間たちと来るべき緊急事態宣言解除後のキャンプツーリング、ツーリングの計画をメ
ールやラインでやり取りしています。もう予定だらけ(笑)
また、この不自由な期間にメンテナンスをしようという方も大勢おられ、何かと忙しくさせてい
ただいています。
最近は特にカブ110NWJCコンプリート以外のカブで来店される方から、積載方法について
の話も多くあるのですが、
どうもカブ流行りによる良くない情報が蔓延しているようで、パーツの興味だけで、話がかみ合
わない(笑)
そこでバイク旅において不可欠な積載について自分の実走行した経験をもとにお話してみたいと
思います。
積載量は最低70Lが必要
バイク用ツーリングバッグメーカーのラインアップを見てみると、キャンプツーリング用として
いるバッグは70Lから75Lを基準としているようで僕もそのバッグを持っています。
キャンプツーリングに持っていくものを改めて書きますと
雨具・体温調節用上下インナー・防水グローブ
テント・シュラフ・タープ・マット・テーブル・イス・バーナー等調理セット
水タンク2リットル
工具一式・パンク修理キット・チューブ・電動エアコンプレッサー、予備燃料2リットル・チェ
ーンオイル
以上は必携です。
※画像は一例です。
これらと行先や目的によって追加したアイテムをカブ110NWJCコンプリートに積み込むわ
けですが、
まずアルミケースは73L、NWJCオリジナルサイドラックで車体左右に振り分けられる防水
バッグは19Lx2で38L、僕はケース上に10Lの防水バッグを積むので、トータル121
Lが積み込み可能で、大型バイクでもなかなかこれだけ積めるツアラーはありません。
なるほどなー、ケースの容量もそうなんですが、NWJCオリジナルのアルミケースはなにより
丈夫ですから、NWJCで用意されるオプションのステーで燃料タンクや水タンクを装着できる
のもGOODでワンタッチ脱着、テーブルになるなどこれ以上はないですね。
またキャンプ場など現場でしか出さない重量物やかさばるものを、車体左右に振り分けると、ア
ルミケースに少し余裕ができて実際の使い勝手は抜群です。
フル積載でも気づくと1000km先へ
さて、キャンプツーリングのようなバイク旅は70L+αが必要でおよそ100Lの荷物を持ち
歩くことになります。
しかしこれだけの重量物がありながら、それを気にすることなくこんなに楽しく走れるなんて・
・・・・。
ソロや仲間とあちこちでかけたのを思い出しながら、ヘラヘラしていると、ふと思うのは何気に
「ああ、こんなとこまで来てもうた」ということの多かったこと。
しかも700〜900Km超で1000Km近く走っていることもよくあり(笑)、しかもフル積
載となるとよほど優れたトータルバランスがないとこの距離はありえないですよね。
排気量や車格に関係なく何泊もするバイク旅での走行距離で1000km近くその次の日も同じ
ように走り続けるのも可能と思えてしまう。
気づくと「ああ、もうこんなとこまで来てもうた」と思えるのが本当の良き相棒ですよね。
今も郵便局までカブ110NWJCコンプリートを走らせましたが、店に帰って用意すればすぐ
にでもバイク旅出発可能で、1000km先を目指しても遠いと思わない、この感覚。
他ではまねできないまさに「NWJCさんのカブワールド」です。
このトータルバランスを支えるもの
まずベース車両は、NWJC拘りのメンテナンスで仕上げた、車体剛性の高いPROをベース車
に使っている点ですよね。
次に、長年培ったノウハウでバイク旅のために考え抜かれた積載方法と位置にあります。
NWJCオリジナルアルミケースはリアキャリアに、左右に振り分ける防水バッグはNWJCオ
リジナルサイドラックに、ライディングに邪魔にならないうえに重心位置に可能な限り近づくよ
う絶妙な位置で装着され、マス集中化が図られています。
PROではフロント側にあった純正スチール籠は驚くほど重く、それに重量物を積むとハンドリ
ングに大きく影響するために、NWJCオリジナルキャリアに変更し、軽量化と同時にヘッドラ
イト、ウインカーの位置の視認性UPのため最適化にもなっています。
サスペンションやエンジンコンディションにもNWJCさんの拘りのメンテナンスが実施され、
NWJCオリジナルスクリーンにレッグシールドですから、走っていると気にすることも無い効
果抜群の機能パーツでこれほど楽しい旅バイクはないですよね。
かなり積み込んで「積み過ぎ?」なんて思う時も全く車体の剛性感がしっかりあって、
前輪と後輪が違う動きをするような、ねじれるようなことなどなく、
ホイールを含むタイヤも、空気圧不足の自転車で曲がるような、ぐにゃぐにゃすることも皆無。
フロントが軽くなってふらふらと真っすぐ走らないことも全くないし、ブレーキが効かないなん
てことも全くない。
昔、学生の時にXL250Sに強引に多くの荷物を積んで富士山へ行った時の思い出と比較して
お話ししてみました(笑)
あの時カブ110NWJCコンプリートがあれば、もっと良い思い出が作れたのでは・・・・・。
NWJC-TMシリーズに共通するトータルバランス
僕が普段乗っているCB250TMもスクランブラーNWJC2014仕様もそうですし、
以前ツーリングでお借りしたSR500TM、XR230TM、試乗させていただいたことのあ
るSL230TMも全く同じコンセプトで優れたトータルバランスを与えられているのがとても
よくわかります。
ですから僕に言わせると、フル積載で1000km先を気負うことなく目指して楽しめる仕様が
「NWJCーTM」シリーズのコンセプトだと断言できます。
どこまでも楽しく安全に
最近の流行によって、さまざまなバッグ、ケース、キャリアが、カブだけでも全ての種類に数多
く販売されています。
しかしそれをつけて荷物を載せられればいいというものではなく、コーナーリングの度に後ろの
荷物を左手でチェックすることも無く、気負うことなく走り続けることを楽しめるということは、
皆さんが求められていることでその通りなんです。
またバイクショップが気を付けなければならないのは、自らの実体験なくパーツを用意するだけ
で、経験の浅いユーザーのバイクに汎用キャリアを付けプラ箱を載せることがいかに危険なこと
かよく考えねばなりません。
相変わらずプラ箱、ネットで積み上げられて操安を崩して転倒し怪我や周囲に迷惑をかける話を
耳にします。
NWJCの高田さんも言っておられましたが、2輪は4輪と違って、ヒトが乗らないとまともに
立つことも動くこともできない乗り物です。
ですから余計にロングツーリングやキャンプツーリングに行く際の荷物の積み方は慎重によく考
えることが必要で、これから楽しみたいユーザーには、何より、実体験が豊富なバイクショップ
からの提案が不可欠だと思うのです。
いかかですか?今回のロングツーリング、キャンプツーリング、バイク旅のための積載やバイク
選びに関することで何かご相談等ございましたら、お気軽にご連絡ください。
次回に続きます
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