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2020 12/20【 CB250R/NWJCツーリングマスターComp2台でキャンプツーリング! 】
前回の木曽路ツーリングではCB250R/NWJCツーリングマスターCompで、なかなか体験でき
ない様々な路面での扱いやすいオールマイティさに、お気に入り度はうなぎのぼり(笑)
その時思ったのは「これでキャンプツーリングに行きたい!」ということでした。
木曽路ツーリングを無事終えてNWJCさんのお店に戻った際、高田さんに「CB250R/NWJCツ
ーリングマスターComp、2台でキャンプツーリングに行きましょう!」是非!
「え〜!キャンプツーリングに一緒に行けって!?ほんとかよ〜、寒いしなぁ〜、1人で行っといでよ〜」
と、スタッフの皆さんの手前なのかやんわりとお断りされましたが、押しまくった結果、行ってくださる
ことになりました。
木曽路の4日後にはまたキャンプに行ける!僕は嬉しいですが・・・・・うーん、高田さんが困る??の
も無理はないですよね、すいません。
でも、表向きは渋々の様子でしたが、本音はまたまたキャンプツーリングに行ける!ラッキー!とニンマ
リだったのではないでしょうか・・・?すいません。 (笑)
今回は良く利用するキャンプ場をご案内します。四国剣山ツーリングで唯一の心残りが、豪雨でキャンプ
が出来なかったこと。それがようやくかなうので嬉しくて仕方ありません。
それに高田さんのCB250R/NWJCツーリングマスターCompと、色違いの2台が揃うなんてな
んとも良いではないですか!
[ キャンプ道具をどっさり積み込む ]
定番のキャンプ場に予約をとり、仕事を早めに終わらせてボチボチ積み込み始めます。
あれやこれやとサドルバックや大型の防水バッグに詰め込んで・・・・・今回は暖を取るのに焚火台がい
るなあ〜。重量増になるが持っていくか(笑)
バッグはデカいし重くなりましたが、短時間で終わる積載性の良さと剛性のある専用のマルチリアキャリ
アに改めて感心しながら、積み込み完了。やはり四国ツーリングより重たくなりました。
リアキャリアにこれほどの重量物がありながら、車体全体の剛性感は素晴らしく、シートレールがヨレて
オツリがくることも無く、前後のタイヤがしっかり路面をとらえてグリップ感が手に取るようにわかる操
縦性の良さは、トータルバランスが高い証です。
高田さんは「欲張りなおっさん仕様だから」と言って笑われてますが、やっぱり強欲(すいません)です
ね(笑)。その恩恵に預かってこれほど楽しめるのですからとてもありがたいことです。
[ CB250R/NWJCツーリングマスターComp2台でキャンプ ]
高田さんと合流する途中のSAまで少しの区間で高速を使います。そこまでは高校生のころから走りなれ
た裏山のワインディングを抜けるのですが、フル積載とは思えないほど軽快で楽しい!
高速でも抜群の直進安定性と決して遅くはない必要十分な動力性能を発揮します。
高田さんと合流してSAからキャンプ場は30分ほどの距離で近く、ほどなく到着。
キャンプ場で、ブリテッシュRグリーンとオレンジのCB250R/NWJCツーリングマスターCom
pが2台並ぶと、とても良い感じです。
最上級の塗装を施すことで高品位になり、メーカーの言う「大人の感性に響く」となった車両を見ている
と、メーカーのサイトでの主張には違和感があり、ずいぶん隔たりがあるなあと思うのです。
フル積載でもバイクの取りまわしが軽い!これだけ自在に押し引き出来るのは、カブ110NWJCコン
プリートとこのCB250R/NWJCツーリングマスターCompだけですね。
テントを張りマキ割も終えてキャンプのセッティングが完了して焚火台に火を入れ、食事も済ませて、い
よいよバイク屋のバイク談義が始まります。
高田さんは、「俺から遊びをとったら何も残らん人だから」といつも言われています。しかし、高田さん
が楽しめるように仕上げたバイクは、自らの実体験に基づくといつも言われているように、コンセプトの
「速さより心地よさ」はブレることがなく、拘りも半端じゃないですね。
CB250R/NWJCツーリングマスターCompをはじめ、カブ110NWJCコンプリート、トラ
イアンフ空冷モダンクラシックなど、バイク屋のバイク乗りならではのモディファイや独自のメンテナン
スに関する裏話やマル秘情報などで盛り上がり楽しい時間を過ごしました。
焚火台、重かったですが役に立ちましたね(笑)
[ CB250R/NWJCツーリングマスターCompでお気に入りの林道を走る ]
2日目は、僕が好きで良く訪れる日本海側の林道へご案内です。日本海側へ出るまでは信号の少ない快走
ルートをひた走ります。
どのルートにもジャストフィットするCB250R/NWJCツーリングマスターCompの走りを堪能
しながら、途中で少し荒れた脇道を発見、Uターンをして入り込むことにしました。
「おいおい、ちょっと!どこへ行くんや〜」高田さんの声を聞きながら、落ち葉の絨毯の上へ入り込むと、
落ち葉で見えなかったのですが、下はぬたぬたの泥濘地で少しバイクが沈むような感触でズルズルと来て
スリップするところもあります。
しかし、足をつきつつ、ゆっくりと丁寧にアクセルを開けるとグリップして前へでる感覚がはっきりと判
ったので、クラッチは不要でアイドリング付近でグリップさせてトコトコと前へ前へと。
自分でもこの先はどうなることかと思っていましたが、ダメならUターンすればええんや、とお気楽です。
前回の木曽路ツーリングで経験済みですので(笑)やっぱり楽しいわ〜CB250R/NWJCツーリン
グマスターComp。
少し走ると、幸い元のルートに出たので、日本海側へ進みます。ここからも信号のない楽しいルートが続
いた後、磯の香、日本海が見えてきました。
海沿いを走りやがて林道に入ります。高田さんは「おいおい!!今度は林道かよ〜好きだねぇ〜。一人で
行くんだろ!?」と冗談を言いながらニコニコと楽しそう。黙っていてすいません。(笑)
少し前に走った時よりアスファルト区間が延びていましたが、すぐダートに。小石が多い硬い路面をなん
なく進み、日本海を一望できる東屋に到着。
途中のコンビニで買ったおにぎりとサンドイッチでランチタイムです。高田さんはどこかで汲んだ沸き水
を持参で、その水で煎れてもらったお茶は最高でした。
これどこで汲んだ水ですか?と聞くといつものように「ナイショ・・!?」と返ってきた。
余談ですが、高田さんのカブのトップケースに水タンクを取り付けてあるのは、湧き水を途中で汲んで景
色の良いところでコーヒーブレイク、数年前のカブでの列島縦断から始められたそうです。
好天に恵まれ、季節外れの暖かさ、目の前の日本海を見ながら、キャンプ地からここまで120km、相
変わらずのCB250R/NWJCツーリングマスターCompの素晴らしい走りについて高田さんと語
りながら良い時間を過ごしました。
食事を終えて林道を進むとハードな路面が次から次へと現れます。苔で緑色になったり、落ち葉がたまっ
てフカフカなところやたっぷり水を含んだ粘土質なところなどなど、まさに気負うことなく自由気ままに
フィールドを拡げて・・と、高田さんが提案するベテランも納得の楽しみ方ですね。
ライダーが丁寧に操作すれば、こんな悪路でもフル積載状態で進んでいけるバランスの良さで、安心感が
あり、ライディングの楽しさはこのCB250R/NWJCツーリングマスターCompでしか得られな
い特有のものです。
実はライディングポジションが絶妙なのもダートを楽しめる要因で、ノーマルシートは最悪で全くダメな
んですが、コンフォートシートでのハンドル位置はオン・オフの中間で、昔XRでエンデューロなど楽し
んでいたころに使ったレンサルの「リックジョンソン レプリカ」に似ていて、オフにはちょっと低い感
じですがオンには少し高いところが丁度良いんです。
余談ですがオフだけなら「ジェフワード レプリカ」ですよね(笑)
林道を抜け、最後の休憩ポイント熊川宿に到着。
ついつい面白そうな道を見つけてはウロチョロして、ブリテッシュRグリーンとオレンジのCB250R
/NWJCツーリングマスターComp2台で林道も楽しみ、「面白かったな〜」と喜んでもらえたので
良かったです。
鯖街道の熊川宿からしばらく走り、高田さんと別れて山越えルートで帰阪しました。
高田さん、2日間お付き合いいただいてありがとうございました。
[ カスタムとは真逆なCB250R/NWJCツーリングマスターComp ]
これほどまでに自分の心をつかんで離さない愛車になろうとは、今でも不思議な気分ですが、
荷物をドカッと積んでどこを走っても楽しめるのが良いんです。
お助け電子制御はABSだけのアナログバイクですから、ライダーの感性による丁寧な操作は木曽路の凍
結路面でも自在にトラクションを引き出せるエンジン特性を実感できて何よりでした。
アナログならではの人車一体で操る面白さは、トライアンフ スクランブラーNWJC2014仕様にも
似てスポーツライディングの醍醐味も存分に楽しめて、カブ感覚のノンビリ感も楽しめるんです。
軽量コンパクトな車格とオンでもオフでも使いこなせる250ccのエンジン特性は、一般道の常用速度
域でもある程度アクセルをワイドオープンにできて「頑張って走らせている」という雰囲気と「速さより
もうまく使いこなす」ためのスキルと感性が刺激されて、お助け電子制御に操られて勘違いすることもな
く、危険なことに遭遇することもありません。
これがCB250R/NWJCツーリングマスターCompの素晴らしいところです。
これは僕がかつて散々やっていた「カスタム」とは真逆で、カスタムは何かを特化させることでもあり、
やればやるほど走る場所や楽しみ方が限定されていきます。
それが更にエスカレートすると、やがて楽しめるのはサーキットやモトクロスコースなど決まった場所
で優劣を競うことになり、ライダーも張り詰めたギリギリの状態で走らねばなりません。
それが楽しいと思った時期もありましたが、ほんの短期間のことでした。
今の方が充実したバイクライフの日々を送れるのは、カスタムとは違って、NWJC独自の「可もなく
不可も無く何かに特化することの無い曖昧さ」とは、言い方を変えれば懐の深い万能のことだと、それ
はCB250R/NWJCツーリングマスターCompに乗って改めて思ったことなんです。
[ これからも楽しめるバイクを得て ]
こんなに楽しいバイクをどうやったら考えつくのか聞いてみると、自らが楽しむ為に想像力を働かせる
と創造力が高まり具体化できる!?そんな簡単なはず無いんですけど!?
バイク屋のバイク乗りとしての様々な経験を活かし、いわばバイクの「トータルコーディネーター」と
して、バイクを手にしてから具体的に楽しむことを提案できることも大切なことなんですね。
カブ110NWJCコンプリートやトライアンフ空冷モダンクラシックNWJC2014仕様を楽しむ
皆さんも、CB250R/NWJCツーリングマスターCompには通じるものがあるようで
「これなら良いわー!楽しめるやろなー!」
若いころ、エンデューロやトライアルなどやっていた仲間やビッグバイクを乗り継いできた仲間ほど興
味津々で、「楽しい楽しいと言ってるのわかるわー」「1台にするんやったらこれしかないなー」
僕が愛着を持って楽しんで、好きな色に塗り替えたコダワリも理解されていて、
「いつまでも楽しんで乗り続けられるバイクに出会ったんやね」とも言われました。
そうなんです。これから歳を重ねても無理をすることなく、ガンガン走って楽しみますよ。
そしてアナログで操っている実感に溢れた、カブ110NWJCコンプリート、NWJC2014仕様トライア
ンフ スクランブラーとともにいつまでもずっと大切にしていきたいと思います。
今後のレポートをお楽しみに。
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