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2020 12/28【 THさん、CB250R/NWJCツーリングマスターCompに試乗 】


大型からダウンサイジングを考えてみると乗りたいバイクが無いという話は良く耳にすることです。

それはスタイルやデザインのことか、スペックなどの性能やカテゴリーなのか何故なんでしょう。


当初、CB250Rはカブ感覚で楽しめるオールラウンドプレイヤーで高速にも乗れる1台として購

入したのは良いのですが、その出来の悪さにすっかりやる気を無くしていたのは以前お話ししていた

通りです。



その後NWJCの高田さんが林道を楽しんでいるのを、嘘やろ!と思っていた僕でしたが、気を取り

直して慌てて慣らしを終わらせ、高速に林道にキャンプに気軽にマルチに楽しめるCB250Rが徐

々にNWJCツーリングマスターへと深化していく過程をすべて体験しました。



購入した当初の目的をすべてで満足できるNWJCツーリングマスターCompとなって、大絶賛の

超お気に入りの幸せな毎日。


僕の気持ちの変化をよーくご存知のTHさんがCB250R/NWJCツーリングマスターComp

に試乗することになりました。


THさんはトライアンフ空冷モダンクラシックが縁でウチでは一番古いお客さんであり、カブ110

NWJCコンプリートでのキャンプは、ほぼ毎回参加の気心の知れた同年代のバイク仲間です。


僕の変貌振りを見て、CB250R/NWJCツーリングマスターCompはとても良いバイクなん

だろうな・・?と思われていたようですが、「いまいち、具体的に想像できないというか、なんとい

うか・・・」


メーカーの触れ込みではストリートファイターを目指したようなバイクが、何故正反対の「旅バイク」

としての評価が大絶賛になるのか、理解ができない、という事のようなのです。



「ほんまかいな、無理してるんじゃないの」とは確か僕が失意の頃、高田さんを見て思っていたこと

と同じ(笑)


RBRのおっさんの言うていることはわかるが、とりあえず1日借してくんない?というわけで、C

B250R/NWJCツーリングマスターCompに試乗となりました。


[ やっぱりTHさんも絶賛(笑) ]




THさんは、オフロードからBMW1100GSやトライアンフ空冷ボンネビルなど様々なバイクに

乗り続けてきた大ベテラン。僕と同い年でカブ110NWJCコンプリートも楽しむようになってか

らバイク観が一変した人の一人。


これからのバイクライフはダウンサイジングが必要と日頃から思われていたようですが、カブ感覚で

楽しめて高速が走れてコンパクトで軽いバイクを探してみても、これは、というバイクが無い。

そんな中、僕がCB250Rを買って乗り始めたのを興味津々で見ていたそうです。


あまりに戻ってこないので、心配していると(バイクの方ですが(笑))日も暮れかかるころ戻って

来られました。


「これはエエわ!!」


ニコニコです。日本海付近まで行かれ、寒波の影響で凍結路を避けて、鯖街道付近をブラブラされて

きたとのこと。


「ホンマはもっと遠くに行きたかったんや!ええで、ええでと言ってるのが良くわかったわ。乗って

みんとわからんなー。これは大絶賛するのわかる!」


すっかり気に入ったようで、


「何といっても良く走る。低速からしっかりトルクがあって、ギアのつながりも良くてめちゃめちゃ

乗りやすい。以前250ccのモタードに乗っていたけど比較にならないほどパワフル。フレームと

いうか特にフロント周りが凄くしっかりしていて、乗るのが楽やし、峠や悪路でこんなに楽しいとは

思わんかった。」


「このスペシャルシート最高!たぶん今まで乗ってきた中でも一番や。ノーマルの時もちょい乗りさ

せてもらったけど、あれは最低やった。ポジションもエエし、とにかく軽くて小さく取りまわしが楽。


出先の駐車場で押すことがあったけど、ホンマに軽くて楽々やった。これで荷物をのせて走りも楽し

めるなんてこれ以上のツアラーは無いわ。


外車のビッグツアラーなんかよりもずっと日本の道に合ってて楽しめる。どんな道が現れても気楽で

いられるのが最高」


CB250R/NWJCツーリングマスターCompファンが一人増えました(笑)



[ かつてバイクをスポーツライクに楽しんできた人ほど解る ]



CB250R/NWJCツーリングマスターCompを皆さんが理解できるかどうかは、難しいこと

なのかもしれないですね。


メーカーの言う、CB250R=ストリートファイターとはあまりにも非現実的な表現でもあるし、

ストリートファイターやアドベンチャーなどカテゴリーにとらわれると、このCB250R/NWJ

CツーリングマスターCompは理解不能に陥ると思います。


メーカーカタログを真に受けると、そのバイクのポテンシャルや、楽しみ方を小さく限定してしまう

良い例がCB250Rと言えるでしょう。大多数の人がCB250RがNWJCツーリングマスター

Compの「旅バイク」に深化するとは考えもつかないはずなのです。


しかし、オフロードでは林道、エンデューロやモトクロス、トライアル、ロードではワインディング、

ロードレースなどを何年も楽しんだ人ほど、オールラウンドプレーヤーとしてイメージできるのでは

・・・「ああ、なるほどこれなら・・・これはいいかも」と解ることと思います。

僕と同じくこんな風に。



[ 良いバイクはみんなに伝えたいが ]



これは乗った人にしかわからないし、そもそもベテランほど評価するバイクというのは奥が深く、初

心者も含めた全員に伝わることは無いのかもしれません。


無理してるんやないの〜 → ほんまかいな〜 → なんか乗ったら荷物積んでどこでもスイスイい

くやないの〜 → これええやん!

これが定番の図式になるでしょうね(笑)

でも実際は骨の折れるというか、この良さを伝えることの難しさを実感しています。


NWJCの高田さんにこのことを話すとこう言われました。


「スペックやブランドにこだわり、メーカーカタログのような提灯記事を真に受けている人は、自分

自身がどんな風に楽しみたいかが肝心なことで、バイク屋のおっさんライダーの実体験に基づいた提

案は、本当にバイクライフを楽しみたい皆にとっては良いことだと思っている。」


「判らない人は分らなくて全然かまわないよ」また、一つ間違えるととても危険な乗り物となるから

バイク屋は売ることよりも乗り始めてから楽しめる提案のほうが大事なことだと、おっしゃる。


また、バイクの良し悪しは色々な見方があると思うが、BMWの場合 R100系は数多く残って楽

しまれているが、それ以外のモデルは新型が出ると旧型は段々と数が減って見かけることも無くなる

のは何故か、価値や楽しみ方のヒントがあると思うと、おっしゃる


僕は「こんな良いバイクは皆に伝えんとアカンでしょ!みんな分らないままではアカンのですよ」

というのも、乗り始めたときに落ち込んだバイク屋としての経験があるからこそなんです。

バイクに乗ることも無く、話題性や新製品効果で売るだけならこんな思いにはならないでしょ!


[ 今まで楽しんできた経験からお伝えします ]



バイク屋RBRの経験から、CB250R/NWJCツーリングマスターCompは日本に合った素

晴らしいマルチパーパスで楽しめるバイクであることを皆さんに伝えなければいけないと思いました。


メーカー出荷時の最悪の時から現在の大絶賛に変わったその経過を皆さんにお伝えしたいと思ってい

ますので、CB250R/NWJCツーリングマスターCompが気になっている方や、普段使いか

らバイク旅まで気負う事の無いバイクライフを望まれている方は気楽にご来店ください。



[ 来年に向けて ]



2021年はさらに、アナログ感あふれ人車一体感が素晴らしい3台、NWJC2014仕様トライ

アンフ・スクランブラー、CB250R/NWJCツーリングマスターComp、カブ110NWJ

Cコンプリートを通して、NWJCさんの拘りぬかれた旅バイクの楽しさをお伝えできたらと思って

おります。

皆様には今年一年大変お世話になりました。2021年もどうぞよろしくお願いいたします。






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