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2021 07/14【 皆さんいかがお過ごしでしょうか 】
バイクに乗ってなかなか出られない日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
コロナで出られない日々がどんどん延びて行き、近場だけでもサッと走ろうかと思っても、ぐずつい
た天気に翻弄されてスカっと楽しめない・・・・・。
そんな日々を悶々と過ごしていると、ここ最近に無いほど体調を崩してしまいました。
今年で60になるしどこか悪いんやろか、とぼやいていると、カミさん曰く「バイクに乗れない病や
な」(笑)
なるほどそうか。確かに。先日NWJCの高田さんと電話でお話しした時も「バイクに乗らんと体調
が悪くなるやろ?」と言われていたのを思い出し、コロナ前のようにバイクで出かければ元気になれ
ると確心して気持ちが少し楽になりました。
自由気ままにバイクで走れる、という当たり前のことが出来なくなってからというもの、普段から一
緒に出かけたり、各々でも頻繁にバイクを楽しんでいた仲間は漏れなく僕と同じ症状が出ていたよう
です。
[ 実体験と疑似体験 ]
バイクの楽しみ方と言っても色々あって、人それぞれですよね。
僕や仲間は、現実的に走って楽しむことが全てですから、乗れないことは相当なストレスです。
しかし、それとは真逆の疑似体験で乗った気分になったり、メーカーやメーカーがらみの雑誌やサイ
トなどで話題にされたバイクを手に入れて、自分のバイク好き度が高いことをいわゆるSNS等で、
周囲にアピールすることに喜びを感じるタイプであれば、こんなにストレスを感じることが無かった
んですよね。
また、話題性や大型であるほど良い、というような何かに特化したものを好む場合は、思うように使
いこなせず持て余すこともあるのですが、憧れを所有できたことで暫くは満足できます。
しかし、道や距離を問わずたっぷり荷物を積み込んで自由気ままに走り、何か気になるものを見つけ
れば頻繁に停まることもいとわない、という楽しみ方をする僕らには、NWJCの高田さんが提案す
る車格やスペックに囚われることの無い、コンプリートシリーズやツーリングマスターシリーズ、の
「超」オールマイティなバイクが不可欠です。
僕も若いころは話題性に振り回された時期がありました。もし、今の楽しみを知らなければ年ととも
に自分の手に負えなくなるバイクを降りてしまうか、ガレージのオブジェにして、乗っていたことを
昔話にしてしまっていたでしょう。
そうならなかった自分は、良いバイクとの出会いにとても感謝しています。
[ メンテナンスも精神安定剤となる ]
今は「来るべき日」に備えて、日々の仕事と仲間たちの愛車をメンテナンスする日々を過ごしていま
す。(もちろん僕の愛車もです)
こんな状況下でのメンテナンスは、皆の精神安定剤の役割をしていて、みんなバイクを囲んでパッと
明るい表情に変わるのがとても良い感じで、やっていてとても楽しいです。
そしてロングツーリングやキャンプツーリングの要望が出るわ出るわ・・・・・。
これでは毎週末、店を休まなアカンやないか!(笑)
村田先生の言われる「バイクは健康療具」とはまさにその通り!と思う次第です。
[ 悲しい話です、みなさん聞いてください ]
話は変わりますが、ぼくにとっては大問題の悲しい話があります、まあ聞いてください。
僕は根っからのホンダファンです。
バイク好きになったのは9つ上の兄の影響ですが、小学校の図書室で借りた「スピードへの挑戦」と
いう本でホンダファンになりました。
初めて自分の意志で好きなものを見つけて嬉しかったのを今でも覚えていて、それが今でも続いてい
るのです。
16からのバイクライフは当然ホンダから始まりXE50、XL250S、XL250R、MTX2
00R、TLM200R、XLX250R、XR250R、NSR250、CBR400RR、VF
R400Rと延々とホンダ一色でした。
おまけに就職先もホンダワールド(その後、ホンダクリオに変わります)(笑)。
そんな僕が、たまたまネットニュースを色々見ている時に、あの朝日新聞がホンダF1の記事を載せ
ているのを見つけました。
ホンダのことは一通り目を通すので見てみると、驚愕の内容で突然奈落の底へ突き落された気分でし
た。
※その記事はこちらをクリックしていただくと見て頂けます。
↓文字をクリックです。
★朝日新聞 :「 好調のF1撤退、惜しくないですか?ホンダ幹部の答えは 」
内容を要約するとこうです。
ホンダF1がようやく勝ち始めて、ここ最近は5連勝と好調。そんな中、F1を撤退するのはもった
いなくないか?という記者の問いかけに、ホンダの幹部は・・・・。
「F1は撤退。挑戦するのは必ずしもクルマである必要がない。」
「必ずしもクルマである必要は無く、我々は本田技研工業であって本田自動車では無い。」
と、言ったそうです。
本田技研工業の車を売っているホンダカーズは何・・そんな・・その記事を何度も読み返しました。
なんてこった。そうなら、クルマはもちろんバイクである必要もないということだ。
本気でそんなことを考えているのか・・・・・。
ここであっと気づいたことがあります。
それなら最近のなんか変で見るたびにがっかりする新型車が登場するのも当然の事やわ・・・・・。
CT125はCT110から何も引き継いでいない、似ても似つかない、取ってつけたような全く
別のバイクにCTの名前だけを引き継いだだけでは・・・。
GB350も同様で、インド市場向けに、インドの購買層の好む形に「CB350」を造ったと、
ホンダの開発担当者が言っていて日本向けでは無いにもかかわらず、日本で「GB」、というのは
おかしな話で、かつてのGB400/500から何も受け継いでいない別のバイクを売るために名
前を利用したに過ぎない。
それを日本の新しいトラディショナルバイクとわけのわからないことを言い出し、メーカー主導の
雑誌記事では生産中止となるSR400を引き合いに出すなど、ヤマハが40年懸命に作り続けて
きたSRに失礼ではないか。正しい比較はロイヤルエンフィールドだと誰でもわかることです。
売るために手段を選ばない、悲しいほど卑屈なやりかた。
僕が好きなかつての「本田技研工業」はこんなことを決してしないメーカーなのです。
おいおい、セローやSR、テネレなどコンセプトを引き継ぎながら何十年と作り続けたヤマハの方
が立派じゃないかよ・・・・・。
僕が大好きなホンダは何処かへ去ってしまったのか・・・。約48年間夢でも見ていたのでしょう
か。
この記事で息の根を止められた気分で立ち直れそうにありません。
でも今でもホンダが好きなんですよ。
この気持ちをNWJCの高田さんに話してみました。
高田さんもホンダファンで、かつてはホンダ一色だった方です。
「ファンよりも株主様のための成果主義だから当然でしょ。俺は良き時代のホンダファンで、今の
ホンダのことは何も知らないし、今さら醜悪な話で夢破れて傷つきたくないんだよねー・・・・・
。」
そうでしたか。やっぱり僕よりもっと前に気付いておられたんですね。
ちょっと余談でしたが、本当に悲しかったので書きました
[ 「60代のバイクライフ」の幕開け ]
勝手ながら、ですが、今年60になります。
仲間も少しずつ増えてきて、これからのバイクライフがとても楽しみな毎日です。
バイク乗りのバイク屋として、これからもガンガン皆さんと楽しんで行きたいと思います。
同年代はもちろんですが、バイク乗りのバイク屋として若いライダーの方にも実体験から
伝えられることが少なからずあると思います。
これからも皆さんの楽しいバイクライフの一助になれればと思っております。
年代問わずお気軽にお越しください。お待ちしています。
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