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2021 10/12【 久しぶりのキャンプツーリング 】




前回お話しした通り、キャンプツーリングのお話です。


本当は緊急事態宣言明けにCB400SS―NWJCツーリングマスターをツーリングがてら試乗で

お借りしようと電話したところから、

話が広がり思いもよらずNWJC高田さんとお仲間に交じってキャンプツーリングに行けることにな

りました。


半ば強引に割って入ってご迷惑をおかけしたわけですが、皆さんとても良い方たちで素晴らしい時間

を過ごすことができました。


楽しいキャンプは後半でまたお話を。


[ 行ってビックリ、様々なNWJCツーリングマスターと一緒に走ることに ]



朝8時に岐阜のNWJCさんを出発とのことで、ここは久々にトライアンフ 空冷スクランブラーN

WJC2014仕様の出番。


キャンプ道具等、約110Lの荷物フル積載で早朝の高速の気持ち良いこと。思いのほかひんやりし

た風は目覚ましにピッタリです。


少し早く到着したかな?と思っていたら、お店の前で高田社長は、すでにフル積載になったカブ11

0NWJCコンプリートTypeUをなにやら触っておられる。


ほどなく、カブ110NWJCコンプリートTypeVのS・Tさん、SL230 NWJC―TM

のOさん、僕と同じ空冷スクランブラーNWJC2014仕様のTさんが集まりました。

途中でアツシさんと合流とのことで、みんな一緒にさあ・・・・・と思っていたら、


「じゃあ、先行ってるわー」と高田さんとTさんのカブ110NWJCコンプリート2台はさっさと

スタートしてしまい、あれ?どうすんの?とじっとしていると


NWJCの皆さんは慣れたもんで、土地勘の無い僕を後ろにOさんとスクランブラーのTさんが先に

走ってくれました。


しかし、先に行くわーはエエのですけど、数分前に出たカブ110NWJCコンプリート2台が視界

に入ることはありませんでした。


明宝の道の駅で高田さんたちと、アツシさんと合流なのですが、なんとカブ110NWJCコンプリ

ート2台が先着。てっきり僕らが先かと思ってました。


「どこ走ってきたんですか?」と聞いても「ないしょ(笑)」とまたしても内緒になってしまった(笑)


てっきり地元に人しか知らない、超ショートカットしたのかと思ったのですが

これがフル積載したカブ110NWJCコンプリートの走りの実力であったのが、全員で走り始めて

から目の当たりにするのでした。




[ 改めて気づく「 全車100L以上のフル積載 」 ]



NWJCツーリングマスターが集ったキャンプツーリングは全員がフル積載。持っていくものは各々

ですが、やはり100L以上積んでいます。



カブ110NWJCコンプリート2台を先頭にSL230TM、とNWJC2014仕様スクランブ

ラー2台、CB400SS―TMの順で走り始めます。


先頭の高田さんとS・Tさんはほとんどバイクとも出会わない快適なワインディングをどんどん進ん

でいきます。


驚いたのはそのハイペースでした。登りでは少し苦しいところもありますが、フラットなところや下

りでは、気心の知れた先頭の2台は、じゃれ合うようにドッグファイトを楽しみながらガンガン集団

を引っ張ります。


スクランブラーでついていくのも、真剣に走らないとおいて行かれるほどのペースです。

下りのコーナーが続く場面では完全にカブ2台は視界から消えて、その後ろを行くSL230TMに

乗るOさんの後姿が頼りです。


自分もカブ110NWJCコンプリートTypeUを楽しむ一人で、他のカブには無いフル積載での

走りの楽しさがとても気に入っているのですが、前を走る2人を見ていると、あれほどの荷物を積み

ながら、ピタッと路面に張り付き安定して走る姿に改めて感動します。


大きな荷物とともに右へ左へヒラヒラと驚くほどのペースをリズムよく刻んでいく姿、これこそがカ

ブ110NWJCコンプリートならではの走りであり、全車NWJCツーリングマスターの走りです。


900ccの排気量を持ってしても、うかうかしてると離されてしまう、ライディングに集中してつ

いていきます。


一般道であれば大排気量と何ら変わらないのは、僕も以前からお話ししていますがこれは経験がない

となかなか理解しがたい話です。


フル積載のカブを先頭に良いペースでビュンビュン走るのは一般的な光景ではないですが、目の当た

りにすると、なるほどと納得できますよね。


[ カブ110NWJCコンプリートの凄さ ]





そういえばカブ110NWJCコンプリートに乗り始めの頃、NWJC高田さんに、

「カブにフル積載で乗ったことある?」

と聞かれたことがあります。


「フル積載して初めて良さがわかるんだよ」


その後、淡路島へ一人でキャンプツーリングに出かけた際、フル積載での素晴らしい走りに驚き、

高田さんの言われたことがよくわかりました。


確かにふつう見かけるカブといえばレインウェア程度の荷物しか積んでいるのを見たことがないで

すよね。


この時、実体験とはこういうことかと初めて分かった次第です。


カブにはCT125やクロスカブなど、アドベンチャー風に寄せたモデルがあり、いかにもという

姿ですが、実際にフル積載で走ったことのある人はバイク屋も含みどれだけいるでしょうか。


僕のようにフル積載で走ればカブ110NWJCコンプリートの凄さがわかるのです。


[ ちょっと見ない集団 ]





今回はカブからスクランブラーまでNWJCさんの手掛けるツーリングマスターシリーズが集まっ

て全員フル積載で走るというのは普通では見ることがない光景です。


しかも小排気量のカブ110NWJCコンプリートは、大排気量とでも全くそん色ない走りは何故

だろうかと不思議思えるほどで、RBRの周りでもわかる人たちにどんどん広がっています。


[ NWJCツーリングマスターシリーズの素晴らしい走り ]



カブ110NWJCコンプリートの走りに目を奪われましたが、一緒に走ったSL230TM、C

B400SS―TMも素晴らしかったです。



普通のSL230やCB400SSでは想像もつかない、フル積載での安定した軽快な走り。


後ろから見ていても、相当重量物を積んでいるにもかかわらずコーナリング中に柔らかい足回りや

コンディションの悪いエンジンにありがちな、コーナリング中にヨタヨタと外に膨らんだり、ふら

つくようなことも一切ありません。


ビタっとラインをトレースし、九十九折れをリズムよくヒラヒラと走るさまは、さすがNWJCツ

ーリングマスターだと、スクランブラーで一緒に走りながら嬉しくなりました。


これだけ様々な排気量のバイクがフル積載で一緒に走って、全員が「楽しかったーー!!最高や!

!」と言えるなんて他ではありえない事で、NWJCツーリングマスターならですよね。




アツシさんのバイクライフ 積載に関しても是非ご覧ください。

★アツシさんの記事はこちら!★

↓文字をクリックです。

★「 僕んちのバイクライフ その2 積載について 」



[ 乗らなければわからない ]



バイク屋という立場でお話しさせていただきますが、多くのバイク屋は何故かバイクに乗らないと

ころがほとんどで、乗ったとしても、年に一、二度お客さんと近場に観光に行く程度、というのが

現実です。


僕もカスタム屋の時はそうだったのを大いに反省し、NWJCさんのツーリングマスターであるN

WJC2014仕様スクランブラーに乗り、その後カブ110NWJCコンプリート、CB250

TMで、今日まで実体験を重ねることで気づいたのですが、


実体験が無ければ、メーカー主導のネットや雑誌記事を、さも自分のことのように話すしかなく、

それって簡単に言うと「嘘を話している」か、言い方を変えればメディアのイメージにそっての疑

似体験について、さも実体験したかのように話していることになるのです。



また普段乗ることもなく自分のイメージづくりのためにNWJCさんのツーリングに参加しただけ

で、さも自分でも車両が仕上げられるように語るバイクショップや、

部品交換だけしかしたことのないバイク屋が、自分がやったかのように話す輩も知っています。

実はこんなバイク屋の多いことが、この業界の実情です。


売るまでではなく、買ってからユーザーに寄り添いバイクの楽しさを伝えていくには、バイク屋自

らが乗って楽しみ、豊富な実体験からの提案でないとダメだと思うのです。


バイク屋は、メーカー主導のイメージや流行りに惑わされて売ることが最終目的ではなく、乗り始

めてから、よきバイクライフのために応援ができることだと思うのです。




[ 楽しかったキャンプ ]





アツシさんに案内していただいた飛騨のキャンプ場はとても良いところで、夜は運よく満天の星空

恵まれて天の川まで見ることができました。



NWJCの高田さんのお仲間は家族のようで、和気あいあいです。突然参加した僕にもとてもよく

していただきました。


S・Tさんから皆に鍋いっぱいのおでんの差し入れがあり、アツシさんからウインナーの燻製を頂

き、Tさんからは激辛唐辛子・・・・・(笑)、Oさんカレー風味野菜スープありがとうございま

した。



帰りは木曽路でご一緒したSL230TMのNさんと合流しNWJCツーリングマスターシリーズ

ならではの楽しい道中を皆で満喫したのでした。



次回をお楽しみに。






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