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20130729 カブ110 ノースウイングJCコンプリート 第05回


[カブ110日本海ツーリング、 一バイク乗りとして再発見の旅。]


高田社長から、「カブで日本海方面に行くんだけど、どこかで待ち合わせて一緒に行かないか?」とお誘いいただきました。

メンバーは、私はスクランブラーを通じて仲良くなった、高田さんのツーリングのお仲間で、
長距離キャンプツーリングでは、前日までになにがなんでも仕事を終わらせて必ずと言っていいほど参加される方々。
皆さん、トライアンフ スクランブラーやBMW R100 R80系のOHV などの大型車両も所有するとともに、
ノースウイングJCオリジナルコンプリートのカブ110PROのオーナーでもあるのです。

つい最近では、カブで1000km程の距離を楽しみ、僕がカブに興味を持つことのきっかけを作ってくれた人たちとの再会は願っても無い事で、参加させていただきました。

いつもスクランブラーで楽しんでいるルートを使って日本海へ行ってみたいと考えていたので、カブで旅慣れた皆さんとの合流はとても心強く楽しみです。

[カブ初心者のうれしい誤算]


待ち合わせ場所は熊川宿・道の駅。時間は午前8時半から9時です。
今回はスクランブラーで頻繁に使うルートと同じ。
4回にわたってカブのレポートを書いてますが、「カブは良いですよー」と言いながらもカブ初心者の発想で、

「早めに出た方がいいかもしれないなー・・・」

と言うわけで5時半起きの6時出発に決定。それでも時間通りに到着できるのか不安を抱えていました。
スタートです

予定通りに自宅をスタート。走りなれた道でも、やはりカブ初心者。ツーリングペースをつかめないまま進みます。
天気が・・ちょっと休憩
霧だ477山中入口

数十キロ走ったあたりで、とても楽しく走れることに気付きます。2・3・4速をうまく使えば速度を大幅に落とすことなく山中のアップダウンを快走するではありませんか。
荷物もボックスいっぱいに積んでいることも関係ないかのようにキビキビとカブは走り、
「走りこんで仕上げられてるなー」、といつものNWJCさんのこだわりがジワジワと体に沁みてきます。
途中ツーリング中のバイク数台と出会いましたが、走るペースもほとんど変わらずでした。

気温20℃いつもの分岐点

そして待ち合わせ場所、道の駅 若狭熊川宿に到着です。
ふと時計を見るとまもなく午前8時・・・・30分以上も早く着いてしましました。
早すぎた・・・

よくよく考えるとここまで2時間足らず・・・スクランブラーと全く変わらないではないですか!
疲れもなく体の状態もスクランブラーと変わらず・・・。
随分前に、カブでの目的地への所要時間を尋ねた際に「ほとんど変わらないよ」との高田社長の言葉を初めて理解できました。すいません。

そして8時半、ノースウイングJCの皆さんはピッタリ定刻どおりに到着。さすがです。
合流です

全てにおいて実体験しなければいけませんね。こうして、カブだから、という偏見にも似た思い込みは見事に払拭され、何処にでも行ける乗り物、と180度考えが変わりました。

そしてまだ驚く話は続きます。

[NWJCの皆さんにいろいろ教わる]


最初は信じられなかった、NWJCさんの熊川宿までの所要時間。「岐阜からでしょ?ほんまに?」心の中で思ってました。
でも、現場で皆さん曰く「JRのように定刻着」(笑)私以上に、元気でにこにこ。

ブログがリンクしている、おなじみのNさんからさらに驚く話が・・

「もっと積んでるほうが走りやすい・・・・」、皆さん頷いてる。

見たところ、結構な荷物でしょ?・・・でも「普段は倍以上」だそうで、キャンプともなれば容赦なく、さらに荷物を積んでいくんだそうで・・。

「まだ積むのかー」私がケースいっぱいに工具やらカメラ、ペットボトル、雨具、予備ガソリン1リッターなどを詰め込んだ事を話しても「まだ積み込み不足」。

さて、積み込めば積み込むほどに走りやすくなるという経験者の生の声で、カブ110PROをベースにしたのが、ようやく現実的に理解できました。
14インチも高荷重に対応する為の必然の大きさなのですね。

そういえば、少量でも「いつもより積んだ」ことを感じずに走れたのも、ちゃんとした理由があったのです。

高田社長はあえて空荷で参加、違いを再チェックされてるようで「荷物を積んでる方が走りやすいねー」そして、
「荷物がなければ17インチは気持ちよく走れるんだよ。でもキャンプ道具一式を積んでのツーリングではやはりPRO。」

どんなバイクも乗り比べて何万キロもテストして仕上げる一貫した姿勢から出る言葉に重みを感じます。カブですからなおさら。

[三方五湖へ]


ここからは私を含めて合計5台のカブで進みます。
走行中
皆さん結構なハイペースで進みます。最初だけ恥ずかしながら遅れをとりましたが、すぐに慣れました。

「こんなペースで走るのか・・・」先程の「定刻着」も納得です。

三方五湖では燃料系の指針が赤に差し掛かり、ガス欠の不安を感じているとNさんが、
「赤に入ってもかなり走れますよ」とニコニコ笑顔で教えてくれて、結局お昼を食べた敦賀まで無給油で走れてしまいました。

燃費を意識したとは程遠く思える、積極的な走りをしながらも、カブNWJCコンプリートのポテンシャルを知っている人たちに囲まれているのは、カブ初心者の私にとって安心の一言。

またこの短時間で「ほんの入り口」ではありますが、カブの魅力を実感できたのも皆さんがいてくれたおかげです。感謝しております。
集合写真です

[帰りはブラブラと]


お昼を食べ終えて、敦賀で皆さんとお別れです。

しかし、何も特別なことも言わないのに、スッと自然に集合して、談笑しながらも同時に身支度整えて走り去る皆さんを見て、
「なれてるな〜、相変わらずカッコええし・・・」

そこからは一人フラフラと海岸沿いを走りつつ小浜方面へ

27号薗部口から16号で名田庄へ抜けます。ここは以前通ったことがあり、狭くて荒れていたのですがループの綺麗な道になっていてびっくり。
そこここで立ち止まれるのもカブの良いところ。
日向港除雪車と

小浜駅ループ橋
名田庄かやぶきの里

[本当に再発見の旅でした]


カブと言えば、正直言って知っているようで知らない存在。バイク屋をやっている私ですらそうなんです。
カブで日本海ツーリングの話をすると、「よーやるねー」とか「だいじょうぶ?行けるの?」なんて言うのは決まってカブに乗ったことも無い人たち。
ひどい場合は自虐的な楽しみと言う人もいました。
自分もそうでした。この体験が無ければ、同じ事を聞けば、似たような受け答えをしたでしょう。

でも実際に楽しんでいる人たちと走り、話、教えてもらうことで、本当に自分を遠くへ無理なく、楽しく運んでくれる乗り物だと解りました。

実体験無く、カブを語るのは嘘をついていることと同じでそんな事はすぐに見透かされるし、カブフリークの皆さんを冒涜していると言えます。
カブが流行ってるから便乗したいんじゃないの?なんてふうに思われるのが関の山です。
また、これは全てに通じることですね。

バイク屋として、今までで反省を含めて一番考えさせられたツーリングでした。また、新しい楽しみが一つ増えたのも収穫でした。

本日の総走行距離429km 消費燃料7.45L 平均燃費57km/L、これにも驚きました。
Nさんが言ってた、「ガソリン代が浮いた分、おみやげにまわせますよ。」を実感しました。(笑)

高田社長、Nさん、Kさん、先生、ありがとうございました。またお会いしましょう。

いいなー

次回に続きます。

お知らせです。当店で ノースウイングJCオリジナルコンプリート カブ110プロを 取扱開始しました。
詳細はお問合せ下さい


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