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2024 08/04【 乗り始めてから愛着を実感できるバイクライフのために 】


過去に経験のない暑い夏が続いていて、ほぼ屋外で作業をするようなバイク屋にとって厄介な季節です。

そんな中お陰様でバタバタと忙しくさせていただいていて、ブログのアップには少し間が空いてしまいました。

日々バタバタと過ごす中、NWJC高田さんとお話しする機会があり、カブ110NWJCコンプリートType2

をメンテナンスやモディファイにより更なるバージョンアップ(深化)できることを教えていただきました。


僕のカブ110NWJCコンプリートはすでに7年が経過して、お客様のType3でも4年以上が経過しているの

ですが、NWJC高田さんの拘りというよりもバイク愛とでも言えばよいのかどんどん深化しています。

僕はもちろんですが、ウチのお客様もその度にまた楽しい走りや感動によりさらに愛着がわいてくる!

これは、高田さんが提唱されている、まさに「素敵なバイクライフ」です。


僕のカブ110NWJCコンプリートType2のバージョンアップを実施すると、Type4にも勝るとも劣らぬ

その激変ぶりにはビックリというか感動しました。


早速、この楽しさを当店のType2・Type3に乗るお客様ご案内したところ、すぐにご依頼をいただき、実施

後は僕の感動とお客様も同じよう感じておられ本当に楽しそうです。

そんなお客様の声をいただきましたので、ここにご紹介したいと思います。


Hさんのカブ110NWJCコンプリートType2



カブ110コンプリートは通勤快速も含めてキャンプツーリングも楽しむお気に入りでもう8万キロになりますが、

何度かのバージョンアップで愛着がどんどん湧いて手放せない一台となり、Hさんの長いバイク歴の中で歴代最高の

使用年数と走行距離となっているようです。


先にバージョンアップした僕のType2に試乗していっぺんに気に入ったHさん。

バージョンアップ実施の翌日に日本海を見てくる、と出かけられてインプレッションをいただきました。

「走り出してその違いを実感できるのはすごい。ハイグリップタイヤに替えたかのような、フロントタイヤがアスフ

ァルトをつかんでいる感じがすごくあって、切り返しが自然で速くなったなあ。凸凹の多くある路面でもすごく気持

ちいい。下りのカーブがより楽しくなって最高やった!」と良き相棒との一体感にご満悦のようです。


Gさんのカブ110NWJCコンプリートType3



GさんもHさんと同様に、長いバイク歴の中でGさんのカブ110NWJCコンプリートType3も何度かのバー

ジョンアップを経て4年、4万キロ以上と、歴代最高の使用年数と走行距離となっています。


ご案内したら「すぐやって!」即答のGさん。その後同じ会社の方としまなみ海道へツーリング。

ツーリング先からインプレッションを送っていただきました。

「今回のバージョンアップは、良いですよ!フロントタイヤの接地感が増してます。今回はある程度距離を走りまし

たが乗り心地もフラットで更に疲れなくなりました。ブレーキング時のコントロール性も抜群に良くなりましたしコ

ーナリングの安定感も凄いです。ホントに疲れない!もっともっと長距離に行きたいですね!」







MAさんのカブ110NWJCコンプリートType3



毎日通勤でワインディングを駆け抜けるMさん。自動車販売店の社長さんです。

今回は大台ケ原までツーリングに行かれて楽しいんだとのことです。

「まさかこんなに良くなるなんて、ちょっとビックリ。路面があれているところが多いので、ペースを上げると突き

上げることがありましたが全くなくなりました。コーナー入り口でブレーキングを終えてレバーを離した時に速くフ

ォークが伸びてアプローチし難かったのが全く無いです。コーナリング中もフロントタイヤが落ち着いてて、柔らか

いのとは違って、なんて言うのか剛性があってしなやかって言う感じに激変しました。」


MUさんのカブ110NWJCコンプリートType3



通勤がメインですが、時間があればあちこち一人で出かけるMUさんです。

「メンテ後に通勤で走ったのですが、スッと曲がるというかすごくよく曲がるし、ブレーキも良く効くようになりま

した。うまく言えませんが、なにか大型ツアラーに乗っているような落ち着き方です。どこを走っても快適なので早

くツーリングに出かけたいです。」


[ バイク屋とこんな付き合いは初めて ]



皆さん、若いころから延々と様々なバイクを楽しんで来られており、国産の大型車両含めBMW、ハーレー、DUC

ATIなど、主だった海外メーカーは全て出てきます。


しかしお話を聞いてみると、車種はたくさん乗られているのですが、意外に短命で1〜2万キロで乗り換えのパター

ンがほとんどでした。


皆さん口をそろえて「カブ110NWJCコンプリートほど長年楽しみ、こんなに距離を走ったバイクは初めてだし

バイク屋さんとこんな付き合いをしたのも初めてだと言われます。





確かにType2ですと平均6万キロで8〜9万キロ、Type3で4万キロというのがRBRのお客様の平均で、

旧いからとか走行距離が伸びたからと、乗り換えた方はおられません。


これは、どなたも今までとは真逆のバイクライフになっていますよね。

言い方はちょっと悪いですが、「とっかえひっかえ」を繰り返した過去のバイクとの付き合い方が激変した理由を

GさんとHさんにお聞きしてみました。


Gさんは

「今まで乗り継いだバイクは、その時の流行りだったり、最初は楽しくて乗るんやけど、慣れてくると何か不満な

点や違和感が出てきて、「こんなはずじゃなかったんやけど」って。

それが嫌なのでバイク屋と相談するんやけど、「そのバイクはそんな感じですよ、それならこちらのバイクの方が」

と言われてしまい、上手く口車にのせられて乗り換え・・・・今でこそわかるんやけど同じことの繰り返しが続い

てたんよね。」


Hさんは

「結局、排気量の大小かかわらず、どのバイクにも必ず出てくる違和感などは解消できないままやったが、空冷ボ

ンネビルT100NWJC2014仕様へとバージョンUPして大型でも違和感や問題が対策できることを知り、

CB250R−TMではダウンサイジングによる持て余すことの無い楽しさを知った。

歴代最小排気量のカブ110NWJCコンプリートに乗りはじめると、楽しく乗り続けるためのメンテナンスや専

用の補助灯などが準備されたり、アップデートっていうんか、どんどん良いバイクになっていくんよな。

過去の経験では、新車で買ってから年数と距離がふえると劣化していくのが当然やと思ってたのでそりゃあ驚いた

わ。それに愛着も湧くので、歴代最長の所有年数と距離を更新中(笑)


過去の経験では、乗り換えか、消耗品交換かカスタムパーツ取付にバイク屋に行くぐらいで、フラッと寄ると乗り

換えを強力に勧めてくるので、行きづらくなって疎遠になるよね。当時はバイク屋との付き合いはそんなもんやと

思ってたしな!!」


GさんもHさんも

「まさかバイクを買ってから後の方がバイク屋と付き合いは深くなるなんて思わんかった。それもこれも楽しむた

めに絶えず発信されるメンテナンス情報があればこそで、それがRBRを通して自分のカブ110NWJCコンプ

リートにできるし、RBRでわからんことはNWJC高田さんに尋ねてくれるのもとてもありがたいわ」


「NWJCさんのホームページで、バイクは買ってからが大切なんだ、と言われているのを見るとホンマにその通

りやと思うんやけど、そんなお店があることも知らんかった。」


[ 売ったもん勝ちのバイク業界 ]



NWJC高田さんは一貫して、メーカー出荷のSTDは工業製品としては完成品でも道具としては未熟で未完成だ

から、本当にバイクを楽しむためには乗り始めてからのバイク屋のフォローが一番大切なんだと言われていて、ご

縁があって仲良くさせていただいてからは、トライアンフ・空冷モダンクラシックNWJC2014仕様スクラン

ブラーやCB250R−TM、カブ110NWJCコンプリートを通じて教えていただいたことです。


もう少し僕の経験した過去の話をしますと、


バイクカスタム屋とバイク販売店を経験していますが、当時はいかに台数を稼ぐか、カスタムパーツを多く売るか

がもっとも大切なことだと思っていました。


店のツーリングにしてもイベントにしてもテーマはバイクとパーツを販売することですから、

自分でも体験していない、「これを買ったらどんなに楽しいでしょう」と上っ面の楽しさをお客様の頭に植え付け

るのが目的というわけです。


当然売るまでとボルトオンパーツを組み付けることで、その後のことはご自由にというのが当たり前でした。

さらに自分自身もそのバイクに乗ったことも無ければ、そのパーツを付けて走ったことも無いわけですから、はな

はだ無責任な話ですよね。


[ 今も続く「昔のあたりまえ」 ]



今お話しした僕の話は、皆さんうすうすお分かりかと思いますが今も脈々と続いていて、

しかも最近ニュースを賑わせている○○○○JPへ公取による立ち入りなど、昔よりもバイク業界が少しタチの悪

いことになっているようです。


販売台数を前年よりも伸ばす右肩上がりの方針に振り回されて、お客様は来店するたびに今まで以上に在庫車を勧

められ、いくらバイク屋に支払っても所有欲が満たされるだけで充実したバイクライフには程遠いことが判ってし

まい、結果としてバイク離れにつながるのではと思います。


実は最近思う事なのですが、特にビッグバイク、ツアラーやカブの一部の車両などコロナ時に良く見かけたバイク

をめっきり見なくなったのはそんなことが原因では、と気になっています。


NWJCの高田さんがよく言われている、世の中の傾向は新しいものが良く、旧いものは「こんなモノです」とか

「旧いから」と言っては新しいモノを勧める、台数至上主義や成果主義の為の使い捨てと消費が自然の流れであり、

それが当たり前とした日本のバイク業界の実態であったと改めて思うのです。


[ バイク屋自身が体験しないと始まらない ]



僕がこんなに充実したバイクライフを送れているのは、ちょっとした奇跡ではないかと思っています。

NWJC高田さんと出会ったころ、僕がバイク屋である前にバイク好きのライダーとして様々な体験をさせていた

だいたことがターニングポイントだったように思うんですね。


たまたま、バイクに乗ることが唯一の趣味なのが幸いしているのですが、でもそれだけではやがて感じる違和感や

こんなはずでは・・・を解決するすべがないので、自分ではバイクに乗らなくなって、口八丁手八丁でバイクを売

りつける業者になっていたに違いありません。今考えると恐ろしい話です。


今は、NWJCの高田さんが提案するバイクを 一ファンとして楽しみながら、Hさん、GさんMUさんMAさん

はじめ、すでに乗っている方には、引き続きグッドコンディションで楽しんでいただけるように、

またバイクを楽しみたいと思っている方には僕自身の体験を通してお話しさせていただければと思います。

お気軽にお声かけください。






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