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2018 01/06【第5回RBRカブ110NWJCコンプリートツーリング 平成29年の終わりはカブでソロツーリング】



平成29年はRBRにとりまして様々な新しい出来事を体験することがあり、バタバタと動いた中に例年にも増して得ることがとても多かった1年になりました。

特に3月からカブ110NWJCコンプリートを新しく愛車に迎えたことは、僕のバイクライフを大きく広げた最大の出来事でした。

カブに乗り始めて初めての冬です。

実をいうと以前NWJCさんに伺った際に、高田社長はじめカブ110NWJCコンプリートのオーナーの皆さんからスタッドレスタイヤでの雪道の走破性をお聞きしており、冬を心待ちにしていたところがありまして(笑)・・・・。

あわよくば雪道も走ってみたいとスタッドレスタイヤに交換してその日を待ちわびていました。


[ カブ110NWJCコンプリート+スタッドレスタイヤの走破性 ]



12月に入り、例年より寒くなるのが早いなあ・・・と思っていましたが、家を出て北の山を見るとうっすらと白くなっています。

店から裏山に入ると目の前に広がる銀世界!

地元で年に1度あるか無いかの待ちわびていた日が今日とは・・・願いが通じたのか(笑)・・・・・。

こんなに早い段階で積雪路を走ることになるとは思いませんでした。



なにぶん初めてだらけのツーリングとなり、おそるおそる新雪に入ります。

ホイルスピンを覚悟して、そっとスロットルをあけると自動遠心クラッチのおかげで絶妙なトラクションがリアタイヤにかかり前に進むことができるではないですか。

「おお、凄い凄い、意外に走れるなあ・・・・」

凍った雪で轍になっているところは要注意なので慎重に走るのは当然なのですが、雪の中でスタックしている車を数台横目で見ながら、峠をぐんぐん登ります。

また、恐れていた下りでも絶妙なエンジンブレーキを使ってグリップを感じながら安心して走れるではないですか!これも驚きです。

凍結路で少しバランスを崩しても足がつくし、軽い車体が幸いしているのと、毎回かなりの荷物をアルミボックスに入れて出かけていますが、

14インチホイールの剛性感が荷物の存在を感じることなくライディングに集中できますし、

雪中走行であってもギア比が適切であることなど、このような悪条件になればなるほどカブ110NWJCコンプリートの実力を改めて体感することができました。

亀岡まで抜けてしばらく雪のない道を進んで、兵庫県中部のお気に入りの場所を目指します。

「途中で湧水を汲んで行って、お昼はラーメンを作って食べよう。」

走っていると止んでいた雪が激しく降り出しましたが

カブ110NWJCコンプリートのスクリーンのおかげで上半身に雪が堆積することもとても少なく、前方視界も良くて快適です。

湧水ポイントからお気に入りの場所へはまた雪路となり、最後の峠が積雪により通行止めになったため、少しルートを変えてお気に入りの場所であるダム近くの東屋でラーメンとおにぎりでちょっと遅いランチタイムを楽しみました。







帰りも雪のある山中を走り続け、はじめての雪中をカブ110NWJCコンプリートで堪能しました。最高に楽しかったです。








[ 自分の偏った思い込みを無くしてくれた、カブ110NWJCコンプリート ]



「やっぱりカブ110NWJCコンプリートは最高やなあ〜」と思いつつ少し前の自分を思い出しました。


カブを手にする前、高田社長はじめNWJCの皆さんがカブ110JWJCコンプリートで楽しそうに出かけているのを横目で見ながら、うらやましい反面、少し無理されているのではないかと思う自分もいて、正直「ほんまかなあ」と半信半疑でした。


当時、たくさん荷物を積んで遠くに旅するのなら、バイクはメーカーの作る「ツアラー」と称する大排気量が良いのではと思うのが一般的ですから、常に頭の中には半信半疑の疑問符が存在していました。


カブ110NWJCコンプリートを購入するのが遅かったのも、旧型のJA07型プロトタイプをお借りしていた時のこともあり、自分の思い込みが邪魔していたからでした。


仲よくしているトライアンフ 空冷モダンクラシック仲間のHさんがカブ110NWJCコンプリートに興味を持たれて車両をNWJCさんに見に行かれ、偶然その場におられた村田先生はじめカブ110NWJCコンプリートを楽しむ皆さんと話されたのをきっかけに、RBRでのカブ110NWJCコンプリート熱はどんどん上がって行き、僕もHさんも購入しました。


当たり前ですが、JA07型プロトタイプとJA10型のコンプリーは実際に手にして乗ってみると大違いでJA07型がいくら日本製と云えどもこの違いがプロトタイプで僅か3台作られただけで終了したことが納得できました。

JA10型のNWJCコンプリーは乗れば乗るほどに新たなバイクツーリングの楽しみを与えてくれるので、僕のバイクの旅、に対する考え方は180°変わり、偏った思い込みは消えてなくなりました。


こうしてカブ110NWJCコンプリートは最高に楽しいバイクであると同時に、いろんなことを教えてくれる先生のような存在でもあり、もう一台の愛車NWJC2014仕様スクランブラーと共に無くてはならないものになりました。

Hさんも暇さえあればカブ110NWJCコンプリートであちこち出かけて楽しんでおられて、総走行距離を僕と競い合っています(笑)

たまにHさんと出かけるのも楽しく、最近ではカブ110NWJCコンプリート仲間も2人増えて近いうちにどこかで集まれたら良いなあ、と話しています。


平成29年はNWJC2014仕様スクランブラーに加えてカブ110NWJCコンプリートを楽しみながら、ライダーとしても、これからRBRがバイク屋としてどうあるべきかも考えさせられた深い1年でした。


[ これからの僕に。ダウンサイジングの魅力 ]



平成30年は57か〜!と自分で自分の歳に驚いていると、

サラリーマン時代の同期や先輩たちも、遊びに来ては「老い」の話を連発。

非常に後ろ向きなテーマなんですが、体の変化は自分も感じているので若干話が盛り上がるのが悲しいです(笑)


皆、若いころ一緒に走っていたバイク乗りでしたが、今では乗っていないか、体力的に滅多に乗れなくなってしまったビッグバイクを所有しているかどちらかです。

そんな知人達が、カブ110NWJCコンプリートというダウンサイジングで相変わらずバイクライフを楽しんでいる僕を見てうらやましいと思う人も少なくないようで、こんな方法でバイクをまだまだ楽しめるんや、と何かを発見したように驚く人もいます。


もう何年も前にNWJC高田社長がおっしゃっていた「年齢と共に緩やかな放物線を描くようなバイクライフ」という言葉が実感として身に染みる年齢になり、

カブ110NWJCコンプリートの楽しさにどっぷりと浸かっている今を考えると、NWJCさんが提唱されるダウンサイジングの魅力がとてもよくわかるのです。


僕には最近のビッグバイクは大きすぎるし、電脳化によって操っている実感に乏しくて特に何も感じることはありません。どのメーカーの、どのバイクも同じです。


ところが最近、NWJCの皆さんが楽しまれているSL230ツーリングマスターは、試乗させていただくと、程よい大きさですし、ノーマルのSLでは想像がつかないほど積載力も抜群で操っている実感に溢れているなど、NWJCさんが仕上げる車両に受け継がれる血統を感じる、今の僕にとって素晴らしく魅力的なバイクなのです。

NWJCさんがある限り、これからのバイクライフも楽しめる!とNWJCさんで出会う同年代の方たちが言われるように、僕も全く同感です。


RBRとしては僕がもっと乗って楽しむことで、自身の体験から皆さんに様々な楽しみを伝えて行きたいと思います。


次回に続きます。





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