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2020 12/12【 CB250R/NWJCツーリングマスターCompで木曽路を走る 】


先日、THさんのカブ110NWJCコンプリートTypeUのエンジンメンテナンスでNWJCさん

に伺った際、木曽路ツーリングの情報を小耳にしました。


なんでも高田さんはCB250R/NWJCツーリングマスターCompを走らせ、お仲間の皆さんは

全員SL230NWJCツーリングマスターで参加されるとのこと。


これは是非参加しなければ!(笑)高田さんに参加希望を熱くお話しすると快諾いただきまして、

前回の剣山スーパー林道を走って以来の距離を走れるツーリングになりました。


僕のCB250R/NWJCツーリングマスターCompは、高田さんのアドバイスを受けながら深化を

続けていて、NWJCスペシャルシート等これ以上ないお気に入りバイクとなり、極めつけは(笑)驚く

ほど素晴らしい塗装で僕好みの色にしてもらい、一生手放せない相棒が出来ました。



この相棒での木曽路ツーリングをとても楽しみにしていて、60のおっさんが数日前からゴキゲンで

そわそわしていると家族から気持ち悪がられました。


早朝自宅をスタートして2時間ほどの高速走行はNWJCオリジナルスクリーンおかげで快適そのもの。

距離を重ねるごとにスムーズになるエンジンと今日までに深化させたところがベストマッチしているこ

とが確認できて、最高の気分でNWJCさんに到着。


正直250ccのバイクにこれほどぞっこんになると思ってもみなかったので、自分の脳内変化に驚い

てばかりです。

高田さんとお話ししているとほどなく西邑さんがSL230NWJCツーリングマスターで到着され、

3人でスタート。途中合流しながら木曽路を目指します。




★NWJC高田さんの記事もアップされましたので是非ご覧ください!★

↓文字をクリックです。
★バイク屋の備忘録 :「 CB250RをNWJCツーリングマスターとしてマルチに楽しむ 」


[ 木曽路を走る ]



長野県は父親の実家があり、自分が幼いころ里帰りの際、一家4人車に乗って19号線の馬籠宿で蕎麦

を食べた記憶がある思い出深いところです。


「是より北 木曽路」の石碑で大矢さんと合流して、高田さんを先頭に馬籠峠のワインディングをヒラ

ヒラと走り抜けて、木曽路の街並みを散策するようゴーストップを繰り返し進みます。



バイクでこの付近は何度も走っているですが19号線を通り過ぎるだけで、こんなに歴史を感じさせる

趣ある風情が残っているなんて、今まで思いつくことも気づくこともありませんでした。





木曽路は昔の街並みを大切に後世に伝えようと日本遺産に登録されているとのこと。普段では思いつく

ことも無い歴史探訪をさせて頂いてとても新鮮です。



CB250R/NWJCツーリングマスターCompは快調そのもので、軽さとコンパクトさと低速の

粘りで本領発揮し何度もゴーストップを繰り返し、何回もUターンしましたが楽々です。



途中、SL230NWJCツーリングマスターに乗る飛騨のアツシさんと合流しこれでCB250R/

NWJCツーリングマスターCompが2台、SL230NWJCツーリングマスター3台が揃いました。



アツシさんからの路面情報で少し早めの昼食になり、飛騨のアツシさんはアフリカツインのオーナー(!)

でもあるとのことで、高田さんから「何でアフリカツインで来てないんや」、と言われて、

「もうあちこち凍結して雪もあるしこれから行く峠なんかあのデカいアフリカツインで行く気にもならん。

もしアフリカツインやったら、ここで飯食って帰るわ」(一同爆笑)


また、難関の峠道を無事に越えて、「是より南 木曽路」の石碑の先の洗馬宿から飛騨へ向かうアツシさ

んは、「アフリカツインで走れなかったことが心残りやなぁ」(一同爆笑)と、軽く冗談をとばされてお

別れしました。


西邑さんもかつてBMW1100GSのオーナーで林道をバンバン走る強者でおられて、「もうあんな

バイクで林道は走る気にならんわ」、と言われてBMW R100CSとSL230NWJCツーリング

マスターを楽しんでおられ、「1台だけならこれしかないな」と、CB250R/NWJCツーリング

マスターCompがかなり気になるご様子でした。



さて、昼食後は本日の最難関となった峠を目指します。気温はグングン下がり、道路情報板はなんと3度。

国道の周囲には雪があり、山影で路面一部は凍結しています。


その峠は未舗装で車一台分の細い林道とのことで、剣山に続いてのオフロード走行をとても楽しみにして

いたところです。林道の入り口はかなり複雑で、一回で覚えられそうにありません。


高田さんについていくと、水たまりには氷が張り周囲には雪で嫌な予感。前方はすでに一面凍結路と化し

ていました。




[ CB250Rの旅仕様がCB250R/NWJCツーリングマスターCompです ]



雪や氷と、たっぷり水を含んだ粘土質のぬたぬたの林道にちょっと身構えましたが、CB250R/N

WJCツーリングマスターCompは1速アイドリング、クラッチ不要でトコトコと確実にグリップして

進んでいくではないですか。 ここまで低速トルクを引き出せるなんて、正直驚きました。



そこからホイルスピンしないようじわっとアクセルを開けると、ちゃんとトラクションがかかり、劣悪な

路面をグイグイ登る!もちろん、足つきもよいので危険な場面は足をつきながら進みます。



軽さとコンパクトさは、ギャップではスッとスタンディングできるポジションの良さも再確認。

特に今回NWJCスペシャルとなったシートは最高!超快適です!


これは楽しい!高速もOK、ワインディングも操っている実感に溢れていてとても楽しいし、ロードモデ

ルのCB250Rが深化するとオフロードでもこんなに楽しいなんて・・・・・新車で初めて乗った時と

は天と地ほどの差を感じ、こんな経験は初めてや・・・・・乗るたびに感動です。



フロントの接地感は素晴らしく、轍にフロントをとられることも少なく、苦労なくグリップするラインの

通りに進んでいけるのは、オフロード車でも経験が無かったので、オンロードのバイクをここまで仕上げ

ているなんて、CB250R/NWJCツーリングマスターComp恐るべしです。



こんな路面でも楽しめるとは、まさに道を選ばずのマルチパーパス。休憩所の広場に到着すると泥だらけ

のCB250R/NWJCツーリングマスターCompがなんともいい感じ。



皆で談笑しながらもCB250R/NWJCツーリングマスターCompのポテンシャルの高さに驚いて

いました。今回は日帰りですので荷物は少ないですが、前回のフル積載であっても問題なく走れるのを確

信しました。


そこから引き返すのですが、今度は下り!クラッチをほとんど使うことなく、エンジンブレーキでじわじ

わと下れば滑ることはありません。これはトータルバランスの良さのなせる業ですね。



途中、工事で何枚も鉄板を重ねた上に泥が堆積しているという最悪な場面に遭遇しましたがなんなく通過。


どんなに低速であっても半クラッチを使うことも無くエンストの兆候を見せない粘りのある特性など、

これが不満の塊だったあのホンダCB250Rなのか、乗り始めた頃との違いには驚くばかりで、まったく

の別物へと深化しています。



僕のCB250R/NWJCツーリングマスターCompのお気に入り度合いは最高潮に達したままなん

ですよ。


今回の走行距離は749km、平均燃費31.2km/lと、300km以上の航続距離があるのも良い

ですし、今までに乗った大排気量全車含めても一番疲れないのはすごい!

カブ110NWJCコンプリートに乗った時と同じ衝撃をうけました。



[ 皆さんの走りに驚く ]



今回、僕と高田さん以外はSL230NWJCツーリングマスターで参加されていましたが、皆さんNW

JCさん独自の「トレッキングごっこ」を体験されているとのことで、皆さん体の使い方、トラクション

のかけ方、バランスのとり方に無駄が無く、後ろで見ていてとても勉強になりました。

バイクは常に安定していて危ないところが全くないのは驚きです。

もちろん、NWJC拘りのメンテナンスで全車グッドコンディションにあるのは言うまでもありません。



最年少の大矢さんのバイク歴はまだ5年ですが、NWJCさんでSL230ツーリングマスターに乗り始

めて3年目で、トレッキングごっこを体験したのは今年のGWが初めてと言われてましたが、林道ツーリン

グの経験も無くそれであの路面を走れるのは脅威で、大矢さんのSL230NWJCツーリングマスターは

5万キロを超えているとの事でしたがグッドコンディションで、大矢さんとバイクによる一体感を目の当たり

にしました。



高田さんのリードの仕方や、仲間に何かあるとすぐフォローに入る連携や数台でまとまって走るときの

それぞれの位置関係も素晴らしく、バイク屋として得るものがたくさんありました。

最後尾を走る西邑さんには随分フォローしていただきました。ありがとうございます。


今後のRBRのツーリングの際には学んだことを心掛けていこうと思います。


[ 素晴らしいNWJCマルチパーパスはバイク旅を楽しめる特別仕様 ]



今回の木曽路ツーリングは前回の剣山スーパー林道よりも距離は短いですが路面の状況などでハードに

なりました。剣山のように道幅も広く締まったグリップの良い路面とは全く違う、本当にグリップさせ

るのが難しい路面ばかりなのは20数年前のエンデューロコース以来です。


前を行くSL230NWJCツーリングマスターも素晴らしく、オフに入り険しくなればなるほど空冷シ

ングル2バルブエンジンの特性を発揮して水を得た魚のように走り、これがフル積載であっても走れるN

WJCツーリングマスターの実力です。



CB250R/NWJCツーリングマスターCompとはオンロードベースとオフロードベースの違いは

ありますが、このマルチパーパスぶりは旅仕様としても共通していてフル積載でもそうでなくても、走る

場所を選ばない楽しさでいっぱいです。



[ ライダーにとっての「安全」 ]



また、CB250R/NWJCツーリングマスターCompにはABSはありますが、それ以外は極めて

アナログなバイクで、それが乗る楽しさに直結しているのが解ります。


丁寧なアクセルワークでトラクションをかけるのもライダーであり、安全にブレーキングするのもライ

ダー本人です。


このバイクに乗り、今回のように様々な経験をされた人たちに囲まれて走ると、大矢さんのように

僕もそうですが、ライディングスキルが上がっていくことを実感します。


この経験を積み実力がついてくれば少しずつ走れる場所も広がっていきます。これは安全にも直結して

います。


これを体験すると今の新型車のお助け電子制御満載は、ライダーを勘違いさせ危険であり、間違っている

のが解ります


この風潮は、バイクメーカー、バイクに関わる雑誌等の媒体とバイク屋がお客さんを育てることを放棄し

た証明ともいえます。


毎日のようにバイクによる死者が絶えないのは、安全を勘違いさせているメーカーと、いい加減な情報を

垂れ流す雑誌等の媒体、それを利用するバイクに乗らないバイクショップが原因だと、バイク業界はいつ

気付くのでしょうか。


僕はこうやって少しでもNWJCコンプリートシリーズに関わらせてもらい、このことが解っただけでも

本当に良かったと思っています。


CB250R/NWJCツーリングマスターComp、カブ110NWJCコンプリート、トライアンフ

・スクランブラーNWJC2014仕様を通して、いつまででも楽しく続くバイクライフをお客さんたち

と一緒に広げていきたいと思っています。










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