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2024 02/20【 CB250R−TMへのダウンサイジングに思う 】


年度末のドタバタと最近の天候不順に振り回されてなかなかバイクを楽しむことが出来ません。

今だ!と思って出かけようとするといきなり雨、なんど断念したことでしょうか。

バイクに乗るのが一番の楽しみである自分にはストレスのたまる毎日を送っています。


そんな中、RBRのサイトを見た、と言われるCB250Rに乗るお客様が来店されました。


和やかにお話が進む中でお客様は、

「CB250Rに乗っていて思うのですが、RBRさんのサイトにあるような楽しみ方が出来るとは思えない」と

意外なことをおっしゃられました。


また、「ビッグツアラーからのダウンサイジングで軽くてコンパクトなCB250Rにしましたが、実際に乗って

みると街中をチョロチョロ使う分には良いが、荷物を積んでのツーリングには無理があるなあと思っていて、結局

何にも使えないんですよね。街中だけなら125のほうが便利ですもんね。

期待したんですが手放そうかと、でもまた大型にしなくてはいけないのか、ちょっとそれは・・・・・」




この会話にはNWJCさんのCB250Rツーリングマスター(TM)を日常的にフルに楽しんでいる僕とはこん

なにギャップがあるのかと驚きましたし、悩みに悩んでいるお客様が気の毒に思いました。


メーカー出荷のツルシでは楽しめないのは事実ですが、ひょっとするとお客様の言われることが世間では一般的な

ことなのではないか、気になって少し調べてみることにしました。





[ 世間一般では「250はこんなもの」「所詮250」だった ]



[ CB250Rを調べると ]





・低速トルクが無く回さないと走らない

・積載が全くできない、考えられてもない

・シートは1時間も乗ればお尻が痛くなり、足の付け根から下が痺れる

・ハンドルが遠く広いので首と背中が痛い

・サイドスタンドで立てるとふにゃふにゃで頼りない

・ふにゃふにゃ安定しないので2人乗りには覚悟がいる

・高速では風圧のため80km/h巡行が精いっぱい

・振動が多く手が痺れる




これらは僕がCB250Rに乗り始めた、まだメーカー出荷のツルシ状態だった時に感じたことと同じですね。

あれからCB250Rツーリングマスターとしてフルに楽しんで数年が経っていますが、こんなに世間とのギャップ

があったことを改めて実感することに。


こうして調べているうちにユーザーの多くがビッグバイクからのダウンサイジングによる乗り換えでした。

ダウンサイジングのためにCB250Rに限らず、「250cc」をキーワードに車種を選んでいることも。

そこで調べる範囲を広げてみることにしました。


[ 同じエンジンを使うCRF250L/RALLYを調べると ]



・シートは1時間くらいしか痛くて座っていられない

・積載性が無い

・重たすぎる

・80km/hくらいしか出せなくて、高速でフロントが振られて死ぬほど怖い思いをした。

・高速では風圧に耐えられない

・サイドスタンドで車体が直立して転倒するし停める場所に気を遣う

・荷物を積むとサイドスタンドで耐えられず反対側に転倒する。

・ふにゃふにゃしていて高速で旋回すると怖いほど車体がブレる。

・荷物を載せて走れるバイクではない。

・振動で手が痺れる

・RALLYのカウルにフェアリング効果を感じない


なるほどです。

だから荷物を積んで楽しんでいるCRF250LやRALLYを見かけないわけです。


[ セロー250とツーリングセローを調べると ]



多くの荷物は積める仕様でも、走り出してからの不安定さが恐ろしいほどだという意見が多くありました。

以前もお話しましたが、現在はCB250R−TMを楽しむKHさんも

セロー250に乗っておられたとき積載時にフロントが振られて高速道路上で死ぬかと思ったそうです。

ツーリングセローで怖い思いをした一人です。


それなりに手は尽くしてみたが、お金がかかっただけで現在のCB250R−TMのように楽しむことができなかった

そうです。NWJCさんのセロー250ツーリングマスターのことをあの当時から知っていたら、

今でもセロー250を楽しんでいただろうと、CB250R−TMを知って乗るようになってから思ったそうです。




[ そんな話は聞いたことが無い、が一般的 ]



調べれば調べるほど僕やTHさんとKHさんがCB250R−TMでこんなに楽しんでいるのは、一般的に信じられな

いことになっているのがよくわかりました。

剣山スーパー林道の記事は良くご覧いただいていますが、この話、ヤラセか相当無理しているのではないか、と思われ

る方が一般的なのがよくわかりました。

このギャップは大きいですよね。




まとめると、250ccクラスは、積載しての旅や長距離ツーリングは元々無理で所詮は250だから、という根深い

先入観が一般に浸透しているということがよくわかりました。


もうひとつは、NWJCの高田さんがいつも言われている、売るがための提灯記事では良いことばかりが並べられてい

るが、乗り始めてからの違和感や問題についてはまったく触れられていないのも提灯記事らしく、バイク屋は乗り始め

てからのことを第一と考えている。そのことが重要であることも良くわかりました。




[ 何故、大きなギャップとなっているのか ]



これで僕と世間一般の250ccクラスに対する考え方に大きなギャップがあることが判ったのですが、

何故、自分たちは何ら不満も無く楽しめているのか考えてみました。


通常、メーカー出荷時の車両をそのまま使用されている場合がほとんどで、バイク旅のために荷物を積むことには、純

正パーツに加えて巷にあふれるアフターマーケットのパーツで対応しています。


これには250ユーザーというより、バイク屋、メーカー、バイク関係の情報媒体が深くかかわっているので、

「これをつければOK」という風に思い込まれて、その結果も「所詮250だから」と思い込まれているようです。


セロー250に乗っていたKHさんや、冒頭お話ししたCB250Rのお客様のように、確かにアフターマーケットの

パーツや純正パーツで荷物を載せられるようになったものの、走りは不安定になり、サイドスタンドで立てられないほど

扱いにくいバイクになってしまう。


そこから荷物を積んでも走りを楽しめるバイクにするには、エンジンコンディションはもとより対荷重性やヨレ対策で

剛性を高めてトータルバランスを整えることが必要になります。


それらを解決するための、パーツや方法などの情報も周囲には存在しないのが実情ではないでしょうか。

これには膨大な時間と走行距離などの「実体験」の中から培ったノウハウが必要で、ノウハウをバイクにフィードバック

するのも言葉や文章で説明できないこともあるので、巷にあふれる情報の中には皆無です。


「所詮250ccはこんなもの」で落ち着くことしかできないのは、これらが理由なのでしょうか。

それとはまったく真逆で「速さより心地よさ」「何かに特化しない曖昧さ」「和洋折衷のような大らかさ」は、NWJC

ツーリングマスターのコンセプトですが、「実体験」の中から培ったバイクをより楽しむためのノウハウが表現されてい

るようで、それが大きなギャップの理由でもあると僕は思うのです。


[ 250ならではのバイク旅を楽しむことを実現しているCB250R−TM ]



「そりゃあ僕の言っていること、書いていることは胡散臭いわなあ(笑)」と思われることでしょう。

今回調べたことは僕にとっては新鮮な情報で良い経験でしたし、そのギャップは逆に驚きですね。




僕の乗るCB250R−TMはメーカー出荷時の「ツルシ」の状態ではなく、NWJC拘りのメンテナンスによるグッド

コンディションのエンジンと、それに合わせた足回りのセッティング、NWJCオリジナルの防風雨効果の高い専用スク

リーンと、マスの集中化と積載時の安定感を高める専用リアキャリアKitは優れもの。




これらは長年の膨大な時間と走行距離などの実体験により蓄積され培ったNWJCさん独自のノウハウによりトータルバ

ランスが整えられたツーリングマスターですから、「ツルシ」とはまるで違う別物のバイクなのです。


僕は、これだけ単純にCB250R−TMで嬉々として走りまわり、簡単にスーパー林道へ行こうかなと思える積載力と

長距離での使い勝手の良さは、走れば走るほどに浮世離れしていたことも頷けますよね。




同時に思ったのですが、コレに準ずるカブ110NWJCコンプリート、トライアンフ空冷モダンクラシックNWJC2

014仕様スクランブラーも、嬉々として走り回り楽しんでいることについても胡散臭くちょっと信じられない話のよう

に思われてもおかしくないわけですよね。




[ 気になるCRF250L−TM ]



僕が楽しんでいるのはCB250R−TMなのですが、同じエンジンを使うCRF250L−TMはとても気になる存在

です。


以前NWJCの高田さんから「CRFのフレーム剛性の高さは、NWJCオリジナルの専用リアキャリアKitによる相

乗効果は積載時の安定感やワインディングでの操縦性の良さを発揮してね、アップライトなポジションも、おっさんはお

気に入りでね・・・・・」といろいろお聞きしていて、気になって気になって・・・・・。


近々NWJCツーリングマスターシリーズの元祖と言われるSL230TMで高田さんが西へ出かけることをお聞きして、

ちょっと強引でしたが、CRF250L−TMをお借りして同行させていただくことになりました。

次回はCRF250L−TMのツーリングレポートをご紹介しますのでお楽しみに。
(高田さんいつもすんません)


元SRのカスタム屋として「SRで旅なんかできない」というSR400/500に対する僕の先入観を吹き飛ばしたS

R500TMには驚き感動しましたから、CRF250Lはどうなんやろうかと今からワクワクしています。




余談ですが、最近出たCL250についてNWJCの高田さんに聞いてみました。

「今のCL250は、アメリカンのレブルをダート風にしてレブルスクランブラーとでも言ったところかな。

伝統的なCBとCLは男の子と女の子の双子のようなもので基本的には同じでよく似ているのが普通だが、

今のCBとCLはモノサスとツインショックで基本的な違いがあり、過去のCBとCLの関係とは異なっている。

『日本昔話の桃太郎の鬼退治でも、最近では鬼をこらしめて最後に鬼を許してあげるように作り変えられているのと同じ

で違和感がある。』伝統は継承されてこそ価値があると思うのは俺だけかな。」とのことでした。

そういうことか。全くその通りですね。納得です。


[ バイクに乗って楽しんでいるバイク屋RBRからの提案です ]





今や自他ともに認めるNWJCツーリングマスターのファンでこれでないと楽しめないのです。

正直これがなかったら普段バイクに乗って楽しむこともなかったと改めて実感しています。

もちろんトライアンフ空冷モダンクラシックのNWJC2014仕様スクランブラーにも乗っていますよ。

900ccありますが、グッドコンディションの乗り味が素晴らしく無性に乗りたくなる時があります。

またダウンサイジングをより楽しむためのトレーニングマシン(笑)としても楽しんでます。




持て余すようなビッグバイクよりも、ダウンサイジングしてこれからバイクライフを楽しんでいきたいと思っている方の

一助になればと思っておりますので、お気軽にお問い合わせください。


※こちらは高田さん自身が楽しむことから始まったNWJCツーリングマスターのサイトもぜひご覧ください

文字をクリックです

※CRF250L−TMの記事です

★CRF250Lをバイク旅で楽しむために★ 


※セロー250TMの記事です

★セロー250TMでキャンプツーリングへ★ 







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