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2021 02/09【 CB250R/NWJCツーリングマスターCompと過ごす日常 】
緊急事態宣言が出てからというもの、他府県へのツーリングなどを控える日々が続いています。
いつもなら毎週のようにツーリングに出かけ、キャンプツーリングも楽しんでいるはずなのですが
、じっと我慢の悶々とした日々です。
不謹慎とは思いますが何処かに行きたいといいますか、昨年は様々な理由で中断している「お伊勢
さん巡り」も早く再開したいし、もちろんキャンプツーリング、長距離ツーリングにも。
そんな普段ではありますが、仕事でどうしても行かねばならない陸運局などは、用事があればここ
ぞとばかりにバイクで出かけるわけなのです(笑)
今回は大阪府下2か所の陸運局に諸手続きがあり、小回りが利いて高速移動もできる、乗れば乗る
ほどお気に入り度が急上昇のCB250R/NWJCツーリングマスターCompで出動です。
[ NWJCオリジナル リアキャリアの使い勝手の良さを再確認 ]
CB250R/NWJCツーリングマスターCompに標準装着のマルチリアキャリアなど、NW
JCオリジナルパーツはバイク乗りの実体験に基づく企画で提案されているとのことですが、まさ
に様々な用途を考えてあり、ケースの台座も簡単につけることができる優れもの。
いそいそと書類を整えリアケースに収めます。キャンプの時はこの位置に70Lの防水バックでし
たが、普段は40Lのバイク用樹脂ケースです。
僕はこれ以外に52Lのバイク用樹脂ケースと状況によって使い分けていますが、バイク用はそれ
なりに強度があるのと鍵がかるのが普段使いに良いですよね。
またケースの位置ですが、CB250R/NWJCツーリングマスターCompの位置は重量バラ
ンスがとても良く、あれこれ詰め込んでも走りに一体感があって、荷物を忘れるほどライディング
を楽しむことができます。
まずすることのないタンデムを前提にリアシートの後ろにキャリアを伸ばしてその上にケースや荷
物を載せるのが一般的なようですが、僕も若いころ荷物が後ろに行けば行くほど操安が悪くなり、
ふらついて真っ直ぐ走らなくなるのを経験しているので、NWJCで実践される実体験によるモノ
作りは「なるほど素晴らしい!」と思うものばかりなので好きなんです。
他メーカーの物のようにとりあえず「付けばいい」ものとは走りやすさに雲泥の差があり、取り付
け後の操安まで考慮した企画は、まさに実体験に基づいた提案であると同じバイク乗りとして実感
できます。
[ 地元を走る ]
書類一式、いつも持ち歩く工具、パンク修理セット、カバンを詰め込んでスタートです。
抜け道を通ると極低速で右へ左への切り返しと一旦停止が多くありますが、軽く足つき性も良いの
で全く苦になりません。どこを走っても持て余すことも無く自在にコントロールできるという気持
ちに余裕があるせいか、むやみにすり抜けしなくなるのは不思議なものです。
乗るたびにNWJCスペシャルのコンフォートシートの快適さを改めて感じます。座り心地の良さ
はもちろん、座面からステップまで両足に違和感無く、とてもスムーズですので、ノーマルより肉
厚なシートでも足つき性は良く、ニーグリップやステップ荷重、ヒールガードを挟んだりするのも
、とてもやりやすく、ノーマルのシートとは天と地ほどの差を感じます。
ゴム板のようなシートを装備している現行モデルは何故こんなことになっているのか、同じように
前後別体のシートを装備していた初期のCBR250Rのシートは、北海道ツーリングで走り続け
ても何ら違和感がなくお尻が痛くなることも無かったと高田さんから聞いていますが、何故現行モ
デルでは出来ないのか不思議でなりません。
CBR250Rで北海道や九州へ長距離ツーリングを楽しんで、その違いを実体験している高田さ
んからは、大人の質感などと意味不明の調子のよい語感でごまかして、現実はコスタダウンではな
いかと、かなり厳しい意見を聞きました。
それは、現行モデルのシートに座れば、なるほど、と説得力のある意見であり、チョイ乗りでは違
和感がないかもしれませが、長距離ツーリングではいかがなものかと思います。
寝屋川から南港へは阪神高速を使います。時間に追われる仕事では高速など有料道路を使えるのが
良いですね。
高速で毎度感じるのが、NWJCオリジナルスクリーンのプロテクション効果と250らしからぬ
抜群の直進安定性です。阪神高速も湾岸線に入ると軽トラでも強風の影響を受けるのですが、グリ
ップに手を添えているだけで狙ったラインを走ってくれて、粘ることの無いハンドリングは、素早
いレーンチェンジも出来るのにはいつも驚きます。
これで荷物満載のキャンプツーリングから林道ツーリングまで楽しく乗れるんですから、CB25
0R/NWJCツーリングマスターCompは最強のマルチパーパスと断言できます。
[ ベスト ダウンサイジングで楽しい日常 ]
CB250R/NWJCツーリングマスターCompの何にでも使える、使い勝手の良さは最高で
これこそがマルチパーパスと言える走りっぷりですし、何より軽くコンパクトであるという点は、
バイクを操る楽しさをもう一度教えてくれる存在で、街中を嬉々として走り回れます。
自分がダウンサイジングを考えたときに、超ロングツーリングも楽々とこなす最強バイクのカブ1
10NWJCコンプリートと出会えたことが、その後の豊かなバイクライフにつながり、CB25
0R/NWJCツーリングマスターCompを得て、バイク屋としてもさらに自信をもって皆さん
に提案できるようになり、今日に至っているのです。
排気量が同じでも他のバイクではこうは行きません。CRFは存在感を強調しているせいか大き過
ぎますし、マルチパーパスという点ではセローも良いかもしれませんが、荷物を積んでの高速はふ
らついて辛いとよく聞きます。
スズキのVストローム250も良いバイクだと思うのですが、190Kg近い車重はキャンプ道具
などを満載すると楽々200Kgオーバーの車重となりダートでは気楽に楽しむことはできません
。
144kgと本当に軽い上に、ツーリングマスターシリーズ共通のNWJCの高田さんの「欲張り
なおっさん仕様」を元祖として、丁度、ホントに、程よくなんでもOKの「曖昧さ」が僕にジャス
トフィットしていて、いつまででも乗っていたい気持ちにさせ、CB250は「R」ではなくNW
JCさんの「ツーリングマスターComp」だなと思います。
若いころは「峠命」(笑)だったり、「林道命」(笑)だったのですが、今年で還暦を迎えること
になり価値観も大きく変わり、今の僕にはCB250R/NWJCツーリングマスターCompと
の相性がとても良いと感じています。
[ アナログであることの大切さ ]
今どきのバイクとしては珍しく、アナログに近い作りであるのもとても良いですね。
ABSはありますが、それ以外は何もありません。ABSも余計な介入をしてこないので普段の走
行では作動することはありませんし、僕が最も大切にしている一体感は、アナログな部分が大きい
ことによって、ライダーとバイクのバランスが丁度良いところにあります。
電気的な制御が豊富になればなるほどライダーとバイクとの距離は遠く離れて、ライダーが操って
いる実感が薄れていきます。
実際に他の最新バイクに乗って見ると、露骨な制御の介入は本来必要なライダーの経験に基づいた
緻密な操作を邪魔するだけでなく、経験の浅いライダーには自身のスキルを勘違いさせるだけで危
険なものだと思います。
余談ですが僕の最高のアナログバイクはトライアンフ 空冷スクランブラーNWJC2014仕様
です。これは言葉ではうまく表現できない一体感の素晴らしさというか、乗り味の良さというか、
相性の良さというか、色々な面で大好きなんです。
このところブログでは登場していませんが、ちょくちょく楽しんで乗っています。
[ 乗り始めてから始まる持続する充実感 ]
NWJCの高田さんが企画して製作するツーリングマスターシリーズのカブ110NWJCコンプ
リートは、長年培ってきた妥協のないメンテナンスと、実際に乗って楽しんで得たノウハウの集大
成であると実感することが最近よくあるのです。
CB250R/NWJCツーリングマスターCompにあっては、オンロードバイクをベースにオ
フロードも含めてマルチパーパスに楽しむという、誰も考えつかない発想には、同じバイク屋とし
て脱帽ですし、ライダーとしてこの楽しさに本当に感謝しています。
僕は今年60になりますが、まだまだバイクに乗って長距離ツーリングやキャンプツーリング、年
相応なスポーツライディングなど、まさにマルチパーパスにも楽しめるのは、CB250R/NW
JCツーリングマスターCompだからこそ、とお分かりいただけるよう多くの事を伝えたいと思
います。
バイク屋RBRがマルチパーパスに楽しんで走りまわるところを、このサイトでご覧いただき、こ
の楽しさを一人でも多くの人に伝えて、共に充実したバイクライフを楽しむことができれば幸いで
す。
次回に続きます。
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