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2024 03/26【 CB250Rへのダウンサイジングに思う事 】
思い立ったら吉日として悪天候にも関わらずNWJCの高田さんはSL230ツーリングマスターで定番の
西を楽しまれた記事がアップされました。
実は、僕も一緒にNWJCさんのCRF250L−TMをお借りして同行させていただくはずだったのです。
しかし、どうしても抜けられない仕事があり一緒に行くことはかなわず、とても楽しみにしていたので残
念で仕方ありませんでしたが、延期ということでまたお話しできたらと思っています。
NWJC高田さんの記事を読ませていただくと、26年前から楽しんできたSL230を「欲張りなおっ
さん仕様」として蘇らせてSL230TMへと深化して、なんと2024仕様!にバージョンアップとのこと。
250クラスへのダウンサイジングを考えている方、思い通りにならず悩んでいる方々、是非読んでいただ
きたいので下のリンクから是非ご覧ください
文字をクリックです
★SL230TMと共に2024年が始まった★
最近、250ccクラスがダウンサイジングや初めてのバイクとして注目されていますが
、
実際に手にした方のお話をネットや実際にお会いしてお聞きすると、手ごろな車格でなんにでも使えて楽し
めると思った250でしたが、ツーリングに行こうと思っても荷物は積めないし、何とか積んでもフラフラ
して怖くて乗っていられない、積める250は大型車並みに大きく重いし積むと不安定になるなど問題も様
々であり楽しめていないのが現実のようです。
お客様が想像したその思いとかけ離れていくようで、これから先どうしてよいか困惑されている方が驚くほ
ど多くおられます。
お客様はバイクShopや知人に相談をするのですが「250やからそんなもんやで」となるようで、乗り
換えを勧められるか売却の話になるのがバイク業界の風潮なのをバイク屋として実感しています。
バイク屋RBRの実体験から決してそうではないと、皆さんにお伝えしたいのですが、「250やからそんな
もんやで」の先入観は根深いものがあって、なかなか皆さんに伝わりにくく歯がゆい思いをしています。
[ 250へのダウンサイジング体験談byバイク屋RBR ]
以前RBRの記事でも書いていますが、CB250Rを新車で購入し実際に乗ってみると、どうにもならない
ような走り難さと扱いにくさにひどく落胆した経験があります。
低速は力強さがまるで無く、回さないと普通にも走れない、回すと燃費が急に悪くなる、全く荷物が積めない、
50kmも座っていられないシートにポジション、前傾過ぎてハンドルが遠く、レバーも遠くて、とてもじゃ
ないが長距離は首や背中もしんどくて無理。
軽量コンパクト250として、自分のダウンサイジングにピッタリや!!と思い期待が大きかっただけに、大金
をドブに捨ててしまったのか・・・とまで思いました。
泣きつく感じで高田さんに相談すると、様々なアドバイスがありました。それも慣らしから。
その時は僕自身も「250はこんなもんなんや」思っていたので、半信半疑だったのですが高田さんのアドバイ
ス通りに進めていくと、どんどん楽しめる250になっていくではないですか。
NWJC高田さん拘りのメンテナンスとともに、CB250R専用NWJCオリジナルパーツを得てCB250
R−TMへの深化が始まり、今では手放せない最高のバイクとなったのです。
例えば、高田さんがブログでSL230TM専用に作ったスクリーンの防風雨効果は絶大と言われていますが、
僕のCB250R−TMもNWJC製の専用スクリーンでそのプロテクション効果に無くてはならないものにな
っています。
同時に楽しんでいるカブ110NWJCコンプリートにもスクランブラーにもそれぞれに専用のNWJC製スクリ
ーンを装着していますが、これが無くては楽しく走れる気になりません。
よくある、メーターバイザー程度のものや汎用と言われるスクリーン本体を使いまわすものとは防風雨効果をはじ
め快適性とハンドリングへの影響など、総合性能で雲泥の差があります。
NWJC製キャリア・サイドラックも各ツーリングマスターにそれぞれ専用に作られており、積載時のマスの集中
化と剛性についても考えられてフル積載においても走りを楽しめ、駐輪や押し引きの取り廻しについてもとてもや
りやすく、一般的に出回っている、「付けばいいではないか」のキャリア類とは全く違うすばらしい逸品です。
こうした自分自身の体験から、メーカー出荷時の「ツルシ」の状態のままのCB250Rだったら、あまり乗らな
くなって売却または乗り換えとなっていたと思います。
ただ、僕が書いていることは実際に乗って使っている人にしかなかなか伝わらないというか、理解しがたい事だろ
うなあと思います。
皆さんの250に対する先入観やパーツに対する思い込みも僕自身がそうだったのですごくよくわかるのです。
実際に乗って楽しめるようになるまで、高田さんが言われることがよくわからなかったように。
[ 使い捨てと消費の2輪文化が主流の2輪業界 ]
高田さんはいつも「使い続けてこそ価値が分る」と言われていますが、自ら使い続けて深化を続けるSL230T
Mをはじめその他のツーリングマスターシリーズを見ても納得ですし、今回アップされた記事の内容も全くその通
りだと思います。
高田さんがよく言われることは、2輪業界は過去300万台市場であったが今や1割の30万台市場となっている。
高齢化はしているがおっさんライダーの人口が減ったわけでもなく、新製品効果による新しいものがすべてに良し
とした使い捨ての消費文化が2輪業界の主流であることは、業界は成長することも無く膨張しただけだから縮小し
たことは時系列でも判る。
それは、乗り続けようとすれば、「旧いから」とか「こんなもです」となり「新型なら云々」など、新製品効果に
便乗した提灯記事に所有欲を煽られて、使い捨てと消費が繰り返されているだけではないか。
某ブランドメーカーを見ても旧い80年代の車両は今でも人気がありファンも多いが、それ以降の年式はあるとこ
ろを境に計画的陳腐化なのかトラブルが増えてランニングコストも掛るようになり、ほとんど目にすることもなくなり、
最新型を少し目にする程度でそれも数年経つと見ることも無くなるのが現実のように思うがいかがか?と問われた。
それについては、確かにと妙に納得です。
新製品効果ありきの使い捨てや消費による販売が最優先ではなく、旧い車両でもそれを活かした楽しみ方など、持続
可能なバイクライフへの提案はバイク屋として一番大切な事であることもよく分ります。
記事に書かれているように使い捨ての消費文化が2輪業界の主流であることは、今でこそわかりますが、僕がやって
きたSRカスタム屋時代は正にバイクの使い捨てを実践していたのではと思います。
要は形だけの話ですので、お客様の希望の形になれば満足されて終了です。
お客様も出来上がればすぐに飽きてしまい、違う形に変えるか売却かどちらかになるケースがほとんどでした。
SRを永く楽しむなんて話はどこにも無かったですし、SRを持ってはいてもチョイノリしかしなかった自分にはSR
の着せ替え以外に提案できることはありませんでした。
まさかのそのSRにより深く考えさせられたのは、SR500TMをお借りしてCB400SS−TMを駆る高田さん
とご一緒したキャンプツーリングにて元SRカスタム屋のバイク屋としての実体験でした。
何度も書きますがSR500を売却したことを悔やみました。SR500−TMでバイク旅なんて想像すらできなかった
のですが、こうなることを知っていたらと後悔しているのです。
SR500でバイク旅とは、持てるものをこれでもかと積み込んだ状態で、長距離をこんなに楽しく走り続けられるなん
て想像すらできない驚きの連続であり、まさにSR500ツーリングマスターでした。
それよりもSRでとても楽しくバイク旅ができることは、一般的なSR観では想像も出来ないことですが、その楽しみ方
を伝えることが、バイク屋として大切な事であると改めて気づきました。
高田さんとご一緒したキャンプツーリングでは、流行り廃りに惑わされることも無く旧いCB400SSをツーリングマ
スターへと深化させて、SR500―TMを凌ぐポテンシャルを発揮させて嬉々と楽しまれているそのマイペースなバイ
クライフはまさに素敵なバイクライフであり、オン・ザ・ジョブ・トレーニングのようでもあり、バイク屋のおっさんラ
イダーによる実体験に基づいた提案であることに気づいたのです。
流行り廃りに関わらず自らが思うままに楽しむそのバイクライフが、NWJCのツーリングマスターシリーズの原点とな
っている事もよくわかるようになって、NWJC高田さんの造るツーリングマスターシリーズに触れることはバイク屋の
僕にとって良い経験で、お越しいただくお客様のバイクライフへの提案のひきだしも、そのたびに増えているのは本当に
ありがたいことです。
NWJCツーリングマスターのファンとして、これからのバイクライフについてお話しできることもあるかと思いますので
、お気軽にお問合せください。
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