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2018 0613【 カブ110NWJCコンプリートお気に入りポイント 】



 「積載性」と「操縦安定性」の両立 


カブ110NWJCコンプリートの魅力を話せばとても長くなってしまうのですが、今回はその積載性についてお話ししようと思います。


キャンプや旅を楽しくするのはなんといっても積載時の走りに安定感があればこそですね。


積載量を増やすと安定感がなくなり操縦性も悪く不安定になるのが普通ですが、荷物が積みやすくしっかりバランスの良い位置に固定されていることと、14インチホイールの積載重視のプロがベース車輌となっているのでロングツーリングを楽しむ為のファイナルレシオなどトータルバランスを高めた仕上がりの良さが、安心して快適に走ることを楽しめます。


このクラスでこれだけちゃんと積載できて、フル積載でも積載を感じることもなく軽快に走れるバイクが無かったので、キャンプ好き、旅好きの僕には願ってもない一台になったのです。


[ NWJCオリジナルアルミケース ]



大容量76Lのアルミケースは、ライディングに邪魔にならない絶妙な位置についています。



ケースの強度アップと脱着を容易にする為のNWJCオリジナルフレームが装備されていて、満タンまで荷物を入れても剛性感がありビクともしません。


旅先では簡単にケースを外してテーブル代わりにできるなどとても良く考えられていて、バイク屋NWJCさんの「自らが楽しむ為の実体験」がフィードバックされていることがよく分かります。

日帰りツーリングでしたらこれ一個で十分で、画像のように僕が常に持っていく「お茶・ラーメンorパスタセット」と工具、雨具類はすっぽり入ります。






昨年THさんと日本海を見ながらパスタを作って食べた時もこれで充分でした。




また、トップにフックを付けるとケースの上にバッグを固定できるので、僕はタープなど長尺ものやフル積載時にすぐ取り出せるよう雨具を入れています。


リアに水タンクのアタッチメントを取り付けて、美味しい湧水を汲み景色の良いところでコーヒーブレイク・・そんな楽しみ方もいいですね〜。アイデア次第で使い方の幅も広がる優れものです。


実は、今年の冬に凍結路で一度転倒しています。プラスチックケースでは転倒すると破損することがあるようですが、アルミ製のハードケースでは少々傷が入る程度で、ケースの開け閉めと脱着とも全く問題ありませんでした。




[ NWJCオリジナル サイドラック ]







サイドラックは連結バーで左右つながりますので強度も高く、ウルフマンの防水バッグが左右に簡単に固定できる優れものです。勿論、汎用のサイドバックの装着も可能です。





防水バックと汎用バックの違いは価格のこともありますが、ロングツーリングで雨の中を走るとその差は歴然です。


一般的にレインカバーをかけての使用となりますが、路面がぬれているとタイヤが巻き上げる水しぶきで絶えずバックの内側を濡らしていますから、レインカバーの効果は気休め程度となります。


汎用のバックの場合は内側が濡れてしまうためその対策が必要ですからパッキングの手間もかかります。


ウルフマンの防水バッグはNWJCさんでモディファイされて専用ベルトによって左右が連結されます。僕の場合は画像のようにテント・シュラフ・エアマット・クッカー等々、キャンプ時に使用するものを主に入れて左右の重量バランスを見ながら振り分けています。


また、サイドに積載することで重心を下げる効果はフル積載時の安定感を高めて、アルミケースの中に余裕ができますので、気温の変化に対応できるようにインナーウェアを入れています。


[ この積載性をみて思うこと ]



Myカブ110NWJCコンプリートを見ていると昔のツーリングはどうだったかを思い出すことがあります。


キャンプや何泊もするような旅は年に1〜2回の事で、仲間内でそんな企画が持ち上がってからあわてて準備、出かける際にはいくつもの荷物をリアシートやキャリアに積み上げて、ロープやネットで車体にくくりつける、という感じで適当にやってました。


不思議なことに排気量が小さくなるほど、そんな「適当さ」は顕著になって、あの手この手の安上がりな方法に執着したように思います。


こんなことをして何とか積み上げたにしても、ぐらつく荷物に翻弄されながらの走行はライディングを楽しむ以前の問題で、何かあれば転倒、他人を巻き込む事故になる危険もありますが、当時はわかっていても、まあ大丈夫やろう、という感じでした。


乗っていても楽しいわけもなく、疲れてしまい当分行きたくない気持ちになっていました。


またアクシデントが起こりやすい荷物の状況は何か確信犯的で、今思うと無責任なことをしていたなあとも思います。


[ バイク屋自身が楽しむ為に企画されている ]



ビッグバイクのツアラーと言われるグレードでパニアケースが装備されている車両と同じように積載性のある車種は、販売されているバイク全体を見ても限られていて、このクラスではこのカブ110NWJCコンプリート以外皆無です。


フル積載のMyカブ110NWJCコンプリートで実際にキャンプへ出かけた時には、走りの良さに驚いたのですが、その時に荷物もたくさん積めればよいだけでなく積載位置も大変重要であることを知りました。


バッグやステーの汎用品が市販されてはいますが、自分のバイクに取り付けられるとしても、それらが本当に良い物であるかどうかは、使ってみなければわからない不安がありますよね。


そういう不安が全くないカブ110NWJCコンプリートを見ていると、NWJCさんがバイク屋として自身が楽しむ為の実体験から得たノウハウがフィードバックされて、作られていることを実感するのです。


旅バイクは、フル積載での安定感があればこそ気持ちよく走り続けられるのですが、安定感を気にすることも無く所詮はカブだから・・・。そんな感覚で乗られている方も多くお見受けしますが、バイクはカブに限らずコンディションを整えてトータルバランスを高めてツアラーとして気持ち良い走りで楽しみたいと思います。


排気量や車格に関係なくフル積載で1日500Km〜600Kmを走っても、ストレスも無く気持ちよく走れてこそ旅バイク・ツアラーとしての真価が発揮されていますから、また出かけたくなるのではないでしょうか。


こうしてNWJCさんの実体験で培ったノウハウが100%フィードバックされてトータルバランスを高めてツアラーとなったカブ110NWJCコンプリートは日本の道にジャストフィットしたツアラーだと乗れば乗るほど思います。


50代後半のこの歳になって、こんなバイクに出会えたことは本当に幸せで、ビッグバイクだけならあと何年バイクを楽しめるのだろうか、と思う日も近かったように思います。


僕の身近で最後のビッグバイクは・・・などと意気込んで、大型バイクの代替をして後悔している人が意外に多いのも気になります。乗り換えや売却しようにも下取りの値落ちも激しくて無理だし、おまけに長期ローンが・・・・・切実な声もよく聞きます。


最後のバイクは今現在乗り続けているバイクのコンディションを整えて最後までよき相棒でいられることが幸せではないでしょうか。


そんな思いをすることも無く、カブ110NWJCコンプリートに出会ったことと、Myスクランブラーを楽しめることでその幸せに浸り続けられる自分はなんて幸運なのだろうと思います。


次回に続きます





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